山田千賀子(てるみくらぶ社長)の現在!詐欺事件で逮捕のその後は

てるみくらぶ社長・山田千賀子が引き起こした詐欺事件に迫ります。益永高吉が作った会社が前身の旅行会社・てるみくらぶは事件によって破産に追い込まれました。そんなてるみくらぶ社長・山田千賀子の学歴や経歴、事件の経緯、逮捕についてから、その後と現在をご紹介致します。

山田千賀子(てるみくらぶ社長)の現在!詐欺事件で逮捕のその後はのイメージ

目次

  1. 1てるみくらぶ社長・山田千賀子とは?学歴や経歴は?
  2. 2旅行会社てるみくらぶとは
  3. 3旅行会社てるみくらぶの破産までの道のり
  4. 4山田千賀子による詐欺事件の経緯
  5. 5山田千賀子への判決
  6. 6てるみくらぶが破産した原因
  7. 7山田千賀子の詐欺による被害者は
  8. 8山田千賀子と被害者のその後
  9. 9山田千賀子は現在服役中

てるみくらぶ社長・山田千賀子とは?学歴や経歴は?

格安旅行会社てるみくらぶを経営していた社長・山田千賀子が、破産によって会社を倒産させました。また虚偽の書類詐欺により、三井住友銀行から2億円を搾取していたとのことです。結果、てるみくらぶ社長は逮捕されています。

その破産総額はなんと151億円にものぼるといわれており、2019年現在までで戦後4番目の負債総額とまで言われているほどです。元は華々しい経歴をいくつも持つ山田千賀子ですが、その後なぜ詐欺事件を起こしてしまったのでしょうか。また、いったいどのような女性だったのでしょうか。てるみくらぶ社長のその学歴や経歴からその真相に迫ります。

大学卒業後に旅行会社に就職

てるみくらぶ社長の経歴を辿っていくと、1973年の大学卒業のその後に東京都内の旅行会社「アイ・トランスポート」に就任したそうです(民間調査会社調べ)。添乗員や営業職などを経験し、26歳の若さで役員にまでのぼりつめました。いかに彼女が優れた業績を残して期待されていたかがわかります。

なお、てるみくらぶ社長が高校や大学をどこに通っていたのかという学歴に関しては詳しい情報は出回っていないようです。現在、一部の噂では「島根県立出雲高校卒業」や「神奈川大学外国語学部卒業」ではないかといわれておりますが真実は定かではありません。

役員昇進後は31歳で社長就任

てるみくらぶ社長となる山田千賀子は添乗員や営業職、役員などを経験しメキメキと力をつけていきました。1982年に31歳の若さで益永高吉によって設立した旅行会社「アイ・トランスポート」の代表取締役の社長に就任しているのです。

31歳で社長、しかも女性というのはなかなかに素晴らしい業績です。ましてや彼女が立ちあげた会社ではないのですから、いかに実力を認められていたかがわかります。最終的には旅行会社に大金の借金を背負わせることになりましたが、天職ではあったのかもしれません。問題があったとすれば、てるみくらぶ社長になってからのその経営方法などでしょう。

関連会社の社長も兼任

てるみくらぶ社長である山田千賀子は、2005年には関連会社の株式会社「自由自在」を設立し、そこの代表取締役まで兼任しています。経営者としてとても華々しい経歴、学歴でありながら、てるみくらぶ社長となった彼女は「てるみくらぶ」を含めた二社の中小企業を破綻させることになってしまいました。

一体それにはどのような原因があったのでしょうか。

旅行会社てるみくらぶとは

1998年「アイ・トランスポート」から分社してできあがったのが、旅行会社「てるみくらぶ」でした。てるみくらぶ社長の手腕と「格安」を謳い人気を得ることで、みるみる業績を伸ばしていきました。なんと有名人やTV業界も積極的に利用していたほど旅行会社「てるみくらぶ」には人気があったのです。

このことからもどれだけてるみくらぶ社長が素晴らしい業績をあげていたかわかります。ですが、現在破産して倒産しています。はてには、詐欺事件の容疑者として「てるみくらぶ社長」であった山田千賀子が逮捕され、現在まで長い服役状態に陥る事態となってしまいました。どうしてそんなことになってしまったのでしょうか。

前身会社は益永高吉氏が創業

てるみくらぶには、前身会社である旅行会社「アイ・トランスポート」という存在があります。1973年に益永高吉氏によって設立された同じ旅行会社でした。「アイ・トランスポート」のブランド名は「さわやかツアー」です。益永高吉氏は、山田千賀子がてるみくらぶ社長に就任したあとも「アイ・トランスポート」で社長を続けております。

2018年10月ごろ「アイ・トランスポート」も破産準備にとりかかったとのニュースがありましたが、その後現在まで、破産や倒産したというニュースはないそうです。

1998年に分社し「てるみくらぶ」設立

益永高吉氏によって設立された「アイ・トランスポート」から1982年に分社してできあがったのが、「てるみくらぶ」という格安を謳う旅行会社でした。そしてそこの社長に任命され、てるみくらぶ社長として華々しいスタートを切ったのが山田千賀子です。

結果、その「てるみくらぶ」は有名人やTV業界が利用するほどの大人気ぶりを見せます。しかし利益の見合わない無理な格安ツアーを販売しつづけたり、新時代ビジネスの荒波にのまれ会社の方向性を見失ったためか、2017年3月27日付けで関連会社の「自由自在」ごと破産し、倒産してしまいました。

インターネットでの格安ツアーで業績を上げる

元々てるみくらぶ社長が業績をあげたのは、インターネットの普及をうまく利用して格安ツアーを大々的に売り出すという、その頃にはまったく新しい革新的手法からでした。その裏にはてるみくらぶ社長であった山田千賀子の先見性の高さが大いに影響していたのでしょう。「てるみくらぶ」は大きく成長を遂げ、準中企業になるまで至ります。

しかしその頃に新しい手法として通用したものも、時代の流れに取り残されていくこととなります。そして「てるみくらぶ」は、やがて経営難に陥っていったのでした。

旅行会社てるみくらぶの破産までの道のり

てるみくらぶ社長のどのような業績により、「てるみくらぶ」がどのように発展してきたのかを見てきました。では一体どのように、どうして破産してしまったのでしょうか。その結果、家族連れや有名人を含む気9万人の旅客者たちも被害にあってしまいました。その経緯と理由をてるみくらぶ社長にもフォーカスを当てながら解説していきます。

格安ツアーの先鋒

てるみくらぶが発足した時代はインターネット創業時代であり、あまりインターネットビジネスが本格化していない時期でありました。そんな中、インターネットビジネスの可能性を見出したてるみくらぶ社長は、まさしく先見の明を持っていたと言えます。

てるみくらぶ社長がとった大舵によりインターネット事業が成功し、大きな業績を残すことができた会社だったのです。

てるみくらぶの創業当時、各航空会社は金融危機を受けていました。そのためジャンボジェットのような大型飛行機の余剰席を、小規模の企業(つまり「てるみくらぶ」など)にも率先して安く販売していたそうで、タイミングも良かったと言えるでしょう。

安く仕入れたその座席を通常から比べると格安で販売することによって「てるみくらぶ」は一躍大業績を残します。結果、てるみくらぶ社長は有名人やTV業界にも利用されるほどの華々しい業績を残していきました。

しかし先見の明にすぐれていただけで、てるみくらぶ社長は敏腕経営者というわけではなく、素人の資産運用、経営により一気に追い込まれて行きました。社員として業績を残すことと社長として経営を行っていくことはまったく別物であったようです。

無謀な格安パッケージを大量販売

てるみくらぶ社長は完全な「ワンマン体制」といってもいい経営の仕方によって、てるみくらぶを経営していました。それにより、格安の客席入手ができなくなってからも格安ツアーを目指す経営を変わらず続けていました。そして無謀な格安パッケージを大量販売してしまったのです。

確かに家族連れの一般旅行客にとっては安い事ほどうれしいことはないでしょうが、それでも利益がでなければ会社というのは成り立たないものです。薄い利益でやっていけると思っていたことからもてるみくらぶ社長が社長としては未熟であったことがわかります。

特にその「ワンマン体制」はひどいものだったらしく、社員たちがなんとなく経営難を感じ取っても、代表取締役にそのことを進言できるような雰囲気ではなかったそうです。

てるみくらぶ社長が経営する「てるみくらぶ」は、2011年には売上130億円を達成し、2015年まではほぼ横ばい状態だったものの2016年にはグループ会社の過去最高となる195億円を売り上げて一見順調に見えていました。しかしその時には既に粉飾決算を行っており、売り上げ好調に見えて自転車操業状態だったのだそうです。

シニア層の取り込みに失敗

「てるみくらぶ」の強みだった格安ツアーパッケージは、急激に増加していくライバル社たちに若年層の顧客を奪い取られていきました。そのことで経営が一気に苦しくなり、てるみくらぶ社長は新たにシニア層の獲得に乗り出したのです。

しかし新聞広告費がさらに膨れ上がった結果、大きく経営を圧迫してしまいました。この時せめて広告費に大きな経費をまだ巻き返す可能性はあったのかもしれません。その後、「てるみくらぶ」は破産、倒産という一途をたどったのです。

粉飾決算の疑い

2014年から債務超過に陥っていた「てるみくらぶ」は、銀行など融資先への信用を確保するために黒字として粉飾決算を開始しました。これにより、三井住友銀行より2億円を搾取しております。これは立派な詐欺行為であり、詐欺事件としててるみくらぶ社長が逮捕される理由となりました。

手段を選んでいられないほど、てるみくらぶ社長が精神的に追い込まれていたのかもしれません。

海外旅行先でのトラブル

てるみくらぶ社長が、会社を倒産させないようにとあらゆる試みを行いました。しかし、彼女の計画は崩れました。当初、約9万人の旅客者から集めた現金で会社の負債を返済するつもりだったらしいのですが、到底それでは返せない額まで負債は積もってしまったそうです。

結果、そのころすでに「てるみくらぶ」を利用して旅行に出ていた旅客者たちは渡航用チケットを発券していても利用できなかったり、支払ったはずの外国の旅先のホテル代を現地で請求されたりしてしまいました。また、飛行機の航空券が手配されていないなど「帰国できないトラブル」も多発していたようです。

中には家族連れで、日々の仕事での疲れをいやすべく休息を楽しみにしていた人もいたでしょう。てるみくらぶで安く楽しめるからと旅行に踏み切った方々もたくさんいたはずです。

しかし「てるみくらぶ」から被害に遭った9万人の旅行客への対応は無く、「急のお知らせとお詫び」というメールが配信されるだけでした。全国のてるみくらぶを利用した旅客者たちがそのあまりにもひどい対応に、現在でも怒りの声をあげ続けています。

旅行者を無視して破産申請

てるみくらぶ社長によるひどい対応は、ここでついに最高潮を迎えます。2017年3月27日、てるみくらぶ社長によって「てるみくらぶ」とその関連会社である「自由自在」の破産申請が申請されました。旅客者たちにお金を返すこともなく倒産してしまったのです。

全国の9万人の困っている旅客者たちを無視しての破産申請でした。家族連れで旅行に行っていた方々もちろん、有名人やTV業界も被害にあっており、その被害者の多さからもいかにひどい事件だったかがわかります。

家族のために汗水たらしてがんばって貯めたお金が、詐欺のような行為によって消えてしまったとなれば、悔しいと感じる人も多いことでしょう。せっかくの旅行で家族に残念な思いをさせてしまったかもしれません。しかしその後、現在に至るまでそのお金が返金されることはありませんでした。

負債総額は戦後4番目の規模

9万人以上の旅客者を巻き込んで破産申請をした「てるみくらぶ」ですが、その負債総額は151億円にものぼったそうです。実に、戦後四番目にも至る負債総額でした。実に一人の人間が平均一生で稼ぐ金額、3億円の50倍であり、てるみくらぶ社長がどれだけ法外な負債を抱えてしまったかがわかります。

ここまで金額がふくれあがってしまったのには、てるみくらぶ社長が破産しないようにと最後まで手段を問わず悪あがきを続けたことが問題だったのでしょう。

山田千賀子による詐欺事件の経緯

さて、以上のような経緯により、旅行会社「てるみくらぶ」を破産させてしまったてるみくらぶ社長でしたが山田千賀子はその後「詐欺事件」の容疑者として逮捕され現在まで服役中です。9万人の旅客者が被害にあい、家族連れなどの旅行にも影響をおよぼしたことでしょう。いったいどのような詐欺事件を引き起こしたのでしょうか。

「詐欺事件」にフォーカスアップして経緯をたどり、その原因と問題の追及をしていきましょう。

てるみくらぶ社長就任も業績は悪化

てるみくらぶ社長が就任し、彼女の大舵により旅行会社「てるみくらぶ」は素晴らしい業績をうちあげ準中規模にまで発展します。しかし、彼女は決して経営手腕のすぐれた敏腕経営者というわけではありませんでした。

たまたま新しい形のビジネスが当たって大利益を生み出せただけであり、競争をしかけてくるライバル会社が増えてくると一気に経営難へと陥っていったのです。

資金繰りに奔走する日々

もともと航空会社が経営難で苦しんでいたことを利用した営業であり、てるみくらぶなどの中小企業にも積極的に格安の客席チケットを配っていたのを安く販売することで利益を出していたのがてるみくらぶ社長の経営でした。

しかし時代が流れるにつれ、航空機の小型化やエコノミークラスの座席数の縮小をはかったために格安ツアーがなりたたなくなったのです。結果は前述のとおり、てるみくらぶ社長は薄い利益で格安ツアーを大量販売する状態になってしまい、資金繰りに奔走することになりました。

その一例としててるみくらぶ社長は「一括入金キャンペーン」というキャンペーンも始めており、この頃には傍から見ても苦しい経営状況であったことがわかります。またこの「一括キャンペーン」を行ったことにより、家族連れや有名人を含む9万人の旅客者に金銭的被害を出すに至りました。

銀行から融資金2億円を詐取

さて、そんな資金繰りに奔走することになったてるみくらぶ社長ですが、各航空会社の飛行機の小型化やエコノミーの縮小にともない格安ツアーが成り立たなくなった頃、「一括キャンペーン」による9万人の旅客者から集金することにより会社の負債を返金する予定でした。

そして会社の運用資金を手に入れるため、三井住友銀行からお金を搾取する方法を考えます。それが、粉飾決済であり、その粉飾決済に騙された三井住友銀行から二億円を借りることに成功しました。会社の偽決算を用意し銀行から大金を借りることは立派な詐欺事件です。

その後てるみくらぶ社長は、銀行から二億円のお金をだまし取った詐欺事件で逮捕されました。詐欺事件によって現在も長い服役状態にあります。

てるみくらぶ社長・山田千賀子詐欺容疑で逮捕

「てるみくらぶ」と「自由自在」の破産申請により両社の倒産のその後、てるみくらぶ社長である山田千賀子は経理担当とともに逮捕されています。これは、三井住友銀行から融資金として2億円を搾取したことが詐欺事件という判断がなされたからでした。「航空機をチャーターする資金が必要」と偽って数回にわたって融資金を受け取っていたそうです。

また、旅客者たちから搾取した100億円に関しては詐欺事件としては認められず、現在いまだに詐欺罪としててるみくらぶ社長であった山田千賀子にその件における有罪判決は下っていません。その後旅客者たちに返金対応もされているそうですが、上限額1100円というとても返金とは言えない金額でした。

山田千賀子への判決

偽の粉飾決済により三井住友銀行から二億円を搾取したり、合計100億円を旅行者から「一括キャンペーン」などにより搾取したとされているてるみくらぶ社長ですが、それだけの負債を抱えた彼女に下された判決とはどのようなものだったのでしょうか。下された判決により彼女のその後に下った困難や現在についても調べていきましょう。

懲役6年の実刑判決

2018年5月14日に、元社長の初公判が東京地方裁判所で開かれました。東京地方検察庁は(元)てるみくらぶ社長に対して懲役8年を求刑し、判決が下されました。2018年7月20日に東京地方裁判所は判決を言い渡し、河本雅也裁判長の「犯行の計画性や常習性は明白で、手口も巧妙だ」という供述により、執行猶予なしの懲役6年の実刑判決を下されました。

重い刑となったかもしれませんが、全国9万人の被害者の怒りの声をあげればこれが妥当か、むしろ足りないぐらいの刑かもしれません。山田千賀子は67歳であったということであり高齢での大変な服役状態がその後、現在まで継続中とのことです。

旅行者への詐欺行為は成立せず

三井住友銀行から二億円をだまし取ったことは詐欺事件として実刑判決がくだされるに至りました。しかし旅行者への詐欺行為は成立せず、てるみくらぶ社長に対してなんの罰も下されていません。旅行者に対して出した負債金額は実に100億といわれおり、銀行に対する負債である2億円よりはるかに甚大な金額です。

その中には、家族連れの旅行者や有名人の方々などもいました。一応、返金対応も行われましたが、ご紹介した通り上限金額1100円という返金したとは言えない金額でした。そのときの旅行者たちにお金が返済されることはなく、大きな不満が残ったままです。

てるみくらぶが破産した原因

てるみくらぶ社長は逮捕され「詐欺事件」として有罪判決が下されました。では、どうして大きな業績を残し役員や社長にまで上り詰めた山田千賀子は、途中から大きく大きく業績を取り落とし破産、倒産への道のりを歩んでしまったのでしょうか。その原因や要因をてるくらぶ社長の経営と共に見ていきましょう。

原因①山田千賀子のワンマン体制

旅行会社てるみくらぶが破産した原因の一つとして言われているのが、てるみくらぶ社長が完全なるワンマン体制経営を行っていたことでした。

「てるみくらぶ」と取り引きをしていた企業幹部の話によると、てるみくらぶ社長だけが事業を把握して社員たちはまったく把握していなかったそうです。そのため、経営体制の危険に気づいても進言できない雰囲気が会社に漂っていた、と言っていたそうです。

逮捕されるに至った元てるみくらぶ社長、山田千賀子は敏腕経営者というわけではなく、彼女の先見の明によるインターネットを駆使した格安ツアーが当時としては新しかったため「てるみくらぶ」が大きく事業を成功させただけでした。

しかし、もはやそのやり方は新しいものではなくなりライバル社が増える中で舵取りに失敗していったのが破産に陥った原因と考えられます。

山田千賀子が31歳という若さで社長にのぼりつめたのには、事業で大きな成績をだしたというだけでなく、「アイ・トランスポート」の創業者である益永高吉氏のお気に入りの女性だったという側面もあるそうです。

てるみくらぶ社長がしいていたワンマン体制というのは、必ず自分の意見が通せるかわりに、他の人間の客観的意見を聞き入れることがないということであり主観的にしかその物事を見ることができません。そのため、主観的視点からは気づかない事業の危険性や注意的観点に気づかなかったのではないでしょうか。

てるみくらぶ社長であった彼女は、女性でありながら優秀な社員であり26歳で役員になったり、31歳で代表取締役に任命されています。それが自信となり、自分一人でも舵取りができると錯覚してしまったのかもしれません。結果、全国9万人の旅客者たちに甚大な被害を与えてしまいました。

「一括キャンペーン」や銀行への詐欺事件を引き起こす前にワンマン体制をやめていれば、このような事態は防げたのかもしれません。

原因②山田千賀子の裁量のなさ

逮捕されるに至っているてるみくらぶ社長はインターネット創業時代に先見の明があっただけで、経営者としての腕は素人もいいところだったそうです。特に経済面でその采配の甘さが際立っており、てるみくらぶ社長への3400万円の役員報酬など異常なお金使いが目立っていました。

9万人の家族連れや有名人を含む旅客者たちが金銭的被害にあった裏で、彼女には大きな貯金があるのではないかといわれており、その点でも大きく反感を買っています。

山田千賀子の詐欺による被害者は

てるみくらぶ社長の会社を破産させまいとした最期のあがきは詐欺事件となり、9万人にも及ぶ多くの人間が被害にあいました。負債額151億円にもおよんだ詐欺事件について、次は家族連れや有名人などもいた被害者にフォーカスをあてながら振り返ってみましょう。

被害者①てるみくらぶを利用した旅行者

第一被害者としてあげられるのは9万人にもおよんだてるみくらぶ利用者の旅行者たちです。合計旅行者たちには100億円の負債を抱えたまま、破産申請ののち、ろくな返金もされないまま倒産してしまいました。てるみくらぶ社長は現在も9万人の怒りの声を受け続けていることでしょう。

被害者②てるみくらぶの内定者

この当時にもてるみくらぶに就職試験を受け、内定をもらっていた就職生たちはたくさんいました。当然てるみくらぶ社長が逮捕されて倒産してしまった以上、誰もてるみくらぶに入社することはできません。関連会社である「自由自在」も倒産してしまったため同様です。幸いその後内定者たちに対しては、他企業から救いの手がさしのべられたとのことです。

被害者③てるみくらぶに融資した銀行

三井住友銀行が詐欺事件として大きな被害を受けました。てるみくらぶ社長は装飾決済により、二億円を三井住友銀行から騙しとっています。逮捕のその後、裁判にて「てるみくらぶ社長」に対し詐欺行為に対する厳重な判決がくだされました。

被害者④てるみくらぶ従業員

中でも、てるみくらぶ社長の下で働いていた社員たちは元から破産に近づくにつれて、残業代がなくなるなどひどい扱いを受けていたようです。さらに倒産をうけ、子供や家族を持つ社員たちも等しく路頭に迷わされることになりました。

倒産の際には一切の救済措置がなかったらしく、130人にも及ぶ彼らは自力で再就職先を探すしかありませんでした。その多くが子供や家族を持っていたのだろうと考えると、悲惨な状況であったことは想像に難くありません。

山田千賀子と被害者のその後

てるみくらぶ事件のその後、逮捕されたてるみくらぶ社長や数えきれない被害者はいったいどのように過ごしているのでしょうか。事件の影響やその後、現在、被害について解説していきましょう。

山田千賀子には反省の色なし

逮捕されることになったてるみくらぶ社長は会見の際、「シニアビジネスにシフトすれば立て直せると思った。お客さまのためにやった」や「IATA(国際航空運送協会)の資格を守るために粉飾決済をした」など終始言い訳をしていたそうです。

このため余計に被害者である9万人の被害者たちの反感を買ってしまいました。もっと謝って誠意な姿勢を見せていればあるいは被害者たちの怒りも和らぎ、判決も少しは軽いものになっていたのではないかという見解がいくつも並べられています。

最大の被害者である利用者への返金はない

逮捕されたてるみくらぶ社長が被害者である旅客者たちに負債した110億円ですが、上限額1100円というとても返金とはいえない量の返金がなされただけです。

被害者たちは実に9万人にもおよび、てるみくらぶ社長は彼らの怒りを強く買ってしまったという結果になりました。現在まで解消せずに残る「てるみくらぶ事件」その後の大きな問題点の一つであります。

内定者は他企業からのサポートを受ける

もちろん準中企業だったいうだけあり、てるみくらぶに就職活動で面接を受けたものたちもたくさんいました。破産から倒産という事件があり、その後内定者たちは路頭に迷う所でした。しかしそのニュースを受けて、厚労省に対し多くの企業からてるみくらぶ内定者たちの採用について問い合わせが殺到しました。

一部企業からはてるみくらぶの内定者たちに対し、無試験、無面接での採用を呼びかけていったそうです。その結果、その後無事「てるみくらぶ」内定者たちは全員他企業に就職することができたと言われています。

元社員には救いの手はなかった

対してまったく誰からも救いの手が伸びなかったのがてるみくらぶ社長の元で働いていた元社員たちです。130人にもおよぶ彼らの中には当然子供や家族を持つ者たちもおり、突然路頭に迷わされたあげく、自分たちで再就職先を探すしかありませんでした。

子供や家族を持ちながら次の再就職先を探して就職活動を再開しなければいけない大変さは、誰しも想像がつくことでしょう。家族を養うにはお金が必要です。妻が育児に忙しい時期、家族が大変な時期に倒産が重なった社員もいるかもしれません。助けの手がのびなかった元社員たちの苦悩ははかり知ることができません。

山田千賀子は現在服役中

てるみくらぶは創業当初の華々しい経歴とは裏腹に、151億円の負債、9万人の旅行被害者、詐欺事件によるてるみくらぶ社長の逮捕、130人にも及ぶ元社員たちが助けを得られず路頭に迷うなど、多くの人の人生に影響を及ぼしました。戦後四番目の負債額ということもあり、非常に大きな事件です。

この事件から学べることは、ワンマン体制の危険性ではないでしょうか。またもし、てるみくらぶ社長がてるみくらぶを倒産させないために最後の悪あがきにでていなければ、「一括キャンペーン」による9万人の被害など、ここまで被害が拡大することはなかったでしょう。

基本的にはどんな会社も「株式」などで借金を背負っています。自分が勤めている会社がある日突然倒産する危険性は決して低いものではないのです。そうなったとき、家族ともども路頭に迷って困らないよう、貯金などしておくことも大切でしょう。

「石橋を叩いて渡る」ということわざがありますが、用心するにこしたことはないのです。てるみくらぶ社長が間違えたことは「一人でどうにかしようとしたこと」と、「冷静になれずに最後までどうにかなると悪あがきしてしまったこと」、「手段を選ばずに対処してしまったこと」です。

「もしも」の時がきたら、家族や身の回りの人間を守るためにも冷静に手段を考え、周囲に頼ることを心がけましょう。

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