大島産業がパワハラで裁判!丸刈りにされた社員のブログの内容や現在は

「ガンバル」がモットーの福岡県宗像市の大島産業は社員の頭を丸刈りにして、その様子をブログに掲載するなどのパワハラ騒動で炎上しましたが、現在はどうなっているのでしょうか。大島産業の悪質なパワハラの実態や評判が落ちて倒産したという噂の真相について紹介します。

大島産業がパワハラで裁判!丸刈りにされた社員のブログの内容や現在はのイメージ

目次

  1. 1大島産業とは
  2. 2大島産業で起きたパワハラとは
  3. 3大島産業の裁判とは
  4. 4大島産業のパワハラ騒動のその後
  5. 5評判が落ちた大島産業の現在
  6. 6パワハラは立派な犯罪という意識を!

大島産業とは

社員に対する悪質なパワハラが問題となった福岡県宗像市にある大島産業とはどういう会社なのでしょうか。詳しく調べてみました。

福岡県宗像市にある運送会社

大島産業は福岡県宗像市に本社を置く大島産業グループの運送会社です。昭和48年に設立された会社で、主に九州、関西、関東方面への貨物輸送業務を行っており、九州トップクラスの業績を誇っていました。また、大島産業グループは物流事業だけでなく建設事業も展開しており、事業規模を広げていました。

物流事業の主な取引先は佐川急便、ヤマト運輸、日本郵便などで、建設事業の取引先も国土交通省、宗像市、西日本高速道路株式会社などの大手でした。

大島産業の社長は大島康朋

大島産業の社長は大島康朋という人物で、大島産業グループのCEO最高経営責任者です。19歳の時に父親の会社を継いで社長に就任し、事業を拡大していきました。座右の銘は「仕事は先、金は後、口は最後」で、『The Japan Times』という英字新聞の「アジアの次世代の最高経営者100名」に選出されたこともあります。

また、幼少期から野球に没頭しており、野球の名門校である和歌山県箕島高校に進学しました。そして、二塁手として甲子園に出場した経験もあるようです。

「ガンバル」がモットー

大島産業は「ガンバル!!」という言葉をモットーにしており、トラックのサイドにも「ガンバル!!」という文字が書かれていました。また、トラックの後部には「大事に!!荷物と家族」という文字が書かれており、これはお客様の荷物とともに家族も大事にしてほしいという社長の願いが込められていました。

また、社長である大島康朋は社員のことを「自分の子供のようだ」と語っており、アットホームな雰囲気の会社として評判でした。

昨今騒がれるパワハラ騒動が起きた会社

九州トップクラスの業績を誇り、アットホームな雰囲気の会社だと評判だった大島産業ですが、2018年に元社員の男性がパワハラ被害を受けたとして損害賠償を求める訴訟を起こしました。そして、裁判の過程で大島産業の悪質極まりないパワハラの実態が明らかとなり、ネットを中心に大炎上しました。

大島産業で起きたパワハラとは

大島産業を訴えた元社員の男性は2012年3月から2014年3月まで大島産業で長距離トラックの運転手として働いており、その際に自殺を考えるほどのパワハラ被害を受けていました。被害者の男性が受けた悪質極まりないパワハラとは一体どんなものだったのでしょうか。詳しく調べてみました。

パワハラ①社員の頭を丸刈り

大島産業のパワハラが明らかになった際に一番注目を集めたのが、頭を丸刈りにするというものでした。大島産業では何か問題が起きるとペナルティーとして社員の頭をバリカンで丸刈りにしていたようです。パワハラ被害を訴えた元社員の男性も頭を丸刈りにされており、しかもその写真が「大島康朋のひとりごと」という社長のブログに掲載されていました。

現在はすでに削除されていますが、ブログには「愚か者」というタイトルで頭をバリカンで丸刈りにしている様子の写真が掲載されており、「6000円もかけてパンチパーマにしたばかりなのにもう丸刈り」と揶揄するようなコメントが添えられていました。

また、坊主にした元社員の男性の頭を車用の洗剤とタイヤ用のスポンジで洗っている写真も掲載されており、こちらにも「オーナーから直々に水垢を取ってもらって綺麗になった」というコメントが添えられていました。

パワハラ②高圧洗浄機で水浴びさせる

頭を丸刈りにするというだけでもかなり衝撃的なパワハラですが、それだけでなく、頭を丸刈りにして車用の洗剤とタイヤ用のスポンジで洗ったあとに高圧洗浄機で水を浴びせてモップで洗うというパワハラも行っています。

ブログに掲載されていた写真には下着1枚で高圧洗浄機の水を浴びせられている男性が写っており、さらには下着をずらしてお尻を出させ、お尻に向かって高圧洗浄機で水を浴びせている様子も写っていました。

そして、その写真には「頭も体も綺麗になったのであとは心が綺麗になってほしい」という常識では考えられないようなコメントが添えられていました。

パワハラ③土下座の強要

元社員の男性はパワハラ被害を受けたあとに会社の寮から逃げ出しましたが、給与が振り込まれなかったために所持金が尽きてしまい、再び会社に戻りました。その時に会社の前で数時間にわたって土下座で謝罪することを強要されています。

土下座している写真もブログに掲載されており、男性が地面に頭をつけて土下座している姿が写っていました。

パワハラ④書かされたブログ

元社員の男性は丸刈りにされるなどのパワハラ被害を受け、その写真をブログに晒されただけでなく、ブログに謝罪文のようなものを書かされています。ブログは「ごめんなさい」というタイトルで投稿されたもので「頭を丸めたので許してください、今後は真面目に働きます」というような内容でした。

また、寮長から格下げで、新人より下の下足番になると書かれていました。ただし、絵文字、太文字、文字の色付けが多用されており、本人が書いたものであるかは不明です。

パワハラ⑤ロケット花火の的にされる

元社員の男性は社員旅行でロケット花火の的にされるというパワハラ被害も受けています。また、会社の近くの川に入るように命じられ、打ち上げ花火や石で狙われたこともあったようです。それ以外にも全く泳げないのに川に眼鏡を捨てられて取りに行かされるなど、常識では考えられないような悪質なパワハラの実態が明らかになりました。

大島産業の裁判とは

大島産業のパワハラ問題はパワハラ被害を受けた元社員の男性が訴訟を起こしたことで世間に知られることとなりました。そこで事の発端となった大島産業の裁判について詳しく調べてみました。

被害者が受けたパワハラの原因

被害者の男性は2012年3月から2014年3月までの約2年間大島産業で長距離トラックの運転手として働いていましたが、パワハラ被害を受けるようになったのは入社から1年ほどが経った頃だったようです。原因となったのは運送先から会社に戻る途中に温泉に入っていたことが会社にバレたからだと言われています。

男性が丸刈りにされている写真が掲載されていたブログにも「帰社するまでが仕事だと言っているのに大分の帰りに温泉に入っていた」と理由が書かれていました。

パワハラ・賃金未払いについての訴訟

元社員の男性は頭を丸刈りにされたり高圧洗浄機で水を噴射されるなどのパワハラを受け、その様子を社長のブログに掲載されたとして大島産業に慰謝料や未払いの賃金など約1700万円の支払いを求める訴訟を起こしました。

しかし、大島産業側は裁判でパワハラの事実を否定し、男性を丸刈りにした理由について「頭部が皮膚病になっていたので刈ってあげた」と述べました。また、その他のパワハラについても「従業員同士のレクリエーションだった」などと主張しました。

パワハラ認定され大島産業は敗訴

大島産業側は裁判でパワハラの事実を否定していましたが、ブログに写真を公開していたことが決定的な証拠となり、福岡地裁は大島産業のパワハラを認定しました。そして、2018年9月14日に大島産業に対して約1500万円の支払いを命じる判決を下しました。

金額の内訳は被害者の人権を侵害する行為への慰謝料として約110万円、未払いの残業代として約750万円、合意なく賃金から控除された退職積立金など約150万円、未払いの賃金があった会社への制裁金として約500万円ということでした。

敗訴した大島産業側は判決を到底容認できないとして控訴しましたが、2019年3月26日に福岡高裁は大島産業側の控訴を棄却し、約1500万円の支払いを命じました。

多額の賠償金の支払い命令

パワハラが認定されて約1500万円の支払いを命じられた大島産業は、一審の判決後に元社員の男性5人から未払い賃金の支払いを求める訴訟を起こされています。大島産業グループで長距離トラックの運転手として働いていたという男性5人は「毎月少なくとも100~200時間程度の時間外労働があったが、残業代は支払われていなかった」と主張しました。

それに対して大島産業側は「運転手の給与は運行実績に基づく出来高払い制だった」と反論しましたが、福岡地裁は2018年11月29日に時間外労働があったと認定しました。そして、大島産業側に未払いの賃金として約7000万円、労働基準法違反の制裁金として約5000万円の支払いを命じました。

この判決により、大島産業は約1億3500万円という多額の賠償金の支払いを命じられたことになります。

大島産業のパワハラ騒動のその後

大島産業の社長である大島康朋は社員のことを「自分の子供のようだ」と語っており、会社自体もアットホームな雰囲気として評判でしたが、パワハラ騒動がメディアにも取り上げられたことで大炎上し、評判もガタ落ちしました。その後、大島産業はどうなったのでしょうか。パワハラ騒動後の大島産業について詳しく調べてみました。

判決内容がメディアでも話題に

大島産業のパワハラ騒動は福岡地裁がパワハラを認定して賠償金の支払いを命じる判決を下したことでニュースになりました。また、被害者である高山幹夫さんが記者会見を開いたことで全国紙やテレビでも大きく報道されました。

フジテレビの『めざましテレビ』やテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』などでも取り上げられ、大島産業の悪質なパワハラの実態が世間に知られることとなり、ネットを中心に大炎上しました。

大島産業社長のふざけた謝罪文

パワハラ認定の証拠となった大島産業の社長のブログですが、なんと判決後も更新されていたと言われています。現在はブログが削除されているため確認することは出来ませんが、社長がブログにふざけた謝罪文を掲載して炎上したとも言われています。

厚生労働省のブラックリストにも?

厚生労働省は2017年5月から労働基準法に違反した企業をリストにしてホームページに掲載しています。そのため判決で労働基準法違反が認められた大島産業もブラックリスト入りしたのではないかと噂されていました。

大島産業は佐川急便、ヤマト運輸、日本郵便などの大手企業と取引があったので、もしブラックリスト入りしていれば取引を停止されている可能性があります。ただ、現在厚生労働省のホームページに掲載されているブラックリストの中に大島産業の名前を確認することはできませんでした。

評判が落ちた大島産業の現在

パワハラ騒動により評判が落ち、裁判で多額の賠償金の支払いを命じられた大島産業は倒産してしまったのではないかと噂されていますが、現在どうなっているのでしょうか。事実上の経営停止になっているという噂や入札停止になったという噂の真相についても調べてみました。

事実上は経営停止?

パワハラ騒動後、大島産業のホームページは閉鎖されました。また、Twitterも非公開になり、当然ながらパワハラ認定の証拠となった社長のブログも削除されました。そのため、大島産業の現在の様子は全く分かりません。

ただ、パワハラ騒動が全国紙やテレビでも大々的に報道されて大島産業の評判はガタ落ちしたので、事実上の経営停止になっているのではないかと噂されています。しかしながら、大島産業の経営が停止しているという事実は確認できませんでした。

倒産したとの噂も…

大島産業は敗訴して約1億3500万円という多額の賠償金の支払いを命じられたため倒産したのではないかと噂されていましたが、Twitterで検索をかけてみたところ「ガンバル!!」と書かれた大島産業のトラックが現在も走っているという投稿が確認できました。

また、2019年7月現在、ハローワークの求人情報に大島産業の求人募集が出ていることも確認できました。大島産業の求人は運送業ではなく建設業での求人募集でしたが、このことにより倒産したという噂は間違いだということが分かります。

そして、入札停止になったという噂の真相についても調べてみましたが、判決が出たあとも九州地方整備局や西日本高速道路株式会社などの工事を落札していることが確認できたので、そちらの噂も間違いのようです。運送業についての詳しい情報は分かりませんでしたが、パワハラ騒動後も大島産業は倒産せずに存続しているようです。

パワハラは立派な犯罪という意識を!

福岡県宗像市にある大島産業は元社員の男性からパワハラ被害を受けたとして訴訟を起こされました。そして、裁判の過程で社員の頭を丸刈りにしたり高圧洗浄機で水を浴びせ、その様子をブログで公開するなどの悪質なパワハラの実態が明らかになり、ネットを中心に大炎上しました。

その後、大島産業は敗訴し、他の社員からも賃金未払いの訴訟を起こされて多額の賠償金の支払いを命じられましたが、現在も会社は存続していることが分かりました。

パワハラ被害の報告は年々増加しており、労災認定されるケースも増えています。加害者側は指導やコミュニケーションのつもりで行っている行為でも、被害者側は自殺を考えるほどの苦痛を受けている場合があるので、パワハラは立派な犯罪という意識を持って行動しましょう。

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この記事のライター
HARURIO

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