ジェヴォーダンの獣の正体とは【映画化されたフランスの事件】

ジェヴォーダンの獣事件の正体をご存知でしょうか。このジェヴォーダンの獣事件はフランスで起きた事件で、ゲームの『ブラッドボーン』や映画の題材とされています。ジェヴォーダンの獣事件では様々な見解が持たれているのですが、事件について詳しくご紹介していきます。

ジェヴォーダンの獣の正体とは【映画化されたフランスの事件】のイメージ

目次

  1. 1ジェヴォーダンの獣とは
  2. 2ジェヴォーダンの獣事件の概要
  3. 3検証!ジェヴォーダンの獣事件の謎【獣の正体】
  4. 4検証!ジェヴォーダンの獣事件の謎【英雄の正体】
  5. 5ジェヴォーダンの獣を題材としたメディア
  6. 6ジェヴォーダンの獣の正体の完全解決はない

ジェヴォーダンの獣とは

ジェヴォーダンの獣をご存知ですか。ジェヴォーダンの獣は、オオカミに似ている生物だと言われており、ジェヴォーダンの獣のせいで多くの人が犠牲になりました。現在ではUFOや宇宙人などの未確認生物に対して、賛否両論があります。そのため、未確認生物と言われているジェヴォーダンの獣に対しても、「本当に実在していたのか」との声があるようです。

しかし、ジェヴォーダンの獣の噂が広まっていることから、本当に実在していた可能性もあるでしょう。では、ジェヴォーダンの獣は一体どのような生物だったのか、ジェヴォーダンの獣出現によってどのような混乱が起こったのかご紹介します。

18世紀にフランスに出現した生物

オオカミに似ていると言われているジェヴォーダンの獣は、18世紀のフランスに出現しました。ジェヴォーダン地方と呼ばれる場所で見られたことから、ジェヴォーダンの獣と名付けられたのではないでしょうか。現在、ジェヴォーダン地方ではなくローゼル県の一部になっているようです。

また、1764年に現れたのが初めで、その後は1767年までの3年間でジェヴォーダンの獣の犠牲者が増え続けました。

女性や子供が襲撃された事件

ジェヴォーダンの獣による被害者は、主に女性や子供が中心だったと言います。その数は何と100人にも上ると言われており、ジェヴォーダンの獣の正体が分からなかったため、世間では当時混乱を招いていたことでしょう。

未確認生物との主張が大きいのですが、女性や子供を中心に襲撃していた事件だったことから、陰謀説もささやかれていました。この事件では、獣の正体を目撃した人もいるようです。

ジェヴォーダンの獣事件の概要

ジェヴォーダンの獣事件は、18世紀に起こったとされている事件です。世間では未確認生物との見方が濃厚なようなのですが、15世紀頃から18世紀後半にはフランスの首都やそのほかの地域で、オオカミによる被害が大きくなっていたと言われています。

そのため、ジェヴォーダンの獣はオオカミなのではないかとの噂も大きいようです。また、獣の正体を目撃した人も多くいます。では、フランスの一角で起きたジェヴォーダンの獣事件とは、一体どのような内容の事件だったのでしょうか。その詳細についてご紹介します。

フランスの田舎町で発生

ジェヴォーダンの獣事件は、フランスの田舎町で発生したことが始まりとなっています。1764年6月1日で、別の地域から来た女性が木の間から獣が現れて襲撃されそうになりました。しかし、周囲には農場があったため牛たちが獣を追い払ったようです。そのため、襲撃を受けた女性は間一髪で助かることとなります。

しかし、6月30日には当時14歳だった少女が犠牲者となって発見されました。この少女が初めて犠牲者として発表されたと言われています。ただ、6月1日に獣を目撃している女性がいたことから、犠牲者が発表される前にジェヴォーダン地方の山岳地帯で襲撃を受けた人物がいる可能性も否定できません。

標的は農作業中の女性や子供

初めにもご紹介したように、ジェヴォーダンの獣事件で標的となったのは女性や子供だと言われています。特に、農作業をしていた女性が犠牲者となりました。農作業中は周りに対して鈍感になってしまい、比較的少人数だったことも影響していることでしょう。

事件当時の正確な犠牲者の数は分かっていないと言われており、情報によって犠牲者の数が大幅に違っています。しかし、犠牲者が多いと言われている情報では300回以上も獣から襲撃を受けたとの噂もあるようです。そして、犠牲者は負傷者51人で死者が123人にも上ると言われています。

遺体の状態が悲惨

ジェヴォーダンの獣事件は、遺体の状態が悲惨だったことでも有名です。初めに発見された14歳の少女は、内臓が食い荒らされた状態で発見されたそうです。また、その後獣の犠牲となった人たちも、首がなくなっていたこともありました。しかし、捕食動物であれば生物の致命傷となる喉元を狙うはずです。

その部分が狙われていなかったことから、「オオカミではないのかもしれない」との説がささやかれます。また、ジェヴォーダンの獣事件では獣が関係していると言われていますが、遺体が完全に食べられていなかったことから、人間が惨殺した可能性が考慮され、政府による陰謀が関係しているともいわれていました。

国王が沈静化をはかる

ジェヴォーダン地方の山岳地帯で多くの犠牲者が発生したことから、当時国王であったルイ15世が沈静化を図ろうとします。そのきっかけとなったのは、6人で獣に立ち向かった人たちがいるとの情報を得ていたからです。また、フランス王は個人的にジェヴォーダンの事件に対して興味を持っていたとの話もあるようです。

国王は火縄銃を運搬していたフランソワ・アントワーヌに、獣狩りを命じます。そして、アントワーヌは1765年9月20日に体調が1.7mもあるオオカミを仕留めることとなります。その後、アントワーヌには多額のお金や称号が送られました。

獣の被害は続く

アントワーヌが大きなオオカミを仕留めたことにより、ジェヴォーダンの獣事件は沈静化されたと思われていました。しかし、3ヶ月もしないうちに新たな犠牲者が出てしまうこととなります。1765年12月2日には子供が2人重傷を負ってしまい、その後も10人以上の犠牲者が続出したようです。

このことにより、ジェヴォーダンの獣事件はオオカミによって起こされた事件ではないのかもしれない、と噂されました。また、事件が終わったと考えていた人たちは、新たな犠牲者が出てしまったことにより、再び襲われる恐怖に怯えることになります。

ジャンの襲撃で事件は終息

ジェヴォーダンの獣事件は、ジャンと呼ばれる人物により終息を迎えることとなりました。ジャンについては後に詳しくご紹介しますが、この人物は獣を思うように操ることができたと言われています。

検証!ジェヴォーダンの獣事件の謎【獣の正体】

これまでにジェヴォーダンの獣事件で、獣の正体が分からないとご紹介しました。しかし、その正体にはいくつかささやかれている噂があるようです。それについては上記でも述べていましたが、次は詳しくご紹介していきます。

未解決となっているジェヴォーダンの獣事件の真相を知るためには、獣の正体を検証する必要があるようです。では、獣の正体とは一体どのようなものだったのでしょうか。

①オオカミ説

フランスでは、当時ヨーロッパオオカミが出現していると言われていました。また、15世紀にはパリにオオカミが集団で襲っていたとも言われているようです。そのため、フランスの一角で起こったジェヴォーダンの獣事件もオオカミの仕業なのではないか、と噂されることが多くあったのではないでしょうか。

また、大きさ的にもアントワーヌが仕留めたオオカミと同じでした。そして、獣の正体を見かけたことのある人たちの証言からも、オオカミやライオンのように毛皮で覆われており、巨大な犬歯がはみ出していたとの証言が取れています。そんな中で、オオカミと犬の混血か狂犬病にかかったオオカミなのではないかとの説が一般的だそうです。

②未確認動物説

ジェヴォーダンの獣事件で見かけられていた獣の特徴はオオカミと似ているものの、一致していたわけではありません。また、肉食動物のような狩り方をしていなかったこともあり、未確認生物説がささやかれます。そして、1767年を境に獣が一切現れなくなってしまったことも、未確認生物だった説が濃厚になる理由なのではないでしょうか。

③人間説

上記でも少しご紹介したように、ジェヴォーダンの獣事件では獣ではなく人間説もあると言われています。獣の容姿がオオカミに似ていなかったことから、未確認生物説が濃厚になりました。しかし、未確認生物は実際に事件を解明することのできない要素となってしまうため、政府の陰謀によって起こった事件なのではないかと噂する人が多かったようです。

人間が関係していると言われる理由には、捕食目的ではない殺され方が多かったことも関係していると言えるのではないでしょうか。しかし、その詳細については未だ不明となっています。

検証!ジェヴォーダンの獣事件の謎【英雄の正体】

上記で、ジェヴォーダンの獣事件はジャンと呼ばれる人物によって終息を迎えたとご紹介しました。このジャンと呼ばれる人物は、なぜジェヴォーダンの獣事件を終わらせることができたのでしょうか。実際に獣に対抗した人たちがいたため、不可能なことではありません。しかし、ジャンは1人で獣を沈めたと言われているようです。

そのため、ジャンに対して疑問を抱く人も多くいます。では、ジェヴォーダンの獣事件で英雄と呼ばれるほどのことを成しえた、ジャンとはどのような人物だったのでしょうか。英雄と言われる傍らで、ジャンの自作自演説の可能性もあると言われていました。

①ジャンと村人の関係

ジャンと呼ばれる人物は、ジャン・シャストルという名前でした。事件当時は猟師として活躍をしていたのですが、村人との関係はあまりよくなかったと言えます。村の嫌われ者として知られていたため、ジャンが獣を退治した時も、村人たちはジャンの自作自演なのではないかと疑いをかけました。

しかし、その真偽は結局わからないままでジャンが英雄と呼ばれるようになったようです。

②祈りが終わるまでじっとしていた獣

ジャンがジェヴォーダンの獣事件を解決するべく、獣に立ち向かいました。しかし、その様子があまりにも異様だったことから、上記でも述べたようにジャンの自作自演説がささやかれることなります。ジャンは獣が現れるや否や、聖書を読み始めました。祈りの最中に獣はジャンのことを見つめており、祈りが終わるまでじっとしていたようです。

そして、祈りが終わると同時にジャンは獣を撃ち抜きました。獣は今まで人間を見るとすぐに襲う習性がありました。そのことから、ジャンが祈りをするだけで退治できるとは考えにくく、周囲の人たちからは「ジャンが獣を訓練していたのではないか」と言われてしまう結果になってしまったようです。

③ジャンの息子が飼っていた獣の存在

フランスで起きたジェヴォーダンの獣事件は、ジャンの祈りにより終わりを迎えました。しかし、ジャンの息子が飼っていたハイエナのような獣の存在があらわになります。この情報については不明な点があると言われているものの、ハイエナであれば人間を襲うことは容易です。

また、普段から訓練をしていれば自作自演で獣を仕留めることも可能なのではないでしょうか。ハイエナと模様が似ていたとの情報もあります。ただし、ハイエナは目撃されていた獣のように飛び上がることができないため、獣の存在が直接事件に関係しているのかは不明です。

ジェヴォーダンの獣を題材としたメディア

ジェヴォーダンの獣事件はあまりにも不可解な点が多かったため、メディアで題材とされることが多かったようです。未解決事件がメディアの題材として取り上げられることは珍しくなく、ジェヴォーダンの獣事件もその1つです。では、ジェヴォーダンの獣事件はどのようなメディアの題材として使われていたのかについてご紹介します。

映画「ジェヴォーダンの獣」

ジェヴォーダンの獣事件は映画で知ったという人も多いようです。その理由の1つとして、『ジェヴォーダンの獣』というタイトルの映画が公開されたことにあります。この映画は2001年に公開されており、獣の正体は明らかにされていません。獣の容姿はライオンのようなもので、海外から持ち込まれた生物だとの描写です。

そのため、実際のジェヴォーダンの獣事件を再現した映画というわけではありません。

ゲームソフト「ブラッドボーン」

事件を題材とした小説や映画は数多く出回っていますが、ジェヴォーダンの獣事件は、『ブラッドボーン』と呼ばれるゲームソフトの題材とされていることでも有名です。『ブラッドボーン』とは、日本で2015年3月26日に発売されているゲームで、獣を狩るという内容が主となっています。

敵となるのは病によって狂暴化した獣で、その点において『ブラッドボーン』とジェヴォーダンの獣事件を重ね合わせることができるのではないでしょうか。

テレビ番組「幻解!超常ファイルダークサイド・ミステリー」

このジェヴォーダンの獣事件は、テレビ番組の『幻解!超常ファイルダークサイド・ミステリー』でも放送されました。この『幻解!超常ファイルダークサイド・ミステリー』はNHKで放送されていた番組で、世界のミステリーを追求するという番組です。不定期で放送されており、ジェヴォーダンの獣事件は2014年7月12日に放送されました。

そのほかにも様々な謎を解き明かす内容を放送しているため、世界の謎を知りたいと考えている人から注目を集めていたようです。

ジェヴォーダンの獣の正体の完全解決はない

ジェヴォーダンの獣事件では、ご紹介したように正体は未だに不明となっています。そのため、現在もジェヴォーダンの獣事件に対する謎が議論されることがあるようです。今でも発見されていない生物が多数いることから考えて、ジェヴォーダンの獣はオオカミに近い生物の可能性が一番高いようです。

しかし、もし未確認生物や政府の陰謀が関係しているのであれば、この事件はもっと深く掘り下げる必要があるのかもしれません。

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この記事のライター
すうこ

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