沙織事件の概要とその後!18禁の誕生のきっかけとは【画像】

沙織事件のその後についてご存知ですか。沙織事件は『美少女達の館』の無修正画像がきっかけで、18禁規制が誕生したと言われています。事件当時、アダルトゲームやエロゲと呼ばれるゲームが人気でした。事件の犯人として逮捕された人物は誰なのか、その後などをご紹介します。

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目次

  1. 1沙織事件とは
  2. 2「万引き事件」が「沙織事件」となった時代背景
  3. 3沙織事件で規制されたアダルトゲーム(エロゲ)【画像】
  4. 4沙織事件での真の犯人とは
  5. 5摘発されたゲーム販売会社の対応とその後
  6. 6沙織事件がもたらした世間への影響
  7. 7アダルトゲーム業界に一石を投じた沙織事件

沙織事件とは

1991年に起きたとされる沙織事件をご存知ですか。沙織事件は当時ネット上で流行していたアダルトゲームや、エロゲと呼ばれるゲームが関係している事件と言われています。この沙織事件を受けて、18禁のゲームを発売している業界には大きな衝撃が走ったようです。そのため、現在でも度々沙織事件がネット上の話題として上げられることがあります。

また、沙織事件では数多くのアダルトゲームに規制がかかるなど、世間では大きな変化が起きたことでも有名です。なぜ沙織事件が起きてしまったのか、そして沙織事件がどのような影響をもたらしたのかについて詳しく掘り下げていきましょう。

事件のきっかけは中学生の万引き

沙織事件の発端は、中学生があるアダルトゲームを万引きしたところから始まります。現在でも多く出回っているアダルトゲーム、いわゆる18禁ゲームは、美少女などが登場することで有名です。アダルトゲームを性の目的として購入する人もいれば、感動する内容を一目見たいと購入する人もいます。

しかし、内容がどれだけ良かったとしても所詮はエロゲと呼ばれるゲームです。そのため、未成年による購入は禁止されていました。また、当時は未成年でも購入できていたことが事件を大きくするきっかけとなっています。

万引きしたゲームの内容が問題に

ある中学生がアダルトゲームを万引きしたことにより、ゲームの内容が問題視されるようになりました。昔は今ほど規制が激しくなかったため、18禁のゲームの中には今では販売できないような内容のものも多く販売されていたようです。そして、中学生が万引きしたゲームの内容は、性器にモザイク処理がされていなかったことが問題として上げられました。

ゲームの販売元の社長が逮捕される

沙織事件の当時は性に対する規制が明確ではなかったため、どのように販売していいのか疑問が持たれました。そして、沙織事件で逮捕されたのは性器部分にモザイクの処理をしていなかったという理由で、ゲームの販売元である社長が逮捕されてしまうこととなったようです。

「万引き事件」が「沙織事件」となった時代背景

沙織事件が起こるまでは、いわゆるエロゲと呼ばれるゲームが数多く普及していました。そのことから、アダルトゲームの内容がきっかけで逮捕に至ると考えていた人はいないのではないでしょうか。普通であれば、中学生が万引きをしたことで処罰を受けて終わりです。沙織事件にまで発展したのには、時代背景が関係していると言われているようです。

その時代背景を理解することにより、なぜ沙織事件が起きてしまったのかを理解することができるのではないでしょうか。

連続幼女誘拐殺人事件

万引きされた18禁ゲームが原因で販売元の社長が逮捕されましたが、その背景には連続幼女誘拐殺人事件があると言われています。沙織事件の当時は今よりも18禁ゲームが普及しており、幼女に対して性的暴行を行ったり誘拐をする事件が多発しました。大きく問題となったのは、東京と埼玉で起こった連続幼女誘拐殺人事件なのではないでしょうか。

この事件はオタクやロリコンと呼ばれる男性が事件を起こしたことで、オタクやロリコンは犯罪者予備軍として見られてしまいます。その後も「オタクは性的犯罪を犯す」と批判され続けました。

パソコンの低普及率

現在ではパソコンやスマートフォンが普及していることから、ある一定のものに執着を見せるオタクが悪いことではないと判断されました。しかし、沙織事件が起きた当初はパソコンの普及率があまり良くなく、「オタクは全員同じ」との見方が持たれていたようです。

そのため、上記の事件などを受けてアダルトゲームを購入するオタクは将来犯罪を犯す、などと偏った偏見を持たれていたようです。

刑法177条を題材としたゲーム論争

強制性交罪は刑法177条にあたります。この刑法177条を題材としたゲームが問題となってネット上で論争が繰り広げられており、現在では規制するべき性的な内容が含まれている内容でした。そのゲームのタイトルは『177』で、全体的に批判の声が多かったようです。

この問題が国会で取り上げられており、かなり大きい問題だったと言えるのかもしれません。そんな中で沙織事件が起こってしまったため、大きな事件になってしまったと考えられるのではないでしょうか。

沙織事件で規制されたアダルトゲーム(エロゲ)【画像】

沙織事件では、中学生が万引きしたゲームが原因で販売元の社長が逮捕されました。しかし、規制が明確ではなかったため、他のアダルトゲームも規制の対象となったようです。上記でも述べたように加工処理がなされていなかったり、性的表現の規制が厳しくなったことから、多くのアダルトゲームが世から消えることになりました。

では、実際にどのゲームが規制の対象となってしまったのでしょうか。

①『沙織ー美少女達の館』

沙織事件が起こった1番の原因とされている『沙織ー美少女達の館』は、すぐに規制されることになりました。『沙織ー美少女達の館』の内容は少し歪んでおり、同性愛者や近親相姦を表現していました。それ以前に、性器を隠していない内容が規制の対象となったようです。

『沙織ー美少女達の館』は後に18禁と呼ばれる規制が作られるきっかけとなった事件ですので、逮捕された犯人としては不服ですが、現在のような規制が完成した背景には『沙織ー美少女達の館』があったからと言ってもいいのかもしれません。

②『ドラゴンシティX指定』

18禁制限がかかっていないゲームが多数あり、『ドラゴンシティX指定』もその1つです。沙織事件が起こったことにより、『ドラゴンシティX指定』は自主回収するとともに販売中止にまで追い込まれてしまいました。そのため、沙織事件がなければそのまま販売を続けていたことでしょう。

このゲームは1991年1月に発売されており、男性の性欲を満たすために生まれた都市が舞台となっています。性的な描写が多いため、現在ではきちんとした修正がなければ販売することができません。

③『天使たちの午後Ⅲ 番外編』

『天使たちの午後Ⅲ 番外編』と呼ばれるアダルトゲームも、沙織事件が起きたことにより自主回収をしてました。上記のゲームとは違い、『天使たちの午後Ⅲ 番外編』はしっかりとモザイク処理をした後に再販を果たしています。そして、作品名は『番外編』ではなく『反省編』とタイトルを変えたようです。

このゲームは1990年に発売されており、彼女がいるにも関わらず、気になった女子高生と付き合うというゲームです。女性の体がモザイク修正されていなかったため、現在では修正版しか購入できません。

④『天使たちの午後IV ~ゆう子~』

『天使たちの午後Ⅲ 番外編』を販売していたゲーム会社からは、『天使たちの午後IV ~ゆう子~』と呼ばれるアダルトゲームも販売されていました。ゲーム会社の名前は株式会社ジャストで、『天使たちの午後』のタイトルが付けられたゲームが主力でした。

このゲームは1991年に発売されており、教師として女子高に潜入する物語です。女性の体に対しモザイク処置が一切されていなかったため、先ほどと同じく再販になりました。

沙織事件での真の犯人とは

沙織事件が発覚したことにより、沙織事件の真の犯人は誰だったのかとの疑問を持たれることがあったようです。沙織事件では誰かが事件を起こしたわけでもなく、中学生が万引きしたゲームの内容が良くないことから、その販売元の社長が逮捕されることになりました。

沙織事件の犯人を様々な視点から見た時、どのような真実が見えてくるのでしょうか。

犯人①万引きをした少年

当時からアダルトゲームを未成年が購入できたと言われていますが、それでも万引きをしなければ手に入れられない子供もいました。そのため、思春期である中学生の見えるようなところにアダルトゲームを置いておくのは不適切です。ただ、万引きをした少年に関しては、万引きの犯人であることには間違いありません。

そのため、沙織事件は若者の罪に対する認識の甘さを実感させられる事件と言えるのではないでしょうか。

犯人②発売元の親会社社長

沙織事件の犯人として逮捕されてしまった販売元の社長ですが、会社はアダルトゲームに対して甘い見解を持っていたようです。また、販売元の社長が逮捕された理由としては、自宅で猥褻図画販売目的のものが押収されたからと言われています。これは、現在の児童ポルノ規制などにも繋がっていると言えるのではないでしょうか。

犯人③アダルトゲームへの罰則の甘さ

沙織事件の犯人は万引きした少年と、逮捕された社長だとの認識が多いはずです。しかし、実際に犯人として逮捕された社長以外にも、同じようなアダルトゲームを作っていた会社はあります。そのことから、アダルトゲームへの罰則の甘さにつけ込んでいたアダルトゲーム界に原因があると言えるのかもしれません。

沙織事件では偶然にも株式ジャストの社長が逮捕されましたが、違った形でアダルトゲームの存在が世に広まっていれば、他の人が逮捕されていたことでしょう。

摘発されたゲーム販売会社の対応とその後

沙織事件が発生したことにより、摘発されたゲーム販売会社があります。実際は多くのゲーム会社が対象となるはずなのですが、沙織事件では直接関与していたとされる2つのゲーム販売会社の対応に注目が集まりました。その対応やゲーム販売会社のその後についてご紹介します。

沙織事件当時、販売元の会社はモザイク加工をしていないことを売りにしていたようなので、それも摘発される原因となっていたのではないでしょうか。

対応①「キララ」のその後

有限会社キララとは、親元の株式会社ジャストから1987年に分社化した会社のことを意味しています。沙織事件が起こった後は、株式会社ジャストと結託をして摘発されたアダルトゲームに修正を加えました。中にはモザイク修正ではなく、下着を履かせるといった修正も加えられたようです。

そして、画像修正が終わった作品は次々と再販されるようになり、有限会社キララは名前を変更して有限会社アイデスとなりました。

対応②「ジャスト」のその後

株式会社ジャストに関してはその後、2001年に会社が倒産することとなりました。しかし、株式会社ジャストからは有限会社キララ以外にもF&Cや有限会社ジェイボックスが独立しているので、株式会社ジャストの名前はなくなってしまったものの、現在でも様々なアダルトゲーム会社があるようです。

特に、アダルトゲームブランドのPurple softwareからは、2019年3月29日に新作が発売されることとなっています。

沙織事件がもたらした世間への影響

アダルトゲーム界に衝撃を走らせた沙織事件ですが、その後も世間に大きな影響をもたらしたとされています。その影響は現在でも続いており、沙織事件が起きていなければ現在の安全なネット社会は普及していなかったはずです。では、沙織事件はその後どのような展開が繰り広げられたのでしょうか。

影響①コンピュータソフトウェア倫理機構の設立

沙織事件はその後、コンピュータソフトウェア倫理機構の設立という影響を与えました。コンピュータソフトウェア倫理機構とは、健全な作品の制作や販売を行うために審査が行われる機関を意味しています。このコンピュータソフトウェア倫理機構は、特に18歳未満を題材としたゲームを対象に規制がかけられています。

主に高校生やロリコンなどの言葉の使用が禁止されており、修正をしているものや、高校生と表記していないものであればコンピュータソフトウェア倫理機構には引っかからないようです。中には対策として、登場するキャラクターは全員18歳以上だとゲーム内に記載されている場合もあります。

影響②18禁というレイティング規制

大きな影響をもたらしたとされているのは、やはり18禁というレイティング規制が設けられたことなのではないでしょうか。18禁とは18歳以上しか購入できないことを意味しています。

また、以前はR指定と言われていた15歳以上しか購入できない表記がありましたが、廃止された後、12歳以上推薦や15歳以上推薦といった表記ができました。これにより、性的な表現がないゲームも審査しなければいけなくなってしまい、審査にはかなり時間を要したようです。

影響③ゲーム制作会社の倫理観の変化

コンピュータソフトウェア倫理機構の設立やレイティング規制は、アダルトゲームを作成している会社が集まって作られました。そのため、沙織事件を通してゲーム制作会社の倫理観が変化したと言えるのではないでしょうか。また、制作会社だけでなく万が一販売されたとしても流通させないように規制を設けました。

この倫理観の変化は現在でも続いており、コンピュータソフトウェア倫理機構の会員は142社にも上ると言われています。

アダルトゲーム業界に一石を投じた沙織事件

沙織事件は偶然にも中学生が万引きした作品がきっかけとなっています。もしも、その万引き事件が起こっていなければ、現在でもR指定などの年齢制限は設けられていなかったのかもしれません。そうすれば、ネットが普及した今、性犯罪に対して大混乱を招いていたことでしょう。

沙織事件の犯人として逮捕された社長も、この事件を受けてアダルトゲームに対しての見方が変わったはずです。沙織事件はアダルトゲーム界に一石を投じたと考えてもいいのではないでしょうか。

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すうこ

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