2019年11月13日更新
徳勝もなみの生い立ち・家族や現在は【佐世保女子高生殺害事件】
佐世保女子高生殺害事件の加害者である徳勝もなみは現在どうしているのでしょうか。母親を早くに亡くした徳勝もなみは佐世保女子高生殺害事件当時は同級生を殺害し、サイコパスだと言われていました。判決のその後の父親や兄についても触れていきます。

目次
徳勝もなみとは
【長崎県女子高生殺人事件】
— 井上 憧太(-_-) (@love_3R_volley) July 28, 2014
殺害した犯人は「徳勝もなみ」と特定
スピードスケート国体出場などの
経歴を持ちながら、過去にも
小学6年生の同級生を刺すなどの履歴。
父親は早稲田大学政治経済学部卒
人を殺したかった。
自分でやった。 pic.twitter.com/uhncV0X85y
徳勝もなみをご存知ですか。徳勝もなみは恵まれた生い立ちを経験したにも関わらず、未成年者の中でも上位に入るほどサイコパスな事件を起こしたことで知られています。徳勝もなみに対して様々な憶測が飛び交う中で、事件を起こした徳勝もなみの心情はどのようなものだったのでしょうか。
事件のその後や現在に至るまでや、徳勝もなみの生い立ちから事件が解決するまでをご紹介します。
佐世保女子高生殺害事件の加害者
徳勝もなみは佐世保女子高生殺害事件の加害者です。事件当時、徳勝もなみはまだ未成年だったため名前や顔は公開されないはずでした。しかし、未成年にも関わらず事件の内容はあまりにもひどいもので、世間を騒然とさせました。佐世保女子高生殺害事件は2014年に長崎県佐世保市で起こった事件です。
2014年とはまだ記憶に新しく、未だに徳勝もなみのことが話題に上がることもあるようです。佐世保女子高生殺害事件の概要については、後にご紹介していきます。
家族構成は父・母・兄
徳勝もなみ一家の家族構成は父親、母親、兄の家族構成でした。徳勝もなみは末っ子として生まれたため、両親から甘やかされていたと考えることができます。そのため、普段から甘やかされていることになれていたのかもしれません。しかし、兄も徳勝もなみもとても優秀な子供だったようです。
ただ徳勝もなみには、兄とは異なる独特な雰囲気があったされています。周囲の人たちは、その独特な雰囲気を薄々感じ取っていたのではないでしょうか。
徳勝もなみの生い立ち
徳勝もなみの生い立ちはそれほど悪いものではないように見えます。しかし、成長期の女の子は少しの変化でも心に闇を抱えてしまうことがあるようです。徳勝もなみにとっても、事件に引き金になるような出来事があったのかもしれません。もし実際にあったとしたら、その引き金とはどのような出来事だったのでしょうか。
それは徳勝もなみの生い立ちを探ることで、自ずとわかってくるはずです。なぜなら、徳勝もなみが現在サイコパスと言われる原因は、その生い立ちにある可能性が高いと言われているからです。
裕福な家庭で育つ
徳勝もなみの実家はお金持ちだったため、裕福な家庭に生まれることとなりました。父親が大手の弁護士事務所を営んでおり、自身も弁護士を勤めていました。そのため、徳勝もなみ一家はお金に悩んだことはないのではないでしょうか。また、不動産においても資産があると言われていたため、かなりの資産家だったことがうかがえます。
この生い立ちだけ見れば「そんな家柄の子が事件を起こすのか」との疑問が生まれますが、徳勝もなみの生い立ちは徐々に狂い始めていくことになるのです
文武両道だった幼少時代
徳勝もなみは進学校に通っていたこともあり、文武両道な幼少期があったと言えます。周囲の人たちからも勉強だけでなく、様々な面で才能を発揮していたと言われていました。父親や母親から受け継いだ遺伝子は徳勝もなみの才能へと変わっていきました。
将来を期待されていた徳勝もなみですが、佐世保女子高生殺害事件によって周囲からの印象が大きく変わってしまうことになります。
かたや問題行動も…
ここまでの生い立ちを見る限りそれほど悪さをしているようには見えません。しかし、徳勝もなみは小さい頃から問題行動を起こしていたようです。その問題行動は小学生の頃から見られるようになり、その行為は徐々にエスカレートしていきます。中学生の頃には生き物に手を出すようになっていきました。
徳勝もなみの問題行動については噂が広まっており、噂の発端は徳勝もなみ本人だと言います。この頃から徳勝もなみはサイコパスなのではないかと、周囲の人から恐れられるようになりました。
慕っていた母親の突然の死
事件後の「母親と一緒に犬の散歩をしていた」との証言からもわかるように、徳勝もなみは母親のことを慕っていたようです。そんな仲の良かった母親が、中学生の頃に突然癌で他界することとなります。癌を患っていたのであれば早期発見で生き残れる可能性もありました。
徳勝もなみの母親の癌は早期発見できなかったのか、それとも治療できないほど重症だったのかはわかりません。しかし、母親の死がきっかけで徳勝もなみがおかしくなっていった可能性は否定できません。
父親の再婚を機に高校生で一人暮らし
特に徳勝もなみがおかしくなったのではないかと言われている生い立ちがあります。それが父親の再婚です。母親を亡くした父親は新しく女性と知り合うように婚活パーティーに出席していたようで、母親が亡くなってから1年も経っていませんでした。新しい出会いを求めたいのはわかりますが、年頃の徳勝もなみには厳しい生い立ちです。
父親はそこでかなり年下の女性と仲良くなり、相手の女性を妊娠させてしまいます。そのことがきっかけで徳勝もなみは父親にも牙を向くようになりました。結果として、女子高生だった徳勝もなみは同じマンションに住んでいながらも1人暮らしをすることになります。
徳勝もなみのこれまでの奇行【佐世保女子高生殺害事件】
佐世保女子高生殺害事件を起こした加害者の徳勝もなみですが、これまでにも数々の奇行とも言える行動を起こしてきました。徳勝もなみの奇行は周囲の人たちからも知られていたのですが、母親や父親はそれほど気には留めていなかったようです。そのため、徐々に徳勝もなみの行為がエスカレートしていってしまいます。
では、佐世保女子高生殺害事件を起こす以前に、徳勝もなみはどのような奇行を起こしていたのでしょうか。
給食に塩素系液体を混入
裕福な家庭で素晴らしい生い立ちを経験していた徳勝もなみですが、小学生の頃から問題行動が目立っていたようです。その問題行動の一つは、水で薄めておいた塩素系液体漂白剤を給食に投入させたというものです。この時の徳勝もなみは、まだ小学生でした。
この件については母親が何度も謝罪をし、父親が弁護士を務めていたため問題には発展しませんでした。この甘い対応が徳勝もなみを狂わせてしまったのかもしれません。
父親を金属バットで殴打
父親が若い女性を妊娠させた挙句、再婚すると知った徳勝もなみは父親に対して金属バットで殴りかかります。まだまだ力の弱い女の子と言っても金属バットで殴りかかったのですから、かなりの怪我を負ったのではないでしょうか。しかし、父親の命に別状はなかったようです。
猫を殺して解剖
中学生になった徳勝もなみは、生き物にも手を出し始めます。ある男子生徒に対して「猫の目ってコロコロしてるんだよ、知ってる?」と話しかけたそうです。男子生徒は何も疑わずに「なぜ知っているの?」と問うと、徳勝もなみは「猫の目をえぐって取った。足をナイフで切ろうとしたけどなかなか切れんかった」と話したそうです。
自分のしたことを淡々と話す徳勝もなみは、もうすでにおかしくなっていたことでしょう。
病院でサイコパスとの判断も…
父親に対して金属バットで殴りかかった徳勝もなみは、後日猫の死体をバラバラにして自宅のベランダに放置しました。そのことから徳勝もなみは精神病院に通わせられることになります。その時に徳勝もなみは精神鑑定を受けているのですが、病院でサイコパスの可能性があるとの診断を受けています。
佐世保女子高生殺害事件の概要
母親が他界したことや父親が再婚したことによって、完全に徳勝もなみは壊れてしまいました。その結果として佐世保女子高生殺害事件を起こしてしまったのではないでしょうか。しかし、加害者となってしまった徳勝もなみは許されるはずもなく、事件の内容はあまりにもひどいものでした。その事件の概要についてご紹介します。
被害者は徳勝もなみと親しかった同級生
佐世保女子高生殺害事件の被害者となったのは、徳勝もなみの同級生で最も親しかった友人だそうです。なぜ仲の良かった同級生を殺害したのかは不明のままです。もしかすると、徳勝もなみは気持ちが抑えられなくなってしまうと、身近にいる人を傷つけてしまうのかもしれません。
工具と犬のリードで殺害
同級生を殺害する際に、徳勝もなみは工具と犬のリードを使ったとされています。徳勝もなみの家では犬を飼っていたため、同級生の首を絞めた凶器は家にあった犬のリードが用いられました。また、工具で同級生の頭を数回殴っていたようです。同級生が巻き込まれたこの事件は2014年7月26日に発生しました。
この事件が発生する数日前に、徳勝もなみを精神病院に入院させるように交渉していたようです。児童相談所も把握していたその矢先だったため、対応が遅かった児童相談所に対して非難の声が寄せられました。
殺害後に遺体をバラバラに切断
サイコパスと言われている徳勝もなみは同級生を殺害した後、遺体をバラバラに解体しました。同級生の遺体は首と左手首が切断されていたそうです。バラバラに解体されていましたが、死因は犬のリードで首を圧迫したことによる窒息死だと判断されました。
徳勝もなみがどのようにして同級生の遺体を解体したのかについては明かされていません。もしも、ナイフで解体したのであれば並大抵の精神をしていなかったのではないでしょうか。
証拠隠滅をはかる行動も…
加害者の徳勝もなみは同級生を殺害した後、自分の着ていた服を洗濯するなどの証拠隠滅を図っています。また、加害者である徳勝もなみは居場所を特定されることを恐れてか、同級生の携帯をマンションの自室から捨てています。
しかし、同級生の両親が不審に思って捜索願を出しました。そして、加害者の徳勝もなみの自宅にも警察が訪れており、徳勝もなみの反応がおかしいことに気づきます。室内には殺害された同級生の遺体がベッドに横たわっていました。
佐世保女子高生殺害事件の判決
佐世保女子高生殺害事件の加害者である徳勝もなみはサイコパスだと言われており、実際に病院でもサイコパスだと診断されました。加害者はもうすでに逮捕されており、その判決やその後について注目が集まりました。
世間を騒がせた徳勝もなみにはどのような判決が下されたのでしょうか。また、その後や現在はどのような動きがあったのかについてご紹介します。
徳勝もなみに謝罪や反省の様子はなし
事件のその後、加害者である徳勝もなみは遺族に対して一切謝罪を行っていません。また、反省した様子もないと言います。徳勝もなみは以前からサイコパスの兆しがあったため、殺人に対して罪悪感を抱いていない可能性が高いです。
また、精神科医の見解によると、徳勝もなみは被害者のことを好きになりすぎて憎んでいたのではないかと言われています。そのため、憎みすぎたことによって殺害したことに悪い気持ちがないのかもしれません。
徳勝もなみは医療少年院送致へ
事件の加害者となってしまった徳勝もなみは、医療少年院へ送致される判決を受けました。この判決で徳勝もなみがサイコパスだと診断されたことが理由です。また、判決が下される前には自閉症スペクトラム障害が見られるとも言われており、事件当時加害者は精神的に追いつめられていた可能性が高いのではないでしょうか。
判決を下された際には、事件を起こした原因は家庭環境にもあったと述べられており、家庭環境が加害者を生み出してしまう危険性を秘めていることが分かります。
佐世保女子高生殺害事件のその後から現在
佐世保女子高生殺害事件を起こしたことでサイコパスだと言われた徳勝もなみは、判決後医療少年院に送られることとなりました。しかし、この事件は判決が下された後も続くことになります。残された兄や父親はその後、どのように暮らしているのでしょうか。また、現在は何をしているのかについてご紹介します。
マスコミによる過熱報道
徳勝もなみに判決が下されたその後、マスコミによる過熱報道が問題となりました。未成年者であればどれだけ大きな罪を犯しても実名が報道されることはありません。しかし、マスコミにとって佐世保女子高生殺害事件は話題作りに最適でした。そのため、サイコパスな加害者の身辺情報を報道してしまうことになります。
それにより兄や父親はかなり影響を受けたようです。特に兄は通っていた学校を退学になっています。兄が自ら退学したのかは明らかになっていませんが、将来は早稲田大学に通いたいと思っていたようです。そのため、退学したその後から現在まで兄は何もしていない可能性があります。
徳勝もなみの父は自殺
判決が下されたその後、徳勝もなみの父親は自殺してしまいました。父親は自殺前に釈明文書を送っていますが、その2か月後には命を絶ってしまいました。世間からは父親や兄の徳勝もなみへの接し方に疑問を抱く声があったため、重圧に耐えきれなくなった可能性が高いのではないでしょうか。
父親が自殺したその後、現在兄がどのように暮らしているのかは不明です。親戚がいるとのことなので、兄は親戚に引き取られているのかもしれません。
佐世保女子高生殺害事件で浮き彫りになった徳勝もなみの猟奇性
判決が下された徳勝もなみは現在医療少年院にいます。その後、影響を受けた人は大勢いると言われているようで、テレビの報道でも規制が厳しくなってしまいました。現在でも佐世保女子高生殺害事件に類する事件が後を絶ちません。再び同じような事件が起きないようにするには何が必要か、社会全体で考え直してみる必要がありそうです。
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