木嶋佳苗の生い立ちから死刑執行まで【首都圏連続不審死事件】

首都圏連続不審死事件の容疑者として挙げられ死刑判決を受けた木嶋佳苗についてまとめます。木嶋佳苗が殺人犯となった背景にはどのような生い立ちや家族関係があったのでしょう。事件の被害者や獄中結婚したとされる夫、監獄の中から現在も更新されるブログについても調べました。

木嶋佳苗の生い立ちから死刑執行まで【首都圏連続不審死事件】のイメージ

目次

  1. 1木嶋佳苗が引き起こした事件の全貌
  2. 2木嶋佳苗の生い立ちや家族
  3. 3木嶋佳苗の性格や容姿
  4. 4木嶋佳苗が男を騙す手口とは
  5. 5首都圏連続不審死事件の判決結果
  6. 6首都圏連続不審死事件の被害者とは
  7. 7木嶋佳苗の獄中結婚と現在
  8. 8木嶋佳苗は現在も獄中で反省のない生活を送っている

木嶋佳苗が引き起こした事件の全貌

こちらの記事では、2007年に千葉県松戸市で起こった不審死事件から始まり、東京都青梅市、千葉県野田市と2009年までに相次いで起こった連続不審死事件の犯人・木嶋佳苗についてまとめていきます。

6人の男性を殺害し、詐欺などの罪を犯した木嶋佳苗とは一体どのような人物なのでしょう。判決により現在死刑囚として監獄にいる木嶋佳苗の生い立ちや犯罪歴について述べていきます。木嶋佳苗が男性ばかりを狙ったのはなぜか、またどのような手口で被害者となる男性に近づいたのか、目的はなんだったのかについても徹底解説します。

婚活を利用した連続殺人事件

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出会い系サイトと言えば不特定多数の異性と出会える、出会いの欲しい人にとっては夢のようなインターネットサイトです。「首都圏連続不審死事件」と呼ばれる木嶋佳苗の事件は、出会い系の中でも、結婚相手を探すという婚活サイトで知り合った男性を次々と殺害していくという事件でした。

婚活サイトは現在では珍しくないので、木嶋佳苗の接近を不審がる人はいませんでした。木嶋佳苗は婚活サイトでターゲットを定めると、介護職であることを記載したプロフィールで献身的な性格でだとアピールしていました。他にも『かなえキッチン』というブログに手料理画像を掲載し、自分が家庭的であることをそれとなくほのめかしたりもしていました。

首都圏連続不審死事件の被害者になる男性には女性経験の乏しい人物が多かったようですが、木嶋佳苗は婚活サイトでなるべくそういった男性を選んでいたといいます。

6人が殺害された

木嶋佳苗が2007年から2009年にかけて起こした首都圏連続不審死事件の被害者は、6人の男性でした。被害者や殺害方法の詳細は後ほど解説しますが、共通点は裕福な年配の男性という点だったようです。警察も最初は自殺と判断していましたが、6人の被害者の共通の知り合いということで木嶋佳苗の存在が浮上したのです。

木嶋佳苗は30代だったにも関わらず、年配の男性ばかりと親しくなろうとしたようです。通常で考えると少し不自然に感じるこの行動の理由も、調べていくうちに徐々に明らかになりました。6人もの被害者を出した首都圏連続不審死事件は、たいへん残忍な事件として世間を騒がせました。

金銭目的の犯行

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婚活サイトで知り合った男性が被害者となった首都圏連続不審死事件が、自殺ではなく他殺だと考えられ始めたのは、複数の事件に多額の金銭が絡んでいることが発覚したからです。殺された被害者は全員、死亡する前に木嶋佳苗に金銭を渡していたようです。

最も多額の金銭を渡した被害者は、約7400万円もの大金を木嶋佳苗につぎ込んでいました。他の被害者も同様に木嶋佳苗に金銭を渡しており、そのことがきっかけで捜査が動き出しました。木嶋佳苗がお金のない若者より、ある程度資産のある年配の男性を選んでいた理由や目的など、首都圏連続不審死事件の全貌がついに明らかになったのです。

詐欺や詐欺未遂も…

さらに木嶋佳苗は2008年から2009年にかけて、詐欺や詐欺未遂、窃盗などを繰り返しています。やはりその被害者のほとんどが、首都圏連続不審死事件と同じように婚活サイトで知り合った男性のようです。詐欺や窃盗の被害額は首都圏連続不審死事件より少ないものの、木嶋佳苗によってかなり多くの被害者が出ていると考えられます。

現在は逮捕され獄中にいる木嶋佳苗ですが、実に多くの人に被害をもたらしてきました。詐欺や詐欺未遂、窃盗などを合わせると被害総額は約1億円にものぼるという木嶋佳苗の犯罪歴は、後ほど詳しくご説明します。

木嶋佳苗の生い立ちや家族

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ではここからは、これほどまでに非道な犯罪を犯した木嶋佳苗の生い立ちについて明らかにしていきましょう。家族がエリートで裕福、一見何不自由なく暮らしてきたはずの木嶋佳苗の生い立ちとは、いったいどのようなものだったのでしょうか。

木嶋佳苗の出身地や家庭環境、性格や、現在の犯罪を匂わせるような子供の頃の非行のエピソードなどを交えながら、決して幸せとは言えなかった生い立ちについて解説します。

出生地は北海道

木嶋佳苗の故郷は大自然が広がる北海道別海町だと言われています。別海町では豊かな自然を活かし、広範囲で酪農や農業が営まれています。また近隣の海ではホタテやウニなどが獲れるなど漁業も盛んです。さらに観光の町としても有名で、別海町でキャンプや乗馬を楽しむ人がたくさんいます。

のどかな町に育った木嶋佳苗が、殺人犯となってしまった経緯はなんだったのでしょう。木嶋佳苗は別海高校に通っていましたが卒業すると故郷を離れ、18歳で上京したそうです。田舎ということで、木嶋佳苗の非行のエピソードが広まりやすい環境にあったため、故郷を出たのではと推測されています。

上京した理由はわかりませんが、木嶋佳苗が、暗い生い立ちを人に知られたくないという気持ちを抱えていた可能性はあります。具体的にどんな生い立ちなのかを見ていきましょう。

エリート一家に生まれる

木嶋佳苗の家族はかなりのエリートだったそうです。家族は大学職員を務めながら行政書士の資格を持っていた父親、ピアノ講師をしている母親、そして弟が2人と妹が1人います。さらに家族の中でも特にエリートだと言われるのが木嶋佳苗の祖父であり、過去に町議会議長を3期も務めた経験のある優秀な司法書士だそうです。

ちなみに祖母も元町長の妹として、地元では有力な一家に育ったと有名でした。祖母は現在も北海道で元気に暮らしているという噂があります。

ピアノ講師である母親のDNAを受け継いだおかげか、木嶋佳苗自身もピアノに関してはかなりの腕前だったようで、地元のコンクールなどでも優秀な成績を修めていました。勉強もできる学生時代を過ごし、絵に描いたようなエリート家族だったと言われています。

母親との確執があったとの噂

エリート家族に生まれた木嶋佳苗は幼少の頃から厳しく育てられていましたが、特に母親とはあまり良い親子関係ではなかったそうです。母親は子どもたちにテレビを禁止するなど、あまり娯楽を与えなかったようです。ご近所付き合いもほとんどなかったことから、かなりの変わり者であることが伺えます。

詳しい経緯は不明ですが、木嶋佳苗の母親が足を切断するという手術を受け入院していたときも、木嶋佳苗は一度も母親のお見舞いに行かなかったそうです。木嶋佳苗が犯罪を犯しても、母親は親としての責任をまったく感じていないようで、お互い家族としての心の繋がりは一切なかったと言われています。

裕福な家庭に育ち、幸せな人生を歩んできたかと思いきや、木嶋佳苗の生い立ちにおいて、家族、特に母親にはあまり良い思い出はなかったと言えるでしょう。

盗み癖があった幼少期

木嶋佳苗の幼少期の生い立ちは華やかではありませんでした。木嶋佳苗は小学生の頃から盗み癖があり、それを知っていた両親はひどく困っていたそうです。幼少期人から盗んだものに預金通帳があったことから、木嶋佳苗はその頃からすでにお金に執着があったのだと考えられます。

親は盗み癖のある娘に困り果てていたものの、娘の盗んだものの返済や弁償を泣く泣くしていました。裕福だったため、お金には困りませんでしたが、厳しく育てているはずの娘がなぜこういった悪事をはたらくのか理解に苦しんだようです。

木嶋佳苗は大人になってからも、詐欺や盗みを繰り返します。子供の頃の盗んでも自分は責任をとらず、両親がなんとかするという経験が、現在の無責任で非道な犯罪につながってしまったのかも知れません。

高校時代には更なる悪事をはたらく

盗み癖がありどことなく普通とは違った少女時代を過ごした木嶋佳苗でしたが、年齢が上がるにつれてさらに目立った悪事をはたらくようになります。まず中学3年生のときに、援助交際をしているという噂が流れます。どちらかというと学校では大人しく地味な存在だった木嶋佳苗だったので、その噂を聞いた同級生は非常にショックを受けたそうです。

さらに高校生になると「自分の彼氏だ」と言って、40代男性の写真を堂々と同級生に見せるなど、目立つ行動をとるようになりました。そして、そういった変わった恋愛遍歴はついに木嶋佳苗を犯罪へと導くことになりました。

木嶋佳苗は高校2年のとき交際していたとされる40代男性に、知り合いの家から通帳と印鑑を盗み出すよう指示されます。800万円の窃盗に加担したとして、木嶋佳苗は保護観察処分を受けることになるのです。この800万円も木嶋佳苗の両親が返済したそうです。

大学は授業料未納で退学

高校を卒業した木嶋佳苗は東洋大学へ進学しましたが、しばらくした後、学費未納で退学になっています。しかし、木嶋佳苗は10代の頃から金遣いが荒く常に財布に大金を入れていたという噂があるので、お金がなく学費が払えなかったわけではないようです。

家族が裕福だからと言って十分にお金を持たされているわけではなかったようなので、財布の大金は援助交際をして稼いだお金ではないかと推測されています。決して勉強ができなかった学生ではなく、むしろとても優秀な学生でした。にもかかわらず大学を途中で退学してしまい、その賢さを詐欺や殺人に使うようになってしまいます。

20代では万引きや詐欺の犯罪も…

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大学を辞め社会人として働いていた木嶋佳苗は、20代で4度逮捕されることになります。会社勤めをしており、普通に生活するには困らないほどの収入があったにも関わらず、異常なまでにお金に執着がある木嶋佳苗は、万引きや詐欺を繰り返したのです。

24歳のときには化粧品を万引き、25歳では本を万引きしました。26歳でお金を盗み出し、28歳ではついにネットオークションで詐欺行為をはたらき、懲役2年6ヵ月の判決を下されました。5年の執行猶予がついたため実刑は免れましたが、反省することは無かったようです。その結果、首都圏連続不審死事件を引き起こすことになりました。

木嶋佳苗の性格や容姿

こちらでは引続き、幼少の頃の性格や成長についてなど木嶋佳苗の生い立ちを説明していきます。木嶋佳苗が常識から逸脱した行動をとるということは前述のとおりですが、やはり性格も普通の子供とは違い、かなり変わっていたようです。現在の死刑囚・木嶋佳苗をの原点ともなった、幼少期の生い立ちをご紹介します。

初潮は8歳!成長が早い子供だった

後に出版された手記によると木嶋佳苗は異常に成長が早く、8歳で初潮を迎え10歳になると完全に大人の体つきに成長したそうです。その分精神的な成長も進んでおり、性に対する関心が目覚めるのも通常の子供より早かったそうです。

通常、女子の初潮は10歳から15歳が平均だと言われています。早い子だと木嶋佳苗のように8歳で初潮を迎える子もいますが、甘えられない家庭環境や栄養の摂りすぎといった原因で初潮が早くなることもあるそうです。早すぎる初潮は、親離れも早く訪れるため、木嶋佳苗のように非行に走ってしまうケースもあります。

中学生で援助交際をしていたのには、成長の早さが関係していたのかもしれません。同級生に馴染めず浮いた存在だったというのも、これだけ成長が早ければ仕方なかったのかも知れません。

浪費癖や虚言癖を持つ変わり者

精神的な成長が早いことで弊害があったのは性に関してだけではありませんでした。木嶋佳苗は金銭感覚もまた通常の子供とは違い、異常な浪費癖があったのです。裕福な家庭でもお小遣いを好きなだけ与えられていたわけではないので、体の関係を持った男性から受け取っていたものだと考えられています。

さらに、木嶋佳苗には子供の頃から虚言癖があったとも言われています。その虚言癖は大人になっても治ることは無く、自身のブログには、誰もが嘘と分かるような虚偽の内容を記載していると話題になっています。しかしそんな木嶋佳苗の、嘘と分かるような虚言に騙された男性達が、次々と事件の被害者になってしまいました。

なぜ騙されるのか分からない程の嘘もあったようですが、思わず信じてしまうほど木嶋佳苗は口が上手く、人を信じ込ませる雰囲気があったと言われています。

美人ではないのにモテていた?

木嶋佳苗は決して美人な女性ではありません。子供の頃から体格も良かったそうで、大人になった現在でも、ぽっちゃりどころか肥満ともいえるスタイルだと言われています。しかし木嶋佳苗は非常に男性にモテたと言います。その証拠に、婚活サイトで知り合い木嶋佳苗に惹かれ、首都圏連続不審死事件の被害者となった男性は6人にも上ります。

高校生の頃の援助交際にしても不思議に感じる人も少なくないはずです。いくら援助交際でも、容姿が悪い女性と関係を持ちたいと思う男性はあまりいないでしょう。それでも、木嶋佳苗に好意を持つ男性は数多くいたのは、木嶋佳苗に、何か男性を惹きつける特別な魅力があったに違いありません。

木嶋佳苗が男を騙す手口とは

美人ではなく、スタイルも良くない木嶋佳苗が男性にモテたのはなぜなのでしょうか。ここでは、木嶋佳苗が何人もの男性の心を虜にした理由を挙げていきましょう。自身のブログでも紹介していたように、木嶋佳苗には男性を惹きつける特技がいくつかあったようです。

ふくよかな体型と優しい雰囲気

木嶋佳苗の容姿は、とても人を殺すような人間には見えなかったと言います。一見どこにでもいそうな女性ですが、親しくなるととても優しい雰囲気があり、その女性らしいふんわりとした感じに好感を抱く男性もいたそうです。そして特に、女性にあまり縁のない男性がそのような木嶋佳苗の優しさの魅力に憑りつかれ、事件の被害者となったのです。

ぽっちゃりとした体も言い換えればふくよかな女性らしい体つきと言えます。そのふくよかな体でスキンシップを受けた男性はしだいに木嶋佳苗に惹かれ、心を開いていきました。結果、犯罪に巻き込まれてしまったのです。

得意の料理で胃袋を掴む

木嶋佳苗が多くの男性にモテた理由のひとつが料理だったそうです。料理学校を優秀な成績で卒業していた木嶋佳苗は、過去に『かなえキッチン』という自身のブログに手料理をアップしていました。このブログで家庭的なところをアピールしては、ターゲットの男性に近づいて行ったそうです。このブログは木嶋佳苗が警察に逮捕される直前に削除されています。

ブログを見て木嶋佳苗に好感を持ち親しくなった男性には、自慢の手料理を振舞っていたようです。そうして胃袋を掴まれた男性は、次々と被害に遭っていきました。

巧みな話術で男を騙す

木嶋佳苗は料理で胃袋を掴むだけではありませんでした。厳しい教育を受けながら育った生い立ちの中で、木嶋佳苗は本をたくさん読む習慣が身に付いたそうです。そのおかげか言葉選びが上手く、巧みな話術でターゲットとなる男性を騙していったようです。

話術だけでなく文才もあり、中には虚偽の内容も綴られたブログで自らをアピールし、婚活サイトで知り合った男性に結婚詐欺を仕掛けました。木嶋佳苗はその容姿に関わらず人を騙せるほど、頭がよかったと考えられます。

体を武器に男を虜にする

木嶋佳苗は非常に性に関して非常に奔放だったようで、公判でも自らの性欲について赤裸々に語っていたようです。そんな公共の前で堂々と語っていたのは、自分に男性を喜ばせるテクニックがあるということでした。木嶋佳苗いわく、ふくよかな体で相手の男性に快感を与えることができるそうです。

さらに木嶋佳苗の武器となるのは、美しい声だったと言います。見た目とは裏腹に鈴の音のような甘い声に、女性経験の少ない男性は虜になってしまったそうです。

首都圏連続不審死事件の判決結果

家族にうまく愛されなかった暗い生い立ちが原因なのか、次々と犯罪を犯した木嶋佳苗は、首都圏連続不審死事件でついに死刑判決を受けることになりました。死刑判決に至るまでは長い時間がかかったのですが、こちらではその経緯をご説明します。

一審二審でも死刑判決

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首都圏連続不審死事件の第一回目の裁判は2012年1月10日、さいたま地方裁判所にて行われました。検察側の集めた証拠によりこの事件は木嶋佳苗の犯行だと認定され、同年4月13日に裁判所は木嶋佳苗に死刑を言い渡しました。ところが、木嶋佳苗側は当然判決に納得せず、その日のうちに控訴の手続きを取りました。

しかし結局は第二審の東京高等裁判所も木嶋佳苗の死刑判決を支持し、2014年3月に控訴を棄却しました。控訴しても、死刑判決が覆ることはありませんでした。

上告しても死刑判決

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第一審、第二審ともに死刑判決が下された木嶋佳苗は、その判決にも納得がいかず即日上告しました。木嶋佳苗の弁護側は被害者男性は自殺したと主張しましたが、結局つじつまが合わず、最高裁判所でも木嶋佳苗が犯した罪が軽減されることはありませんでした。2017年4月14日上告が棄却される判決が言い渡され、木嶋佳苗の死刑がついに確定したのです。

木嶋佳苗は終戦後から数えると15人目の女性死刑囚となりました。さらに、第一審・裁判員裁判で死刑が確定した女性死刑囚としては史上初となっています。

木嶋佳苗本人は反省の色なし

出典: https://www.flickr.com/photos/22146446@N05

死刑判決が下されたときも黙って宙を仰ぎ表情を変えなかった木嶋佳苗は、裁判が開始し、判決が下されるまでまったく反省していなかったと言います。さらに死刑執行を待ちながら過ごす監獄の中でも、獄中結婚や、人に手伝ってもらいブログの更新をするなど、現在もまったく反省していないようです。

木嶋佳苗の家族のその後

木嶋佳苗の生い立ちの中で、強く影響を与えた家族は今どうしているのかが気になります。まず父親ですが、2005年に自動車事故に遭い他界したそうです。当初は自動車事故と言われていましたが、本当は自殺ではないかとも囁かれています。やはり、木嶋佳苗の家族には暗い闇があったのでしょう。

木嶋佳苗の手記には、父親が死んだのは母親のせいだと書かれています。このことから考えても、木嶋佳苗と母親はあまり仲が良くなかったのかもしれません。さらに木嶋佳苗の母親は、娘の死刑が決まっても「あと5年10年は執行されない」と言って、娘を気に掛けるようすもないそうです。

当然、被害者に対する謝罪などもなく、母子揃って身勝手さが伺えます。家族は他にも妹と弟がいますが、それぞれ平和に暮らしているのでしょう。妹はときどき面会に来るそうで、同じ生い立ちを背負った兄妹なら、木嶋佳苗に共感している部分があるのかも知れません。

首都圏連続不審死事件の被害者とは

死刑が妥当であると判断されるほど残忍な首都圏連続不審死事件で、お金目当てという身勝手な木嶋佳苗によって殺害されたの被害者男性と、犯行の手口をそれぞれまとめました。あまりの残忍さに目を背けたくなるかも知れません。

被害者①松戸市の70歳男性

首都圏連続不審死事件の1人目の犠牲者は、千葉県松戸市に住んでいた70歳の男性です。この男性は殺されるまでに、木嶋佳苗に7400万円も貢いでいます。自営業でかなりの金持ちだったと考えられるこの70歳の男性は、2007年8月に自宅の風呂場で亡くなっていたそうです。

詳しい死因がわからず不審死として扱われましたが、交際の事実が発覚したうえに金銭のやり取りがあったことから木嶋佳苗に容疑がかかったのです。
 

被害者②青梅市の53歳男性

2009年1月には東京都青梅市で2番目の被害者が出ました。一酸化炭素中毒で死亡したこの男性は53歳の会社員でした。この男性も、不思議なことに死亡直前に木嶋佳苗に1700万円を振り込んでいました。

被害者③野田市の80歳男性

同じく2009年5月千葉県野田市で家が全焼し、中から80歳男性の遺体が発見されました。一見、普通の火事のように見えましたが、遺体のそばに不自然に練炭が置かれてあるのが見つかり、これは一酸化炭素中毒による殺人だと断定されました。

男性が死亡した直後、木嶋佳苗によって男性の預金190万円が引き出されていました。また男性が生きているころ、木嶋佳苗は男性の家から高価な絵画を盗み出しお金に換えていましたが、男性はそれを自分の家族のせいにして疑いませんでした。結局、木嶋佳苗に裏切られたまま殺されてしまったのです。

被害者④千代田区の41歳男性

野田市の不審死から約3ヵ月後の2009年8月、4人目の被害者が発見されました。この男性は東京都千代田区に住む41歳の会社員ですが、遺体が見つかったのは埼玉県ふじみ野市内の駐車場に停められたレンタカーの中でした。車からは練炭が見つかり死因は一酸化炭素中毒ということで、初めは自殺として進められていました。

ところが遺体から睡眠薬が検出され、誰かに眠らされているのではと推測されたり、自殺にしては不審な点があるので他殺の可能性が考えられるようになりました。生前この男性は「結婚したい」と言われ、木嶋佳苗に470万円渡していたことがわかりました。この事件がきっかけで、今までの一連の事件に木嶋佳苗が絡んでいると疑われるようになりました。

その他2名の男性の不審死も

上記の4名以外にも、木嶋佳苗の手によって殺害されたと推測される被害者が2名いるそうです。年齢や住まいに関しては、関東地方在住の中年男性ということしか明らかにされておらず、殺害方法なども公開されていません。ただ、ほかの4名と同様、木嶋佳苗が金銭目的で殺害したということには間違いないそうです。

不審死以外にも詐欺・窃盗被害にあった男性も

殺人に至らなくとも、木嶋佳苗は詐欺や詐欺未遂、窃盗などの事件を起こし何人もの男性から金銭を奪おうとしました。静岡県の40代男性からは130万円、長野県在住の50代男性からは190万円、東京都の40代男性からなんと400万円を騙し取った詐欺容疑で逮捕されています。

また50代男性から100万円、埼玉県の30代男性からは70万円を騙し取ろうとしましたが、いずれも未遂に終わりました。とにかく過去の生い立ちが関係しているのか手癖が悪く、一緒にホテルに宿泊した男性からは、こっそり5万円を盗もうとしたこともあったようです。

木嶋佳苗の獄中結婚と現在

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数々の犯罪を繰り返し、とうとう死刑判決が下された木嶋佳苗は現在、死刑囚として監獄生活をしています。こちらでもまったく反省は見られず、悠々とストレッチしたりブログを運営するなどしているそうです。現在ブログでは獄中結婚した夫の様子なども報告され、常識を逸脱していると世間から驚かれています。

また常に男性の影があった木嶋佳苗ですが、結婚して夫はいたのでしょうか。ここからは、拘置所の中で過ごす現在の木嶋佳苗について述べていきます。

2回獄中結婚している

木嶋佳苗は男性にモテていたにもかかわらずすべてお金目当てであり、逮捕前に結婚歴はなく夫はいないようでした。しかし逮捕されてからなんと刑務所内で、二度の獄中結婚をしています。受刑者にも婚姻の権利は当然認められているため、木嶋佳苗に関しても獄中結婚をしてはいけないという決まりはありません。

特に死刑囚の場合、刑が確定すると面会できる人間が制限されるので、支援者と獄中結婚する例もたびたび見られます。木嶋佳苗が獄中結婚した相手もやはり支援者だったそうです。獄中結婚までのやり取りは相手との手紙のみになります。お互いの家族とは手紙で引き合わせ、結婚式などは行えません。

夫になったとしてももちろんプラトニックな関係です。夫になる人にはハッキリ言ってあまりメリットがあるとは思えない獄中結婚ですが、木嶋佳苗はうまく夫に同意させたのです。

1回目の夫は60代の支援者

木嶋佳苗の一度目の獄中結婚は60代の支援者の男性でした。夫となったその男性は、木嶋佳苗との獄中結婚を非常に悩んだそうですが、押しに負けて承諾してしまいました。その男性は妻を亡くし、木嶋佳苗と同じ年くらいの子供がいるそうです。

獄中結婚後、この夫には週一回のペースで会いに来てほしいと望んでいましたが、それもなかなか厳しかったと言っています。結局、この1人目の夫は交通事故で大けがをしてしまい、会いに来ることができなくなったことを理由に、木嶋佳苗から離婚を切り出しました。

2回目の結婚後元夫と養子縁組

1人目の夫と離婚したのちに、木嶋佳苗は2人目の男性と獄中結婚し新しい夫ができました。二度目の獄中結婚の相手もやはり支援者だったことから、木嶋佳苗はどうしても外部との連絡手段を必要としていたのだということがわかります。この夫は「土井さん」というらしく、二度目の獄中結婚ののち木嶋佳苗は「土井佳苗」となっています。

現在もこの「土井」という男性が夫であるようですが、なんと、最初に獄中結婚した元夫は、現在木嶋佳苗の養父ということになっています。つまり、元夫と木嶋佳苗は養子縁組をしたのです。こちらも面会のためなのかも知れませんが、木嶋佳苗はありえないようなことを考えるものです。

獄中からブログを運営

木嶋佳苗は逮捕される前からマメにブログを更新しています。逮捕前に削除された幻のブログもありますが、逮捕後に開始された獄中結婚の様子などを綴ったブログもあります。それが『木嶋佳苗の拘置所日記』です。当然、監獄の中でパソコンを使えるわけではないので、木嶋佳苗自身で更新されてはいません。

木嶋佳苗の獄中結婚した夫含め、数名の支援者が木嶋佳苗から手紙を受け取って、ブログの運営を手伝っているのです。真偽のほどは不明ですがそのブログには、獄中でいかに木嶋佳苗がモテているかなどの内容が綴られています。

このブログを巡って木嶋佳苗は母親ともめていたこともあるそうです。ブログの運営や手記の出版をやめてほしいという母親の希望を受け入れない木嶋佳苗に対し、母親は腹を立てているそうです。

木嶋佳苗は現在も獄中で反省のない生活を送っている

6人もの男性の命を奪った首都圏連続不審死事件の犯人・木嶋佳苗の生い立ちや性格、犯罪歴をまとめました。お金に異常に執着があったりウソばかりついて人を陥れる性質は、家族から愛情を感じることができなかった暗い生い立ちと関係があったのです。

現在も『拘置所ブログ』はたびたび更新され、木嶋佳苗のまったく反省のない様子が世間を騒がせています。死刑が執行される日まで、木嶋佳苗は一度も反省することなくマイペースに拘置所生活を過ごすのかもしれません。亡くなった被害者の遺族のためにも、刑が執行される前にきちんと反省の意を述べて欲しいものです。

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なおきー太

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