【廿日市女子高生殺人事件】北口聡美さん殺害の真相や鹿嶋学の犯行動機は

廿日市女子高生殺人事件とは、かわいいと言われていた北口聡美さんが殺害された事件です。父の忠さんは犯人逮捕のために様々な活動をしたようですが、未解決事件となったようです。廿日市女子高生殺人事件の真相、犯人の鹿嶋学の犯行動機や生い立ち、判決の行方など紹介します。

【廿日市女子高生殺人事件】北口聡美さん殺害の真相や鹿嶋学の犯行動機はのイメージ

目次

  1. 1廿日市女子高生殺人事件とは
  2. 2廿日市女子高生殺人事件の真相
  3. 3廿日市女子高生殺人事件の被害者・北口聡美さんとは
  4. 4廿日市女子高生殺人事件の犯人・鹿嶋学とは
  5. 5廿日市女子高生殺人事件のその後
  6. 6廿日市女子高生殺人事件の犯人・鹿嶋学の判決が注目される

廿日市女子高生殺人事件とは

世界でも類を見ない安全な国といわれる日本で、近年は不可解な殺人事件が少しずつ増加しています。その中の一つ、2004年10月5日に広島県廿日市市(はつかいちし)で発生した女子高生殺人事件も、犯人の犯行動機などがいまだに不明のままとなっているなど、不可解な事件のひとつといえるでしょう。

長年にわたり犯人が逮捕されなかった事件

廿日市女子高生殺人事件は、2004年10月5日午後3時過ぎごろに発生しました。捜査に参加した捜査員は、のべ30万人も投入され大捜査だったと言われています。事件発生直後から捜査本部に寄せられた情報は、最終的に約5900件に上りました。

しかし有力な情報が得られず、ついに2008年2月には容疑者に関する有力な情報を提供すれば300万円が支払われる「懸賞金」をかけられたのです。事件発生から14年もの長い間、犯人の足取りは全くつかめなかったという非常に稀有な事件となりました。

鹿嶋学が逮捕され終焉を迎えた事件

突然、廿日市女子高生殺人事件は急展開します。2018年4月13日に全く別の暴行事件の容疑者であった鹿嶋学の指紋が、廿日市女子高生殺人事件の犯人のものと思われる指紋と一致したのです。このため鹿嶋学は、廿日市女子高生殺人事件の容疑者として緊急逮捕されました。そしてDNA鑑定で鹿嶋学が廿日市女子高生殺人事件の犯人だと結論付けられました。

廿日市女子高生殺人事件の真相

2004年10月に広島県廿日市市で女子高生が刺殺されました。なぜ女子高生が犠牲になったのでしょう。優秀であるはずの日本の警察が犯人を逮捕できなかったのは、どのような理由があったのでしょうか。

離れで仮眠中の女子高生が刺殺される

2004年10月、高校では中間テストの時期でした。広島県廿日市市上平良に住む当時高校2年生(17歳)だった北口聡美さんは前夜のテスト勉強で疲れていたため、自宅から離れた2階の自室で仮眠をしていました。枕元に置いてあるミニコンポにイヤホンを繋ぎ、音楽を聴きながらベッドで横になっていたのです。

午後3時ごろ、北口聡美さんの悲鳴と離れの階段を駆け下りる音に、母屋にいた祖母と北口聡美さんの妹が驚いて駆けつけます。離れの玄関先で北口聡美さんが刃物のようなもので刺されて倒れており、そこには大量の血が流れていました。

在宅中の祖母も刺される

駆けつけた北口聡美さんの祖母(当時72歳)と妹(当時12歳)は、離れの玄関先で鹿嶋学と鉢合わせになりました。鹿嶋学は祖母を襲い掛かり、背中や腹部を10箇所を刺しました。その間に妹は裸足のまま、自宅から約30m先にある園芸店まで走り助けを求めました。

警察や救命が到着するまでの間に、犯人は既に逃走していました。犯行後、すぐに立ち去ったと考えられています。襲われた二人はすぐに病院に運ばれましたが、北口聡美さんは出血性ショックのため搬入して間もなく死亡が確認されました。一方、祖母は重症ではありましたが、幸いにも一命は取り留め、後に回復しました。

警察の捜査が難航

ドアノブに残された指紋や犯人のものと思われる血痕、北口聡美さんの爪の中から採取された皮膚片、また足跡などからダンロップのスニーカーを履いているなど、現場には犯人と思われる多くの物証が残されていました。それだけの証拠があるにもかかわらず、廿日市女子高生殺人事件の捜査は出だしから難航します。

指紋などの有力な情報は、前科者などであれば犯人確保に結びつきますが、前科が無い場合は手がかりになりません。この指紋は、警察の前科者データベースには登録されていないものだったのです。

足跡などは流通量の非常に多いスニーカーのものだったため、有力な手がかりにはなりませんでした。広島県警は妹などの目撃証言をもとに、事件から2日後に犯人の似顔絵を公開しました。それでも犯人に近づくことは出来ませんでした。

未解決事件として知られる事件となる

遺品のほとんどは返却されましが、携帯電話だけは今も返却されていません。実は携帯の中に、家族や友人でさえも心当たりがない男性二人組みの名前が残っていました。

通話記録によると、北口聡美さんは男性たちを「君」と呼んでいました。そのため、同世代の親しい間柄には違いないと捜査当局はみていますが、実はこの男性二人の身元が全く判明していないのです。謎の男性二人組みの情報は行き止まりとなり、怨恨や通り魔や物取りやわいせつ目的など、あらゆる方向から捜査されましたが犯人には全く繋がりませんでした。

こうして広島県警捜査員たちの懸命な捜査にも関わらず、事件は未解決事件となってしまいました。その後、マスコミでも身解決事件の代表として番組に取り上げられたことがありました。テレビ朝日生放送事件情報番組の『奇跡の扉TVのチカラ』でも取り上げられましたが、それでも犯人に繋がることはありませんでした。

廿日市女子高生殺人事件の被害者・北口聡美さんとは

廿日市女子高生殺人事件の被害者である北口聡美さんとは、いったいどのような人物だったのでしょうか。事件の被害者になる方の中には、同情の余地無しとも思える人もいます。逆に、このような無関係の人が何故犠牲になるのか理解に苦しむ事件もあります。北口聡美さんの場合は、どうなのでしょうか。

高校に通うかわいい女子学生

北口聡美さんが通学していた広島県立廿日市高等学校は、県内でも有名な進学校です。彼女は小学生の頃から塾通いをするなど、非常に真面目な生活を送っていました。将来の夢は設計士で、そのために理系の大学進学を夢見ていたそうです。

真面目といっても決して引っ込み思案ということではなく、学校では友達も多くクラスでは「天然キャラ」ともいわれ、明るくかわいいごく普通の女子高生でした。また家族との関係は非常に良好で、事件に遭遇した妹の他に弟もおり、弟妹思いの優しいお姉ちゃんと近所でも評判でした。

更には反抗期を迎えることが多い年頃にもかかわらず、お父さんとは非常に仲が良く休日には一緒に映画を見に行くほどの仲良しでした。北口聡美さんの周囲4万人を調査した捜査員たちは、人から恨みを買うことは考えられない女子高生だと結論付けていました。

祖母と妹と在宅中の出来事

事件が起きた10月5日は、高校の中間試験期間でした。このため、北口聡美さんは普段よりは早めに帰宅しました。前日夜にテスト勉強を遅くまでしていた北口聡美さんは、母屋にいた祖母と妹に「4時まで寝るね」と声をかけ、離れ2階の自室で仮眠をしていました。

このとき、枕元においてあったミニコンポにイヤホンをつなげ、音楽を聴きながら仮眠していたのです。音楽をかけていなければ、犯人の足音で目が覚めていたのかもしれません。テスト疲れとイヤホンのため、犯人に襲われるまで全く気がつかなかったようです。午後3時ごろ、犯人に気が付いた北口聡美さんは悲鳴をあげ、階段を駆け下りました。

出血多量による死亡

ミニコンポにつながっていたイヤホンが抜けていたことから、北口聡美さんは異常に気がついて飛び起きたのではないかと思われています。離れの2階へ続く階段には犯人の足跡がありました。これら状況証拠からは、北口聡美さんは自室で犯人の襲撃に遭遇し、慌てて階段を駆け下りたことが想像できるのではないでしょうか。

左胸など10箇所ほど刺された北口聡美さんは玄関先で襲われ、出血性ショック死で即死に近い状態だったといいます。そして祖母は玄関で犯人と鉢合わせをし、背中など4箇所刺されます。唯一無傷だった妹は即座に逃げ出し、自宅から30m先の園芸店に助けを求めました。

廿日市女子高生殺人事件の犯人・鹿嶋学とは

廿日市女子高生殺人事件の犯人である鹿嶋学とは、どのような人物なのでしょうか。凶悪事件を起こす人物らしい生い立ちだったのでしょうか。それとも、「こんな真面目な人が殺人事件を起こすなんて考えられない」といわれるような人物だったのでしょうか。

鹿嶋学の生い立ち

廿日市女子高生殺人事件の犯人である鹿嶋学は、山口県宇部市出身です。警察などからの鹿嶋学の正確な生い立ちが発表されていないので辻褄が合わないのですが、2001年3月に宇部市内の高校を卒業したことは確かです。

その後、萩市内の金属加工工場に就職した、宇部市内の建設会社に就職した、事件直前の1年弱は無職だったというような情報がいまだに錯綜しています。間違いないのは、廿日市女子高生殺人事件が発生した直後から宇部市内の建設会社に勤務していたということです。

勤務態度は真面目であり、そのころは既に実家で両親と共に暮らしていましたが、近所でも真面目と評判で問題を起こすようなことは聞かれていないようです。

身勝手極まりない犯行動機

取調べは広島県警がいまでも進めてはいるのですが、発表されている情報によると犯行動機がちぐはぐしています。自暴自棄になったので通り魔的犯行だったといってみたり、わいせつ目的だったと証言を翻したりしています。また、当時北口聡美さん宅周辺は空き巣や泥棒被害が多発していたことから、物取りの犯行とも考えられています。

また不審者が原付バイクでうろついているという情報もありました。鹿嶋学の自宅から殺人現場までは140km離れています。イライラするとバイクで遠出すると鹿嶋学は話しており、取調べ班も慎重に裏づけを調査しているとのことです。

北口聡美さんの着衣に乱れが無かった点や部屋の中が荒らされていないことから猥褻目的ではなく、犯行目的がいわゆる「仕事でムカついていたことがあったから」などという身勝手なものではなかったのかともされています。

同級生も語る凶悪性

鹿嶋学が廿日市女子高生殺人事件の容疑者であることが判明したとき、鹿嶋学が勤務していた山口県宇部市の建設会社社長は「後輩の面倒も良く見ていた」「広島だとか廿日市なんていう言葉は聞いたことが無い」と驚きを隠せませんでした。

その反面、中学校の頃から鹿嶋学はナイフを持ち歩いていたようで、ナイフで野良猫などを切りつけていたと、友人に語っていたようです。ナイフに固執しているのか、廿日市女子高生殺人事件で使用されたとされる折りたたみナイフが宇部市の鹿嶋学の自室から押収されています。

高校の同級生からは「普段は大人しいけれど、キレると人が変わる」「車で誤って猫を轢いてしまったときに、車内で1人だけ喜んでいた」などという声もありました。鹿嶋学の身勝手さ、凶悪性は突然湧き出てきたものではないということです。

廿日市女子高生殺人事件のその後

別件で人物情報が警察のデータベースに載った事で、廿日市女子高生殺人事件の犯人である鹿嶋学が逮捕できました。それまでの約14年もの間、この事件は未解決事件として扱われてきました。2018年4月に鹿嶋学が会社同僚に暴行を加え、山口県警が任意で捜査しました。それがなかったら、いまでも廿日市女子高生殺人事件は犯人逮捕には至らなかったのです。

北口聡美さんの父による執念のブログ

北口聡美さんとは仲良しだった忠さんは事件の翌年から犯人逮捕に少しでも近づきたい気持ちで、ブログを書き続けてきました。ブログには忠さんの娘を守れなかった無念が綴られ、そして事件に対しての情報提供を呼びかけていました。娘の命日である10月5日の前後には、毎年捜査員と一緒に街頭で情報提供を呼びかけるチラシを配布していました。

「犯人が逃げ回るのであれば、こっちはとことん追いかけてやる」と、チラシを配る父・忠さんはブログ内で語っています。長期間にわたるブログ記事やビラの配布行為は、父親の犯人に対する執念ともいえるでしょう。

そして、鹿嶋学容疑者逮捕がされました。犯人逮捕と報道されたあとのブログには「自分の気持ちの中では未解決というモヤモヤとした気持ちが払拭された」と綴られていました。

鹿嶋学の父親の言葉に批判殺到

鹿嶋学の父親は山口県宇部市で会社を経営していました。甘やかして育てたという証言はありませんでしたが、自分の息子が殺人を犯したにも関わらず、インタビューなどではどこか他人事のような態度をしたため、世間からは批判を浴びました。

特に「広島県や廿日市などという言葉を息子から聞いたことがない」「息子は人を殺すような性格ではなく、大人しい印象だ」というような、息子擁護の発言を繰り返したために世間からの反発を生じてしまいました。逮捕当時、既に鹿嶋学は35歳を過ぎており、それを考えれば親の管理下というわけではないかもしれません。

しかし、親と息子が同居しているにも関わらずどこか他人に接するような発言は、親としての事件への接し方としては不謹慎だと世間から嫌われてしまったということです。

鹿嶋学の判決とは

鹿嶋学は2018年4月13日に、北口聡美さん殺害の疑いで逮捕されました。また、5月3日には北口聡美さんの祖母に対する殺人未遂罪で再逮捕となり、5月24日になると広島地検は鹿嶋学を殺人罪と殺人未遂罪で起訴しました。

2019年9月現在、裁判員裁判の判決は出されていません。裁判員裁判になってから、公判になるまで時間がかかるようになったようです。さらに、鹿嶋学の態度や供述には矛盾することも多く翻すこともあるとのことで、最終的な判決までは相当時間がかかりそうです。

廿日市女子高生殺人事件の犯人・鹿嶋学の判決が注目される

北口聡美さんの携帯に残された2人の男性の行方は依然として分かっていません。鹿嶋学の自供で猥褻目的と証言しながら、被害者の着衣に乱れが無かったことが謎といわれています。また、通り魔事件であるにもかかわらず、鹿嶋学は迷わず北口聡美さんの部屋へたどり着いていることも不思議でしょう。この事件には不可解な点が幾つも残されているのです。

逮捕から時間が経ちましたが、謎の部分はまだ解明されていません。鹿嶋学の自供や現場検証などを経て、事件の真相が解明されることを多くの人が望んでいることでしょう。そして、残虐な事件を起こしたにも関わらず、平然と14年間も過ごしていた鹿嶋学への公正なる判決が下されることを、世間は注目しています。

関連するまとめ

Missing
この記事のライター
tm06120712trs
よろしくおねがいいたします。

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ