ハルキストの特徴5選!ハルキスト男女の印象は「うざい」「きもい」?

ハルキストの意味を知っていますか。村上春樹のファンは世界中におり中には有名人もいますが、通常の村上春樹ファンの枠を超えた熱狂的ファンをハルキストと呼びます。とかくきもい、うざいと言われ「やれやれ」が口癖のハルキスト男子や女子の特徴と恋愛傾向をまとめてみました。

ハルキストの特徴5選!ハルキスト男女の印象は「うざい」「きもい」?  のイメージ

目次

  1. 1ハルキストとは
  2. 2ハルキストの特徴5選
  3. 3ハルキスト男子・女子の印象
  4. 4ハルキスト男子の恋愛傾向
  5. 5うざいハルキストへの上手な対処法
  6. 6ハルキストは孤独に憧れる人が多い

ハルキストとは

ハルキストという言葉を聞いたことはありませんか。毎年10月になるとある人物がノーベル賞を取るのではないかと世の中が騒ぎ立て、その人の作品を語り合う人達がテレビでも紹介されます。どうやら文学に造詣の深い人達のようですが独特の雰囲気も持ち合わせているようです。一体ハルキストとはどのような人なのでしょうか。

ハルキストの意味は村上春樹の熱狂的ファン

ハルキストとは作家の村上春樹のファンのことですが、村上春樹の作品だけではなく彼自身のライフスタイルも含めた村上ワールドという世界観に心酔している熱狂的なファンをハルキストと呼んでいます。よくミュージシャンやアイドルには熱狂的なファンがつきまといます。

しかし有名な文学者に心酔して彼のライフスタイルまでも真似てみようという社会現象は他にはあまりないのではないでしょうか。確かに村上春樹の作品は独特の世界観を持っており一度はまったらやみつきになるようです。さらに村上春樹自身の生き方についても憧れるファンが大勢います。

どうやらアイドルを単に追いかけるファンという説明では片付けられない、深淵な心理を持っているのがハルキストのようです。

有名人も多い

村上春樹の小説は世界各国で翻訳されて読まれています。読みやすい文体のために翻訳されても物語の趣旨が伝わりやすいのでしょう。そのためか世界中に村上春樹のファンがいて、その中には有名人もいます。たとえば香港の映画監督のウォン・カーウァイ、この人は『恋する惑星』や『マイブルーベリーナイツ』で有名ですが熱烈な村上ファンです。

また映画『ハリーポッター』シリーズ主演のダニエル・ラドクリフも自ら村上春樹のトリコだと言っています。またアメリカの女優および歌手のエマロバーツもハルキストと認めているようです。日本の有名人としては『君の名は。』の大ヒットで有名なアニメ監督の新開誠、歌手のスガシカオ、作家の島本理生、格闘家の須藤元気など各方面にいます。

ハルキストの特徴5選

ハルキストには独特の特徴があると言われています。村上春樹に心酔するあまり彼の作品中で語られたことを真似したり再現してみたいという欲求が強すぎるせいか、一般人から見るとかなり行き過ぎた態度に受け取られてしまうようです。

特徴①「やれやれ」が口癖

ハルキストは村上春樹の作品の中に頻繁に出て来るフレーズを真似することが多いです。例えば目の前で起こった状況に呆れてしまったり、心身共に疲れてしまったような時に発するのが「やれやれ」なのです。ふつのシチュエーションではなかなか使わない言葉でしょうが、ハルキストは使いたくてうずうずしています。

そしてうまくチャンスが巡ってきたら満を持して「やれやれ」と放ちます。もっとも周囲の人達には村上春樹の定番のフレーズだということが分からないでしょう。もしもここで「あ、春樹ですね」などと応じてしまうとハルキストは水を得た魚のようにウンチクを語り出してしまいますので、時間の無いときには無視をしておいたほうがよさそうです。

なお、このほかには「オーケイ、わかったよ」「どうしてだろう、わからない」「悪くない」「あるいはそうかもしれない」などの口癖もあります。

特徴②クラシックや洋楽が好き

村上春樹の作品にはクラシック音楽やジャズなどの洋楽がよく出て来ます。村上春樹自身が作家になる前にジャズ喫茶を経営していたこともあるくらい音楽に対する造詣が深いのです。大ヒットした『1Q84』でたびたび出て来たクラシック音楽はチェコスロバキアの音楽家のヤナーチェクの『シンフォニエッタ』という曲でした。

それまではあまり知られていなかったのが、急にCDの売り上げが伸びたそうです。きっと世界中のハルキストたちも買いあさったのでしょう。また、村上春樹はジャズに限らずさまざまな洋楽に通じており2018年から不定期に出演しているFMTOKYOの『村上ラジオ』では自分が影響を受けた洋楽についてウンチクを傾けています。

このような村上春樹の趣向に合わせて、ハルキストはクラシックやジャズなどの洋楽好きを自認するようになり、村上春樹のようにウンチクを明かしたくなるのです。

特徴③朝型の生活を送る

村上春樹は毎朝4時に起きて約10kmのランニングをするのを日課としています。海外に行ってもこの習慣は欠かさないようにしており、必ずジョギングシューズを持っていき朝早くランニングをしているのです。1993年から95年のおよそ2年間ボストン近郊で生活していた時には毎朝チャールズ河沿いをランニングしていたそうです。

さらに村上春樹は本格的なマラソンに出場したりトライアスロンにも参加しているスポーツマンの一面を持っています。ハルキストを自認する人は当然この村上春樹の習慣にも憧れて無理をしてでも早起きをし、ジョギングをしている人が多いのです。早朝に街中を走っている人を見かけたらそのうちの何人かはハルキストかも知れません。

特徴④食べ物の好みが独特

村上春樹は世界各国に半年ずつくらい滞在して現地で暮らして様々な文化を吸収しています。もしろん食文化についても興味を示しており、さまざまな珍しいごちそうをエッセイなどで紹介しているのです。そのためか普段日本人が気が付かないような味覚に敏感です。食べ物で好物と言えるのは小説にも良く出て来るさまざまなパスタでしょう。

これ以外にも海外の料理で聞き慣れないけれどもお洒落なイメージのものが多いです。なお小説の中にはホットケーキにコーラをかけて食べるとか、ローストビーフのサンドイッチ、ソーセージのトマト煮込みといったメニューが出て来きます。もしもこのような食べ物を食べている人がいたらハルキストも知れません。

特徴⑤センシティブで孤独

村上春樹の作品に出て来る男女は孤独を愛する人が多く描かれています。しかも心に何らかの傷を負っておりときおり見せる悲しそうな姿に魅せられてしまうハルキストも多いのです。さらに村上春樹の作品に登場する男性は暑苦しくなくしかも知的でセンシティブに描かれています。

男性のハルキストはこれを真似ようとするとやや中性的な存在を目指さなければなりません。孤独を愛するようにたたずんでいて絵になるには、よほど内面が充実していないと難しいでしょうが、ハルキストはこのような姿に憧れています。そしてまだ未熟なハルキストは孤独に徹しようとしても途中で挫折してしまうのです。

ハルキスト男子・女子の印象

村上春樹の世界をこよなく愛するハルキストは、彼の作品を読み込んで作品の世界と一体化しようと夢見ています。そしていつの間にか現実世界が村上ワールドに思えてきて常に村上春樹と繋がっているように思えてしまうのでしょう。そのような一途なファンであるハルキストの男子や女子は実際のところどのような印象を与えるのか見てみます。

印象①きもい

なぜかハルキストというと一般的なイメージは「きもい」というのがかなり多いです。身の周りには明らかなハルキストというのはそんなにいないでしょうから、一般人はテレビや雑誌やSNSでハルキストの印象を形成すると考えてよいでしょう。ハルキストがメディアで取り上げられるのはやはり毎年10月のノーベル文学賞の発表を待っている時の様子です。

この時の印象が失礼ながらあまり一般ウケしないのかも知れません。さらにこの時期になるといやが上にも村上春樹に関係した特集が組まれます。その時に紹介されるハルキスト像が村上春樹を教祖様のように崇める新興宗教じみているのも印象を悪くしているのではないでしょうか。

さらにホットケーキにコーラをかけて食べるなどと面白おかしく騒ぎ立てるメディアもあることが災いして、ハルキストは「きもい」という印象が形成されているのかも知れません。

印象②うざい

ハルキストの印象は「うざい」とよく言われます。ちなみにうざいというのは、「面倒だ、うっとうしい」ということです。つまり受け答えがちぐはぐになってしまい、話をしているとイライラしてくるのがハルキストとなります。このように会話が普通に成立しない原因としては、日常の場面を無理に村上春樹の作品の一場面に当てはめるからです。

何とかして作品のセリフを使って回答しようとするからおかしくなります。もしも「今度のコンサートのチケットはA席にするのかB席にするのかどっちなの」と尋ねられて「どうしてだろう、わからない」などと返されたら、この人は何を考えているのだろうと腹立たしくなります。

さらに「じゃあA席にするね」としびれを切らして言ったら「僕もそう思っていたところだ」なんて言われたら、嫌味の一つも言いたくなるのは当然です。

印象③痛い

ハルキストのことを中二病に例えられることもあります。中学二年生頃の思春期に見られる背伸びしがちな言動をいうものですが、このバックグラウンドとしては自己愛に満ちた空想や嗜好があることが指摘されています。村上春樹本人は世界的な文学者でいずれノーベル賞を取るかもしれない偉人と言えます。

ハルキストは多かれ少なかれこの偉大な村上春樹に自分を二重写しにしているようです。すると十分な人生経験や教養が積み上げられていないのに、あたかも自分が村上春樹だったらどうするだろうと考えてしまいます。このような光景を端から見ると「痛い」と言われてしまうのでしょう。

ハルキスト男子の恋愛傾向

ハルキストに対しての一般的なイメージは「きもい」「うざい」「痛い」と散々なものです。これが全てのハルキストに当てはまっている訳ではないでしょうが、ある意味信奉している思想が一般人とかけ離れているという見方をされているようです。それではハルキスト男子の恋愛傾向はどのようなものなのでしょうか。

恋愛傾向①ドラマチックな恋愛を好む

ハルキストの男子は女子との出会いも、「偶然昔の同級生に出会う」というようなドラマチックなものを期待しています。しかも恋愛の進行については淡々としたものは好みません。良くも悪くも平坦な物語ではなく、山あり谷ありで現実離れしたような恋愛だとのめり込んでくるでしょう。

ハルキストと付き合う女性はあらかじめドラマチックなシナリオを描いておくとうまく彼の興味が引けるかも知れません。彼に「悪くない」と言わせたら成功でしょう。

恋愛傾向②連絡はまめにしない

ハルキストの男子は文章を読むのも書くのも好きなのですが、彼にメールやLINEをしても一向に返事はないでしょう。一応既読にはなっているので読んでくれているのは分かるのですが、それにしても全く返事をしないというのはどういうことでしょう。しかしこれにも独特の価値観が影響しているのです。

ハルキストの男子は書かれていることは「無」だという捉え方をしてしまうのです。つまり恋愛というのは文字のやりとりではなく生の声や身体のぬくもりがあってこそ実在するという価値観を持っています。そのため、LINEの返事がなくても一向に気にすることはありません。

恋愛傾向③デート場所は村上春樹ゆかりの地

ハルキストの男子は村上ワールドにことのほか興味を示しますので、作品に登場した場所や村上春樹に関する書籍があるカフェなどは大好物なのです。例えば東京ならば中央線に乗って荻窪まで行ってハルキストの聖地と言われている「6次元カフェ」などは涙を流して喜ぶでしょう。

店内には村上春樹も好むジャズが流れコーヒーの香りが漂い、おまけに店長は村上春樹のことを書いている作家なのです。ここには有名なホットケーキにコーラをかけたメニューもあります。なお、2つ隣の駅の高円寺にも1Q84の舞台になった公園がありますのでカフェの帰りに歩くと良いでしょう。

公園の滑り台の上から登場人物の好きなカールスバーグを片手に月見が出来たら、例え月が二つ見えなくても、完全に村上春樹の世界に浸れます。

うざいハルキストへの上手な対処法

ハルキストとの会話はひとつ間違えるとたいへんうざい思いをしてしまいます。周りにもしもハルキストがいたらどのように対処すれば自分に害が及ばないのでしょうか。

村上春樹の話題は出さない

ハルキストの前で「村上」まで名前を挙げたら密かに聞き耳を立てているでしょう。非常に危うい状態にあると思わなければなりません。もしも感づかれそうになったら苦肉の策で「村上龍」とでも言ってその場をしのぐしかないです。それほどにハルキストは村上春樹の話題を共有したがっています。

いや、共有というよりも独占といったほうが正しいかも知れません。ハルキスト同士ならまだしもハルキストと一般人が村上春樹の話をしようとすると、待ってましたとばかりにハルキストの独演会になってしまうのです。他にやることがない時ならまだしも、用事がある時にはハルキストの前で村上春樹のことを話題に出してはいけません。

興味のない話は振らない

ハルキストは村上春樹のことなら何でも知っています。もしも村上春樹の作品に関して実は大して興味がないことでも念のために確認しておこうと思ってハルキストに尋ねると、とんでもない解説を聞かされることになるのです。例えば村上春樹の作品には生き霊がたびたび出て来ますが、これは何を意味しているのだろうかと聞いてみたらどうなるでしょう。

きっと何の気なしに聞いてしまったことを後悔することになります。ハルキストは源氏物語まで引き合いに出して世界の神話との関係まで詳細に関連づけて、だから村上春樹は偉いのだと夜通しでも話しまくるでしょう。本当に自分が関心を持っていて聞きたいこと以外は時間の無駄になりますので注意すべきです。

ゆっくり会話をする

ハルキストはゆっくりと会話をする習慣がついています。村上春樹の小説に出て来る人はお洒落なカフェでジャズを聴きながらコーヒーをゆっくりと楽しみながら会話をするのです。ハルキストもできることなら粋なことを言ってやろうとして言葉を選びながら話すので、会話をスピードアップできません。

このような相手と話をする時には自分だけ早口にしようとしてもダメです。ハルキストののんびりとした物言いにイライラしてしまうだけになります。こちらもゆっくりと時間の経過を楽しむくらいの気持ちで話をしましょう。

ハルキストは孤独に憧れる人が多い

人はなぜハルキストになるのでしょうか。それは村上春樹の世界観がぴったりハマる人には絶大なお告げのように捉えられてしまうからです。村上春樹の作品は読んでハマる人と全く興味を示さない人に別れるといいます。それだけ強烈な世界観があるからでしょうか、ハマった人は人生観が変わり自分も村上春樹のように生きてみたいとさえ思うようになります。

そして村上春樹の作品に登場する人物のように孤独に浸ってみたいと思うようになるのです。確かに村上春樹の作品にどっぷりと浸ってしまうと、周囲の人達とは話が合わなくなってくるかも知れません。そういう意味では望むと望まざるとに関わらず孤独に陥る運命にあるのでしょう。

しかしながら村上春樹がノーベル賞を取ったらハルキストたちの春がやって来るに違いありません。

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この記事のライター
hs707
古典文学からSF、ミステリ、哲学、ノンフィクションや科学と幅広い読書が好きです。趣味は登山と合気道です。

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