テレンス・リーの現在!逮捕され傭兵が嘘だとバレる?本名や正体とは
テレンス・リーは傭兵の経験を活かした知識で『ホンマでっか』等のTVで人気となったタレントです。傭兵経験は嘘との話や、セクハラで所属事務所を解雇されたとの噂もあります。トクマ氏の応援演説での公選法違反の逮捕も含め、テレンス・リーの正体、本名や現在を追いました。
テレンス・リーとは
【容疑を認める】テレンス・リー容疑者を再逮捕…別の場所の応援演説でも報酬https://t.co/YTrQ50CR6z
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 16, 2016
再逮捕容疑は公示後の6月下旬、東京都渋谷区内で候補の応援演説をした際、5万円を受け取ったとしている。 pic.twitter.com/zI5iOzbqRX
テレンス・リーは、元傭兵であり、他にも作家や軍事評論家、危機管理コンサルタントなど数多く経歴や肩書を持つタレントです。
日本人には珍しい傭兵の経験や、経験を生かした幅広い活動が注目を集めるとTV出演などのオファーが増え、芸能事務所と契約を交わし、フジテレビ系列の『ホンマでっか!?TV』を初めとしたメディアを中心としてタレント活動を行うようになりました。
いかつい容姿にサングラス姿がトレードマークのテレンス・リーはその特徴的な風貌と豊富な知識によって、あっという間に認知度が上がりました。また、サングラスを掛けている理由は傭兵時代に右目を失明したためだと後に語っています。
プロフィール
冒頭陳述で明らかになったテレンス・リーの素顔 「傭兵時代に右目を失明」「テレビ出演は当時3本。生活苦しかった」https://t.co/Gmp78MZD9v #テレンス・リー pic.twitter.com/NC8ocAaPDp
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 17, 2016
・愛称:テレンス・リー
・本名:加藤 善照
・生年月日:10月30日
・現在年齢:54歳
・出身地:神奈川県
・血液型:B型
・活動内容:タレント、軍事評論家、元傭兵、作家、危機管理コーディネーター、危機管理評論家など
・事務所:オスカープロモーション(逮捕後に解雇)
テレンス・リーの経歴
テレンス・リーは1964年に神奈川県で生まれ、横浜の下町で育ったのちに立教大学文学部史学科へ入学しました。大学時代には輸入雑貨の買い付けでイギリスのロンドンに渡航し、その際に傭兵にスカウトされたそうです。
彼は約10年間の傭兵生活を初めとして様々な職業を経験してきました。傭兵を引退した後は傭兵時代の同僚に誘われたボディーガードの仕事を行い、その後危機管理コンサルタントや作家活動をしてきました。
テレンス・リーはそれらの幅広い活動が認められ、コメンテーターとしてテレビにも出演するようになり、以降メディア活動の幅を広げていきました。
10年間傭兵として活躍
テレンス・リーは大学時代の1983年に輸入雑貨の買い付けのためロンドンに渡航し、そこで傭兵にスカウトされました。傭兵時代は訓練だけではなく、実際に南中米やアフリカなどで戦いに参加しており、おおよそ10年ほど傭兵として活躍をしていたそうです。
訓練時代は月5、6万だった月収が実戦部隊に入るころには年収350万に上がり、単発の案件の中には4ヶ月の準備期間に実行4日間で9000万円もらえるようなものもあり、そういった案件をこなせばかなり高額の報酬もらえたようです。
また、傭兵時代はフランス外人部隊に所属していたテレンス・リーはその間に柔道や剣道、合気道の段位を取得していると本人が語っています。
その後はさまざまな職業を経験
テレンス・リーは1992年に傭兵を引退した後、傭兵時代の戦友に誘われアメリカでボディーガードをしていました。俳優や資産家、スポーツ選手などの護衛をしていたそうですが、一年足らずで日本に帰国し、日本に帰ると自身の経験を活かし執筆活動を行いました。
日本では日雇いのアルバイトや予備校の講師もしていたそうです。政治経済、現代国語、日本史などを教え、映画にも精通していることから映画評論家としての評価も得て、多摩美術大学や日本映画学校などで非常勤講師も務めていました。
また、2000年には危機管理コンサルタント会社の「テレンスリー パーソナル プロテクション サーヴィス」を立ち上げストーカーやDV被害者の救済活動を始めました。
「ホンマでっかTV」など番組に多数出演
明石家さんまさんの「ホンマでっか!?TV」の番組企画にてソウルアローダンススクールのダンスレッスンが紹介される予定です。 https://t.co/kIacFJACg0 pic.twitter.com/SIYeuMRuHD
— ソウルアローダンススクール (@soularrow_dance) February 25, 2019
テレンス・リーはその広い分野での活動が認められ、2002年に週刊誌に取り上げられたことがきっかけとなり、テレビ出演のオファーが来るようになりました。その後、芸能事務所に所属した後はバラエティ番組などへの出演も大きく増えていきます。
中でも『ホンマでっか!?TV』では個性的なキャラクターがバラエティ番組としても映え、世間一般でも広く認知されるようになるきっかけとなりました。
また、2013年にはテレビ東京系ドラマ『殺しの女王蜂』にも出演し、地方ラジオ局で番組のパーソナリティを務め、他にも様々な番組にゲスト出演をするなど活動の幅を広げました。
テレンス・リーのこれまでの騒動
メディア出演で一躍有名になったテレンス・リーですが、知名度が上がるとともに問題や疑惑が浮上してきました。その一つが女性に対するセクハラ行為です。写真情報誌にて情報が公開されるとともに事務所をクビになるなどし、彼の活動に大きく影響を及ぼしました。
本人は否定していますが、別の事務所と契約をした後にもセクハラの被害を訴える女性がいたことから、彼の言い分を信じるのは非常に難しいことだと言われています。
また、一般人から暴行を受けた際には多くの格闘技の有段者であるにも関わらず、身を守れなかったことから段位を保有していること自体への疑問の声が多く上がりました。
酔っ払いに絡まれ全治4週間の大けが
テレンスリーの仲間だったのか、、、 pic.twitter.com/52VVDAjB4Y
— 🌟ひかゆう🌟 (@yotmyeb) July 31, 2018
2009年12月にテレンス・リーはJR相模原駅の周辺で一般人の男から暴行を受け、顔面に全治1カ月の重傷を負いました。自転車で走行中に接触したことがきっかけで、当時42歳の男性とトラブルになったそうです。
警察は現行犯でアルバイトの男を逮捕しましたが、危機管理や護身術に関するエキスパートとして当時沢山のメディアに出演していたテレンス・リーが一方的に殴られたという事件はニュースでも取り上げられました。
しかし、本人は正当防衛だとしても手を出したら相手が危険だと弁解しています。また、以前に若者に居酒屋で絡まれた際に手首を捻ったら相手に騒がれ、誤解を解くのに半日掛かったことがあるそうです。それ以来、自分から手を出さないと決めたと語っています。
セクハラなどの女性問題
2015年に写真情報誌「FRIDAY」にて、女子大生に性的交渉を強要したとして被害届を出されていることが報じられました。
テレンス・リーと女子大生はインターネットを通じて知り合い、シンガーソングライターだという彼女とジョイントライブを計画していたそうです。女子大生はテレンス・リーから性欲処理係のように扱われ、ライヴの出演を拒否するとラジオで「殺すぞ」と罵倒されたと主張しています。
しかし、テレンス・リーは事実無根と主張しており、彼によれば実力不足の彼女のために特訓も沢山行ったのにドタキャンされ、ライブハウスからも高額な違約金を請求されたと語っています。
所属していた事務所を解雇に…
テレンス・リーは「FRIDAY」の報道があった後すぐに当時の所属事務所のホームページから名前が消え、本人のブログも閉鎖してしまいました。事務所側は3月11日に、テレンス・リー側から業務提携の解除の届け出があったと話していますが、クビにされたと話す者もおり、実際はどのような話し合いが行われたのかは分かっていません。
その後、別の芸能事務所と専属契約をしたテレンス・リーですが、そこでも翌年の5月に解雇されてしまっています。元所属事務所の関係者によれば、同事務所所属の女性タレントへのセクハラが原因だそうです。
「FRIDAY」の件については本人が強く否定しており、新しい事務所側はテレンス・リーの言い分を信じての契約だったそうなので再びのセクハラ問題の浮上に激怒したそうです。
テレンス・リーの逮捕騒動とは
テレンス・リーは2016年7月に幸福実現党から東京選挙区で出馬したトクマ氏の応援演説を行い、見返りに報酬を受け取ったとしてトクマ氏と共に逮捕されました。
この件に際し、警視庁捜査2課は報酬の資金源が幸福実現党の本部から出ている可能性があると疑い、公選法違反の容疑で幸福実現党本部の家宅捜索を行いました。
しかし、これは異例の事態で今までに公選法違反によって党本部への家宅捜索が行われたことはありませんでした。その時の参院選で自民党が幸福実現党次第で勝てるかどうかだったとの噂もあり、政治的思惑が疑われるなど、とても注目を集めました。
幸福実現党のトクマ氏の応援演説による報酬容疑
テレンス・リー逮捕から幸福実現党家宅捜索に繋がるのは草 pic.twitter.com/q8Md45sUY0
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) August 2, 2016
テレンス・リーは幸福実現党のトクマ氏の応援演説を行った際に一度につき現金およそ5万円を受け取ったとして公選法違反の疑いで逮捕されました。逮捕によって本名の加藤善照という名前と共に、サングラスの下の姿もニュースで大きく報道され、ワイドショーでも取り上げられました。
金銭を受け取ったこと自体はテレンス・リー本人も認めていますが、報酬だとは思ってないという旨の供述をしており、故意に法律違反を犯したことは否認しています。
Twitterでは納得していない様子も…
とてもお世話になった人がいる。言葉に尽くせないほど世話になった。その人から頼まれ事をされた。不本意な事だけれども断れるはずがない。結果、騒ぎに巻き込まれ蜥蜴の尻尾にされた。恩義は恩義だけれども。。。しかも世間様の批判は自分が一身に浴びると。それでも貴方は我慢しますか?
— テレンスリー (@LeeTerence) 2016年7月21日
テレンス・リーの当時のツイートによると、お世話になった人に頼まれて応援演説を行ったと話しており、逮捕や世間からのバッシングについて納得がいかないというような呟きをしています。本人はを支持しているわけでもなく、恩義のために演説を行い、結果的にトカゲの尻尾切りをされてしまったと語っています。
もし、これが本当だとしても金銭を受け取った時点で選挙法違反に当たるため、逮捕は免れなかったことでしょう。また、恩義のために演説を行ったのなら謝礼を受け取るべきではなかったのでは、との指摘もあり、彼の呟きは言い訳に過ぎないと厳しい声が相次ぎました。
テレンス・リーに下された判決
テレンス・リーこと加藤善照は参院選の候補者、幸福実現党より出馬したトクマ氏をを応援した見返りに現金を受け取ったとして、公職選挙法違反の罪に問われました。2016年10月31日に東京地裁にて初公判が開かれ、加藤善照被告に懲役10月、執行猶予2年、追徴金10万円の有罪判決を下しました。
担当した中島裁判官は判決の理由として政治理念に基づいた演説ではなく、タレントとしての知名度を利用した悪質な犯行である、と述べており、本人も起訴内容や判決を認め、控訴は行われませんでした。
テレンス・リーの傭兵は嘘?正体は
セクハラ問題や逮捕といった悪いニュースが流れたことで、テレンス・リーの経歴そのものについても本当かどうか怪しいとの指摘が頻繁に見られるようになりました。
また、本名が報道されたことで「傭兵ではなくバーの元マスターをしていた」という証言をする人が現れたり、過去の発言の矛盾点を指摘する声も上がっています。傭兵経験も10年と語っていますが、以前は短期間だったと言っていたこともあり、傭兵期間に虚偽があるとの指摘や、経験自体が嘘なのではないかという意見まで聞こえるようになりました。
逮捕により本名や素顔が明らかに
おはようございます。
— げんこつさく太郎 (@maiuuumaiuuu) March 24, 2019
テレンスリーです!!! pic.twitter.com/GzIs2RSP7K
テレンス・リーが逮捕された際に本名は加藤善照であることが報道されました。「テレンス・リー」という芸名は傭兵をしていた際のコードネームの一つだったと以前に本人が語っています。
また、逮捕され、連行される様子の映像が流れたことで、今まで常にサングラス姿でメディアへ出演していたテレンス・リーの正体が明らかになりました。初めてメディアに晒されたテレンス・リーの素顔はサングラスがないだけで「別人のようだ」「誰だかわからない」と多くの人が反応を示しています。
傭兵への疑惑が深まる
テレンス・リーは1983年にイギリスで傭兵にスカウトされ、南中米やアフリカで実践に参加していたそうです。また、カラシニコフ小銃を扱いスナイパーとしての腕前は天才的だと本人が語っています。
しかしながら、逮捕やセクハラ問題などでテレンス・リーにとってマイナスな報道がされると、様々な憶測が疑いの声が多く聞かれるようになりました。
実際は公職選挙法違反罪の際の裁判の中の陳述で、傭兵であった経歴は事実であると認定されています。それでも、彼自身が語る経歴の多くは事実を裏付ける証拠はなく、発言のどこまでが本当であるか真相は謎のままです。
現在はメディア出演はない
2003年頃からTV出演をし、『サンデー・ジャポン』や『ホンマでっか!?TV』、『いきなり!黄金伝説。』などを始めとした多くの番組に出演をしていた彼でしたが、FRIDAYでセクハラ問題が取り上げられるとそれ以降ぱったりとテレビの出演はなくなってしまいました。
2016年に公職選挙法違反に逮捕されたこともあり、その後もメディアでの活動はなく、2019年現在でもテレンス・リーのメディアやテレビへ出演はありません。
テレンス・リーの今後の動向に注目!
テレンス・リーは元傭兵の経験や様々な経歴を持つことが着目され、2003年頃より沢山のテレビ番組などに出演してきました。しかし、知名度が上がるとともに女性問題や騒動が報道され、その経歴自体も疑われるようになりました。
とはいえ、疑わしい部分や報道の内容についても本人が否定していることもあり、真相は明らかになっていません。もし、テレンス・リーの言い分が正しいのならば同情すべき部分もありますが、公職選挙法違反罪を犯すなど言い逃れができない違反を犯しているのも事実です。
現在、テレンス・リーの活動などは自身のTwitterで知ることができます。公の活動はないテレンス・リーですが、充実した私生活が垣間見えます。今後、テレンス・リーがどのような活動をしていくのか、是非注目したいところです。
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