エドワード・モードレイクとは?後頭部に顔がある実在する人物?

19世紀のイギリスで、後頭部に顔があると言われる男が有名になりました。エドワード・モードレイクというその男の存在は嘘か本当かと囁かれました。もし本当だとしたらどんな病名が考えられるでしょうか。2つの顔を持つ男、エドワード・モードレイクは実在したのか探ります。

エドワード・モードレイクとは?後頭部に顔がある実在する人物?のイメージ

目次

  1. 1エドワード・モードレイクって誰?
  2. 2エドワード・モードレイクの人物像
  3. 3後頭部に顔がある!嘘か?本当か?
  4. 42つの顔を持つ人間は実在できる?
  5. 52つの顔を持つエドワード・モードレイクの真相は不明

エドワード・モードレイクって誰?

エドワード・モードレイクという名前を聞いた事があるでしょうか。都市伝説好きなら、一度は耳にした事があるかもしれません。

19世紀のイギリスで有名になった人物なのですが、実はその存在自体の真偽は分かっていません。ある変わった病気を持っていたために有名になったと言われていますが、どのような症状でなんという病名だったのでしょうか。謎に満ちた男、エドワード・モードレイクについてご紹介します。

2つの顔を持つ男として有名

エドワード・モードレイクという男は、後頭部にも顔があったと言われています。正面と後ろ、両面あわせて2つの顔を持っていたのです。さらにその後頭部の顔は、表情を変える事ができました。エドワード・モードレイク本人の意思に反し、楽しんで笑っている時には嘲笑するかのような表情を浮かべ、悲しい時や落ち込んでいる時には笑っていたのです。

後頭部に、醜い表情をする2つめの顔を持つ男として、エドワード・モードレイクは有名になりました。

エドワード・モードレイクの人物像

2つの顔を持つと聞いても、にわかに信じがたいかもしれません。後頭部に顔を持つと言われたエドワード・モードレイクとは、一体どのような人物だったのでしょうか。その人物像についてご紹介します。

恵まれた環境や容姿の持ち主で、元来明るく人気者だったようです。そんな彼にとって後頭部にある2つめの顔は、どのような存在だったのでしょうか。

19世紀のイギリスで誕生

19世紀のイギリスと言えば、ヴィクトリア王朝に代表される時代です。工業化により、イギリスは世界でも圧倒的な経済力と軍事力を持っていました。エドワード・モードレイクは、その頃のイギリスで誕生したと言われています。

かの有名なシャーロックホームズも、この頃のイギリスで小説の主人公として誕生しました。庶民の娯楽として、ミステリー小説が人気となった時代です。

貴族の末裔で裕福だった

エドワード・モードレイクは、貴族の末裔だったと言われています。この時代のイギリスにおける貴族の推移としては、君主から与えられた爵位を代々受け継ぐ既存の旧貴族に対し、お金で爵位を買う新貴族が増えていました。格式を重んじる旧貴族と、考え方も新しい新貴族の間には、激しい対立があったとされています。

しかし新旧どちらの貴族も、とても裕福に暮らしていました。その貴族の末裔であると言われるエドワード・モードレイクも、優雅な暮らしができていたのではないでしょうか。

端正な顔立ちの好青年

エドワード・モードレイク本人は、とても美形だったと言われています。元来、性格も明るく社交的で、人気者だったようです。貴族の末裔で裕福な生活をしており、さらに端正な顔立ちをした好青年となると、それだけでも有名だったと考えられるのではないでしょうか。

そんな彼は、自分に2つの顔がある事をどう感じていたのでしょうか。後頭部の顔は、ただそこにあるだけではなく、エドワード・モードレイク本人の性格にも大きく影響したようです。

後頭部に顔があることがコンプレックス

社交的で明るく好青年だったエドワード・モードレイクですが、滅多に人前に姿を現さなかったとされています。理由はやはり、後頭部に顔がある事だったのではないでしょうか。2つの顔を持っている事は、エドワード・モードレイク本人にとって悩みであり、コンプレックスだったと言われています。

そのコンプレックスのせいで、悲しい結末をたどる事になるのです。

後頭部に顔がある!嘘か?本当か?

エドワード・モードレイクについてご紹介してきましたが、後頭部に顔がある男は本当に実在したのでしょうか。そのような症状は見聞きした事がないという人も多いはずです。さらに驚く事に、2つめの顔はエドワード・モードレイクがひとりになる夜を見計らって、話しかけてくる事があったとも言われています。

嘘か本当か、もしこのような症状が現実にあるとしたら、考えられる病名とはどのようなものなのでしょうか。

考えられる病名とは

あまり一般的ではありませんが、「寄生的頭蓋結合体」という状態で産まれてくる赤ちゃんが実在します。結合双生児の一種なのですが、なかでも特に稀な頭部が結合する症状です。

結合双生児は、もともと一卵性双生児として母親の胎内に誕生した胎児のうち、どちらかが途中で成長をやめてしまう事が原因とされています。成長をやめた方の胎児が、もう片方の胎児に寄生するかたちで誕生してしまうのです。エドワード・モードレイクが実在したとしたら、この「寄生的頭蓋結合体」であったと言えるのではないでしょうか。

エドワード・モードレイクの画像

残念ながら、エドワード・モードレイクの実際の写真は、存在が確認されていません。当時の医療記録などもないため、その姿は想像するしかないのです。後頭部の顔は本人と似ていたのでしょうか。今となっては知るすべはありませんが、その性格はエドワード・モードレイクとは大きく異なっていたようです。

後頭部に顔!後ろの顔は別人格?

エドワード・モードレイクの後頭部の顔は、表情を変えるだけでなく、本人と異なる人格を持っていたと言われています。

話す事はできないとされていた後頭部の顔ですが、夜になりエドワード・モードレイクがひとりになると、話しかける事があったようです。それは罵倒するような言葉や呪文のようなものだったとされています。毎晩のように続く後頭部の顔からの口汚い言葉せいで、エドワード・モードレイクは眠れなくなってしまいました。

耐え切れずに自殺?

夜眠れなくなってしまったエドワード・モードレイクは、後頭部の顔を切り落とす事を考えます。手術をしてくれる医者を探し回りましたが、とうとう見つかりませんでした。耐えかねたエドワード・モードレイクは、23歳という若さで、爵位を受け継ぐ事なく自殺してしまったのです。

「後頭部にある悪魔の顔は切り落として、埋葬してほしい」という遺言のとおり、後頭部の顔は切り裂かれた後、別の場所に埋められたと言われています。

2つの顔を持つ人間は実在できる?

後頭部に顔を持つ男としてエドワード・モードレイクについてご紹介してきました。しかし、その実在は証明されていません。それどころか、存在しなかったと言う説が有力であると言われています。その理由として、この2つの顔を持つ男のそもそもの元ネタについて解説します。

また、体に別の顔が現れると聞いて、別の病気を思い浮かべた人もいるかもしれません。日本における似た症状の伝説も、あわせてご紹介します。

元ネタはフィクション作家の記事

この後頭部にも顔がある男の元ネタを探っていくと、とあるフィクション作家が投稿した新聞記事にたどり着きました。

チャールズ・ローティン・ヒルドレスというこの作家は他にも数件の記事を投稿していたようです。しかし「奇形の人間」と題した記事の数々は、とても信じがたいものばかりだったといいます。そのため、エドワード・モードレイクも読者の興味を惹くために作られた創作なのではないかと疑われる事となりました。

この作家は、王立科学協会の資料を参照してこれらの記事を投稿したと主張しています。しかしその資料に関しても、写真と同様に存在の確認がとれておらず、実存したのか、はたまたどんな内容の資料だったのかを知るずべはありません。

日本にも人面瘡の伝説が…

体の一部に別の顔が浮かび上がる症状は、日本では「人面瘡」という名前で古くから知られています。妖怪の一種として扱われる事が多く、もともとは傷だとされる事が一般的です。ただの傷だったものが化膿するにつれて、だんだんと人の顔のようになり、喋ったりものを食べる事もあると言われます。

人面瘡は、薬などを食べさせる事で治ると言われています。架空の病気ですが、一度は名前を聞いた事がある人も多いのではないでしょうか。

エドワード・モードレイクをモチーフとした作品

実在しなかったという説が有力なエドワード・モードレイクですが、小説や映像作品のテーマとなる事が度々ありました。イレーネ・グラシアと言うスペインの作家は、エドワード・モードレイクの伝説を元ネタにした小説を書いています。またアメリカのドラマには、エドワード・モードレイクと言う名前の登場人物が出て来るものがあります。

架空であると言われながらも題材として取り上げられるほど、後頭部に顔を持つ男の存在はインパクトがあったのだと言えるのではないでしょうか。

2つの顔を持つエドワード・モードレイクの真相は不明

2つの顔を持つと言われた男は、本当に実在しなかったのでしょうか。エドワード・モードレイク本人とは別の表情を見せ、言葉まで話したと言うのです。生的頭蓋結合体であったとしても、それぞれが別の脳を持ち合わせていたという事は、現実的には考えられません。頭蓋結合体の双生児は、脳に大きな異常がある事が多く、長生きできないためです。

しかし、実在しない説が有力ではありながら、実在しなかったという証明もないのです。本人が自ら死に追いやられてしまうほどの症状が、このような形で実在するとしたら、とても恐ろしいものだと言えるのではないでしょうか。

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