キャットコーリングの意味とは?日本と海外の違いや対処法は?

キャットコーリングを知っていますか。海外と日本では意味合いも違い、中には「ナンパ」「辱め」のような意味に捉えられることもある用語です。キャットコーリングに隠された男性の心理や女性の心理、対処法などを探り、今後困らないようにしておきましょう。

 キャットコーリングの意味とは?日本と海外の違いや対処法は?のイメージ

目次

  1. 1キャットコーリングとは
  2. 2これがキャットコーリング!不快な行為とは
  3. 3キャットコーリングに対する心理【男性編】
  4. 4キャットコーリングに対する心理【女性編】
  5. 5キャットコーリングされた時の対処法
  6. 6キャットコーリングは立派なセクハラ行為

キャットコーリングとは

猫好きな人も多く今やペットブームなこともあり、「キャットコーリング」と言われると、何だか猫の癒しグッズのような響きで嫌な印象を受けない人も多いでしょう。しかし、キャットコーリングは良い意味で使われる用語ではありません。キャットコーリングとは、そもそも何なのか、まずは意味や由来から迫っていきましょう。

意味はセクハラ

キャットコーリングとは、路上を歩いている時に急に話しかけ、セクシャルハラスメントまがいのことを言う行為を指します。キャットコーリングには、ナンパする行為、容姿に対して声をかける行為などがあり、基本的に「男性が女性に対して行うもの」でストリートハラスメントの1つとも呼ばれています。

ストリートハラスメントとは、性的マイノリティなど、女性のみならず男性も受けるハラスメントであります。それに対し、キャットコーリングはストリートハラスメントの中の1つで「男性が女性に対して浴びせるセクシャルハラスメント」です。言葉のニュアンスに少し違いがあると理解してください。

言葉の由来は不快感

キャットコーリングとは、非難や冷やかしを行う「やじ」の意味があります。やじを浴びせられて嬉しい人はいません。また日本で「猫笛」と呼ばれる楽器がキャットコーリングという言葉の由来だと言われており、この猫笛は聞く人によっては不愉快な音色を出します。

やじのように言われた本人が不愉快に感じたり、猫笛のように聞く人を不愉快にさせることから、路上でのセクシャルハラスメントも「キャットコーリング」と呼ばれるようになったのです。

日本と海外の違い

ただ路上を歩いているだけで、不快な言葉を浴びせられるキャットコーリングは、世界中から非難され「欧州型痴漢行為」とも言われています。日本で言う痴漢行為は体に接触するなど身体的な被害のイメージが根強く、日本女性はキャットコーリングに対して鈍感であるのが現状です。

しかしキャットコーリングは、欧州地域では法律で規制されるほど重大な犯罪行為だという認識であることをどれくらいの日本女性が理解しているでしょうか。キャットコーリングであるとも知らずにナンパされたと愛想笑いで返していると「日本女性は尻軽だ」と誤解されてしまうことがあるのです。

痴漢行為だとも気づかないでいると、痴漢相手の行為がエスカレートしてしまいます。今すぐ認識を改めておきましょう。

キャットコーリングが多い国

ナンパは日本でも多いですが、キャットコーリングは日本では多くありません。キャットコーリングは欧州地域で大きな問題になることが多いのです。中でもフランスやイタリアが有名で、ヨーロッパ旅行で多くの男性に声をかけられた経験のある日本女性も珍しくありません。

フランスの世論調査では約8割以上の女性が「キャットコーリングをされた経験がある」と答えているほどであり「キャットコーリング処罰法案」も提出されています。キャットコーリングをされた女性が反論してトラブルに発展するケースもあり非常に重大な問題として扱われているのです。

これがキャットコーリング!不快な行為とは

キャットコーリングは相手を不快にさせる行為です。それでは、キャットコーリングにはどのような行為が含まれるのか具体的に挙げていきましょう。キャットコーリングに対する意識の低い日本女性もこれを機会に意識を高めることをおすすめします。

街中で女性をナンパする

街中で女性をナンパする行為は、日本でも昔からありました。ナンパをきっかけに結婚までたどり着いたカップルもいるほどです。キャットコーリングが問題視されるのは「女性が不愉快に思っているかどうか」なのです。不愉快な相手にしつこく声をかけられることは迷惑行為でしかありません。

いくら好意があったとしても女性は迷惑でしかないので、この場合はナンパではなく「キャットコーリング」と判断されてしまうのです。声をかけられることが、ある意味ステータスになっている日本では「声をかけられる=モテる」ということで優越感を感じている女性もいるほどです。

しかし、欧州女性のように不愉快であることを意思表示しないと、相手が勘違いしてしまうこともありますから注意しておきましょう。

女性に対するつきまとい

好みの女性を見かけて近づきたいという思いから、つきまとい行為をする男性もいます。声をかけているのに無視されたり断られたりして、それでも諦めきれずにつきまとってしまうのです。しかし、つきまとい行為をされている女性にとって恐怖でしかありません。

つきまといから住居や行先を突き止められ、今度は待ち伏せをするなど行為がエスカレートすることもあるのです。これはストーカー規制法にもひっかかる行為ですので、1人で悩まずに警察に相談することも考えましょう。

女性の外見に対しての言及

「可愛いね」「美人だね」という褒め言葉でも、見知らぬ人から突然言われると驚いてしまいます。それなのに「良いお尻をしている」「バストが大きいね」など露骨に言われるのは不愉快を通り越して恐怖です。女性によっては「バカにしている」と感じることもあるでしょう。

突然見知らぬ人から外見について声をかけられることは、女性にとって不愉快なことでしかなく、決して嬉しいものではないのです。褒めれば女性は喜ぶと思っているのなら、女性をバカにしているとしか言えません。

女性に対するセクハラ発言

キャットコーリングは、卑猥な言葉を投げかけて女性の反応を楽しむセクシャルハラスメントでもあります。女性が喜んでくれると勘違いしているのも厄介ですが、中には不愉快になるのを分かっている確信犯もいます。体に触れずに言葉だけを浴びせるキャットコーリングは、日本では問題視されないことも多いですが、欧米では大問題な行為です。

セクシー系の服装をしていたら「そんな服装をしているからだ」や、ひどい時には「君が誘惑したのでは?」と言われることもあり得るほど、日本ではキャットコーリングに対して意識が低いのが現状だと言えます。そもそもキャットコーリングされる側の女性が反省しなければならないという考えが間違っているのです。

キャットコーリングに対する心理【男性編】

キャットコーリングに対しての意識は男性と女性で違いがあるようです。男性はどのような心理でキャットコーリングを行うのでしょうか。まず男性側の意見に耳を傾けてみましょう。

心理①下心があるから

キャットコーリングを行う男性の心理の中でも厄介なのが「下心」であり、肉体関係を持つことを目的に見ず知らずの女性に声をかけるのです。男性は好みの女性に声をかけるので、相手を不愉快にさせているとは思っていないことも多いようですが、女性からすると「そのような要求に簡単に応じる女に見えるのか」と憤りを感じてしまいます。

男性にとって、女性を不愉快にさせようという心理があるわけではないのですが、女性のほとんどは不愉快に感じてしまいます。自分の価値を下げないためにも、愛想笑いはせずに毅然とした態度でいることをおすすめします。

心理②面白いから

日本の男性でも「何人の女性をひっかけることができるか」と競い合ったり、あるいは先輩が面白がって後輩にナンパすることを強要したりすることもあります。相手の女性の反応を見て、仲間同士で話題にすることで楽しんでいるのです。面白半分のゲーム感覚なのでしょうが、女性からすると迷惑行為でしかありません。

この場合は女性に対する礼儀は一切なく、不愉快になられても構わないという身勝手な考えであると言えるでしょう。キャットコーリングをする時の男性の心理の中でも悪質だと言わざるを得ません。

心理③タイプだから

男性がナンパする場合、その後の発展を期待して声をかけているはずです。好みの女性を見つけて、何とかつながりたいと思うのですが、いきなり声をかけられた女性は困惑してしまうことがほとんどです。女性から見て好みの男性であった場合はとても嬉しく感じるのですが、そうでなかった場合は迷惑がられてしまいます。

この場合も男性に「相手を不愉快にさせてやろう」という心理は一切働いていないのです。女性が迷惑に感じてしまうと「キャットコーリング」と判断されてしまうのですから、男性も素っ気ない態度を取られたり断られたりした場合、すぐに引かないといけません。

キャットコーリングに対する心理【女性編】

キャットコーリングをされてしまう側の女性の意見にも耳を傾けてみましょう。なぜキャットコーリングが社会問題になっているのか、キャットコーリングに対する女性の心理を挙げていきます。

心理①見下されて不快

キャットコーリングをするような男性は、女性を完全に見下しています。女性の隣に男性がいると絶対にキャットコーリングという行為をすることはありません。弱い立場の女性を標的にしてストレスを発散していることが多く、女性が不愉快な顔をすると喜び、女性が本気にするとバカにするのです。

笑って取り繕うと調子に乗り、反論すると激怒します。また無視をしても、それはそれで怒りを買うので、女性はただ耐えるしかないのです。

心理②恐怖を感じる

キャットコーリングの標的になってしまうと、女性は恐怖を感じてしまいます。特に1人で人通りの少ない場所にいる時にキャットコーリングをされた場合は、心細くて恐怖が増してしまうのです。逃げても追いかけまわしながらキャットコーリングを浴びせ続ける悪質な男性もいますから、なるべく人通りの多い場所を選ぶようにしましょう。

心理③イライラする

キャットコーリングをされた女性は恐怖にかられるか、イライラして怒り心頭になるかに分かれます。一方的にやじられて、そのまま立ち去られると「何だったの?」とイライラしてしまいますし、追いかけられると恐怖になります。どちらにしても、女性にとっては不愉快な心理しかありません。

心理④憂鬱になる

いきなり人に怒鳴られたりやじられたりした場合、誰もが不愉快になり、その後も憂鬱な気分が続いてしまうものです。「追いかけられたから自宅を突き止められているのではないか」「明日また出会うのではないか」「エスカレートして今度は暴力を振るわれるのではないか」など、ネガティブな考えが続き、憂鬱な気分から抜け出せません。

キャットコーリングをしている男性は、面白いと思っているのかも知れませんが、女性の心には深い傷となって残るのです。

心理⑤辱めをうけて恥ずかしい

いきなり見ず知らずの人に容姿や性的なことを言われたら、女性は辱めを受けたと感じるでしょう。本気で女性を褒めている場合もあるのですが、中には皮肉で「綺麗だね」「セクシーだね」と声をかけるキャットコーリングもあるのは事実です。Tシャツにジーパンのような色気のない格好をしていても、キャットコーリングをされる場合があります。

皮肉でキャットコーリングをされても、女性はそれを聞いて周囲はどう思っているのか気になるだけです。これは「恥ずかしい思いをさせてやろう」という心理が働いており、非常に悪質だと言えるでしょう。

キャットコーリングされた時の対処法

欧州では法的に規制されるほど大問題となっているキャットコーリングですが、自分がキャットコーリングの標的にあいたくなければ、どのように対処するべきなのでしょうか。被害を最小限にとどめる対処法を3つ紹介しますので、覚えておいてください。

対処法①人通りの多い場所を通る

1人でいる時にキャットコーリングの標的になると恐怖を感じるでしょう。さらに人通りが少ない場合は相手の男性も攻撃的になったりもします。キャットコーリングは、声掛けをするだけではなく、エスカレートしてくると物を投げられたりする場合もあります。周囲に助けを求めることが出来ない状況では1人で戦うことになってしまうので注意してください。

人通りの多い場所を通るように普段から意識し、出来るだけ危険な目にあうことのないように心掛けておきましょう。

対処法②1人での外出は控える

キャットコーリングをする男性は、1人で歩く女性を狙う傾向にあります。逆に言うと、男性と一緒に歩く女性や集団の中にいる女性にはキャットコーリングをしないのです。キャットコーリングをする男性は基本的に気が弱いので、相手が複数いると躊躇してしまう場合が多いです。外出する際は1人で行動することを避けるように努力しましょう。

また1人で行動しなくてはならない場合でも、家族に送迎してもらう、タクシーを使うなど安全対策を普段から意識しておきましょう。

対処法③声をかけられても無視

キャットコーリングをする男性は、反論しても怒る場合があり厄介です。どれだけしつこくされても、無視し続けましょう。その場合「目を合わさない」ようにしてください。目を合わした時点で「こちらの話を聞いている」と判断されてしまいます。キャットコーリングは、無視、無反応であることが被害を最小限にするのです。

キャットコーリングは立派なセクハラ行為

路上でナンパされたり声をかけられたりすることは日本でも昔からよくあります。日本ではどちらかというと「声をかけられる=モテる」というポジティブな認識である場合が多いです。しかし、海外では法律で規制されるほど重大な問題行動であると認識され「キャットコーリング(やじ)」というネーミングになっているのです。

路上での痴漢行為であるキャットコーリングなのに、日本女性は認識が薄いがゆえに拒否反応を起こさず、それどころか愛想笑いや返事をしてしまいトラブルに巻き込まれてしまうのです。今日からでも「キャットコーリングはセクハラ行為」だと認識しなおし、毅然とした態度で無視するようにしましょう。

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