同族嫌悪の意味とは!同族嫌悪する人の心理と同族嫌悪の例を紹介

「同族嫌悪」という言葉を知っていますか。何となく苦手だと感じていた人への感情は、「同族嫌悪」から生まれたものだったのかもしれません。「同族嫌悪」の心理状態とはどんなものなのでしょうか。「同族嫌悪」の意味や対義語、類義語、同族嫌悪の例を分かりやすくまとめました。

同族嫌悪の意味とは!同族嫌悪する人の心理と同族嫌悪の例を紹介のイメージ

目次

  1. 1同族嫌悪とは?
  2. 2同族嫌悪する人の心理
  3. 3同族嫌悪の例
  4. 4同族嫌悪から抜け出す方法
  5. 5同族嫌悪の心とうまく付き合おう!

同族嫌悪とは?

「同族嫌悪」は、「どうぞくけんお」と読みます。ある人と接すると「何だか苦手…」「なんかイライラする」といった感情に悩まされることあるのではないでしょうか。もしかするとそれは、「同族嫌悪」から生じた感情かもしれません。そんな「同族嫌悪」について細かく説明していきます。

同族嫌悪の意味

「同族嫌悪」は、同じ種類や系統のものを嫌悪したり、自分と同じ趣味や性質を持つ人に対して抱く嫌悪感のことを言います。ただ見ているだけでイライラしたり、嫌悪感を持つ相手というのは、実は自分に似ているのかもしれません。

同族嫌悪の対義語

「同族嫌悪」の対義語として、「同気相求(どうきそうきゅう)」や「同類相求(どうるいそうきゅう)」等が挙げられます。また「同気相求」は、「気の合う者同士は互いに求め合い、自然と集まること」を意味しています。「同類相求」も同様の意味で、「同類相求む(どうるいあいもとむ)」と訓読みします。

またことわざにも対義語があり、「類は友を呼ぶ」という言葉で表現されます。こちらの方が聞き慣れている人が多いのではないでしょうか。

同族嫌悪の類義語

「同族嫌悪」の類義語は、「近親憎悪」が挙げられるのではないでしょうか。「近親憎悪」は「きんしんぞうお」と読みます。「親族同士、または性格の似通った者同士が、ひどく憎み合うこと」を意味します。

他に、「自己嫌悪」「近隣憎悪」も類義語になります。「自己嫌悪」とは、「自分で自分自身が嫌になること」を意味します。「近隣憎悪」とは、「自分と似ている人に対して、不快感や嫌悪感を持つこと」を意味します。

同族嫌悪する人の心理

それでは、「同族嫌悪」をする人の心理とは、一体どんなものなのでしょうか。人が嫌悪感を持つ心理について、紐解いていきましょう。

嫌いな人に自分を投影している

誰しも1つや2つは自分の嫌いな部分を持っています。それが意識的でも無意識的でも、自分と似ている人を通して自分の嫌いな部分を見てしまっており、その人のことを苦手や嫌いだと思ってしまうという心理状態です。「同族嫌悪」とは、一説には「自分の嫌いな部分を相手が見せるために起こる感情」とされています。

嫉妬心を抱いてしまう

趣味や好きなものが同じで話が合いますが、自分の好きなものを取られたくないという嫉妬から、同族嫌悪から嫌悪感を抱いてしまうこともあります。

好きだからこそ強いこだわりが生じる

趣味や好きなものが同じでも、好きな理由や好きな部分は人それぞれです。その趣味や好きなものに関して、自分の好きなものを悪く言われたり否定されたりすると、あまり良い気持ちはしないことでしょう。お互いこだわりが強いがために、お互いの好きな理由や部分を認められないのです。それが「同族嫌悪」を生んでしまいます。

同族嫌悪の例

次に、「同族嫌悪」の例を「オタクやマニア」「ぶりっ子な女性」「家族」に分けて挙げていきます。自分にも当てはまるものがあるか、チェックしてみましょう。

例①オタクやマニア

「オタク」や「マニア」と記載しましたが、正確には違いがあります。「オタク」とは、日本で誕生した大衆文化の愛好家を指します。その大衆文化とは、漫画やアニメ、SF、鉄道、アイドルなど多岐に渡ります。「マニア」とは、普段から自分の得意とする分野に熱中する人のことを指します。ここでは「自分の好きな専門分野に熱狂的に没頭する人」とします。

オタクやマニア同士が「同族嫌悪」になる理由、2つを挙げていきます。1つは、「嫉妬心」から「同族嫌悪」になるパターンです。自分が好きなアイドルやアニメのキャラクターが同じ人に嫌悪感を抱くことがあります。その理由は、「対象(アイドルやキャラクター)を最も愛しているのは自分である」と思ってためです。

好きであるがゆえ、嫉妬心が芽生えるのは当然のことでしょう。同じアイドルやアニメのキャラクターが好きなのですから、稀に分かり合える場合もあります。しかしなかなか割り切れないのがオタクやマニアの心理なのかもしれません。

2つめは、「同じだと思われなくない」という感情から「同族嫌悪」になるパターンです。
アイドルやアニメのキャラクターのグッズを、周りに分かるように身につけるオタクやマニアがいます。それとは反対に、周りの目を気にしてグッズなどは持ち歩かないオタクやマニアがいます。

どちらが良い悪いということはありませんが、両者の間で「同族嫌悪」になる場合があります。お互い、人の目を気にしないオタクやマニアを見て嫌悪感を感じ、逆に人の目を気にしてグッズを持ち歩かないオタクやマニアに嫌悪感を感じるという状態です。

例②ぶりっ子な女性

「ぶりっ子」とは、主に女性が異性の前で無知なふりをして甘え非力なふりをし、わざとらしくアピールしている人を指します。多くは否定的な意味で使われる言葉でしょう。

「ぶりっ子」と呼ばれるような女性は、同じく「ぶりっ子」と呼ばれるような女性が苦手だと言う人が多いそうです。紹介した通り、自分と似た人(趣味、性格、容姿など)にコンプレックスを感じ、「イライラする」と思ってしまう心理を「同族嫌悪」と呼びます。しかし、本人はその相手と似ていることに気づいていない場合が多いです。

例③家族

前項でも紹介しましたが、自分と似ている人がいると、相手を通して自分のコンプレックスを感じてしまうことで「同族嫌悪」になります。

自分と似ている人、つまり家族は特に自分に似ているので「同族嫌悪」になる場合があります。それは、親と子や兄弟の間などで起こるでしょう。例えば親に反発してしまったり、兄弟に会うたびに喧嘩ばかりなど、どうしても合わないと感じる場合です。自分と似ているがゆえ、相手を通して自分の嫌な部分を見てしまい「同族嫌悪」に陥るケースです。

同族嫌悪から抜け出す方法

「同族嫌悪」にならなければ、「イライラしなくて済むのに」と思うことでしょう。どうすれば、「同族嫌悪」から抜け出せるのでしょうか。方法を3つ紹介します。

方法①相手の好きなところを探す

「嫌いな人に自分を投影している」の項目でもお話しましたが、自分と似ている人を通して、自分の嫌いな部分を見ているので「同族嫌悪」が起きるのです。つまり、自分と似ている人を通して自分の嫌いな部分を見ているのですから、その逆をすれば良いのです。その逆とは、その自分と似ている人の好きな部分を見つけることです。

自分と似ている人の好きな部分は、自分の思う「自分の好きな部分」なのです。相手の好きな部分を見つけることによって、「同族嫌悪」を回避できるのではないでしょうか。

方法②自分を褒めて自信をつける

自分の嫌いな部分を認められる人の場合は、「同族嫌悪」になることはないのです。しかし誰しも自分の嫌いな部分が1つや2つあり、コンプレックスを抱えているのではないでしょうか。自分の嫌いな部分に大きな嫌悪感を持っているとより「同族嫌悪」になりやすいようです。

自分の嫌な部分にばかり目を向けず、自分の良い部分を見つけましょう。どんな小さなことでも良いのです。「料理ができる」「遅刻しない」「連絡がマメ」などたくさんの良い部分があるはずです。そしてそんな自分をたくさん褒めましょう。自分に対して卑屈にならず、自分自身が今の自分を褒め、認めることが大切です。

方法③成功体験を重ねる

前項で、自分をたくさん褒めて、自分を認めることで、「同族嫌悪」を回避できるとお話しました。自分の良い部分を見つけ自信をつけられるようになると、それまでに得られたポジティブな気持ちを他のことに応用し成功体験を掴んでいけるようになります。

嫌悪感というものは、自分の理想と現実のギャップにより生まれます。それなら自分の理想と現実の狭間で嫌悪感を抱えるのではなく、最初は理想のハードルを少し下げ、徐々に高いハードルへと変えていけば良いのです。成功体験を重ねていくうちに徐々に高いハードルへとトライ出来るようになり、自分への嫌悪感は薄れていくでしょう。

同族嫌悪の心とうまく付き合おう!

趣味や好きなものが同じであったり、自分と似た人に出会う機会は多くありません。せっかく出会えた共通点がある人に、「同族嫌悪」という感情を抱くのは、もったいないことではないでしょうか。趣味や好きなものが同じでや自分と似ているということは、見方を変えれば共感し、お話できる相手なのです。

せっかく出会えた趣味や好きなものが似ている仲間です。「同族嫌悪」という感情を持つのではなく、楽しく会話してみましょう。自分を褒め認めることで、自分の似ている人は一番の理解者になるかもしれません。

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YUK

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