僻む(ひがむ)の意味とは?僻む人の心理や僻む原因・対処法

「妬む」と混同されがちな「僻む」という言葉の意味を正しく知っていますか。妬むとの違いを、僻むの意味や類語から学んでみましょう。また、僻む人の心理や特徴、僻んでしまう原因、僻む人への対処法なども合わせて知っておきましょう。

僻む(ひがむ)の意味とは?僻む人の心理や僻む原因・対処法のイメージ

目次

  1. 1「僻む」について
  2. 2僻む人の心理
  3. 3僻む人の特徴
  4. 4人を僻む原因
  5. 5周りにいる!よく僻む人の対処法
  6. 6僻みっぽい性格を直す方法
  7. 7僻みっぽい性格を治してポジティブにいこう

「僻む」について

「僻む」という言葉を正しく読むことができるでしょうか。あまり見慣れない漢字かもしれませんが、「ひがむ」と読みます。僻むとはどういった感情なのでしょうか。僻むの正しい意味を知り、僻む人の心理や特徴、僻んでしまう原因などを探っていきましょう。

僻むの意味

僻むとは、物事を素直に受け取らず、悪い方向に歪めて考えてしまうことを意味します。ひねくれ者と捉えてもいいかもしれません。物事をストレートの受け取ればいい場面でも、あえて自分に不利益が生じるような考え方をするので、僻む人が近くにいると面倒臭いと感じることが多いでしょう。

僻むの類語

僻むには似たような意味を持つ言葉、類語がたくさんあります。「妬む」や「邪推する」「卑屈になる」などは、似たような意味を持っている言葉なので、僻むの類語と考えていいでしょう。これらの言葉は、あまりいいイメージを持つ言葉ではないと感じる人が多いのではないでしょうか。

妬むとの違い

「妬む」と「僻む」は似た意味を持っており、類義語と考えて問題ないでしょう。しかし、この二つの言葉は若干ニュアンスに違いがあります。「妬む」も「僻む」も、人の幸せを喜ぶことができずに卑屈になってしまうことを意味しますが、「妬む」は人の幸せがただただ羨ましくて悔しさを感じている状態です。

それに対して「僻む」は、人を羨んで悔しさを感じる所からさらに発展して、自分が不利に扱われているような錯覚に陥ってしまった状態を指します。妬む感情をさらにこじらせてしまった状態が「僻む」だと考えると分かりやすいかもしれません。

僻む人の心理

僻むの意味が少し理解できたでしょうか。ここからは、僻むという言葉の意味をもっと深く知るために、僻む人の心理を見てみましょう。僻んでしまう人の心理を知ることで、彼らがどんな感情を持っているのかが理解でき、身近に僻んでいる人がいても上手に接することができるかもしれません。

心理①ただただ羨ましい

僻む人は人の幸せが羨ましくて仕方ありません。会社の後輩の結婚が決まった時に、普通は素直に「おめでとう」と言えるものでしょう。しかし、自分の方が年上で婚活中なのになかなか結婚が決まらないと焦っていれば、素直に祝う気持ちになれないこともあるでしょう。中には、「若いだけで得だよね」などとひねくれたことを言ってしまう人もいます。

暗に「自分の方が歳をとっているから結婚できない」と、自分を下げるような発言をするのです。僻んでいる人は他人の幸せが羨ましくて仕方がないあまり、どんどん自分を下に追いやるような考え方をしてしまうのでしょう。

心理②相手を認めたくない

僻む人というのは、他人を認めて評価することができません。先ほどの後輩社員の結婚話の例で考えてみましょう。後輩社員の結婚は喜ばしいことで、結婚相手を見つけられたことを共に喜び、褒めるべき場面でしょう。しかし、僻む人は他人を認められないので、「若さだけを武器に結婚相手を見つけた」と後輩社員の頑張りを認めません。

このように、僻む人というのは他人のことを評価できないのです。他人の良いところ、褒めるべきところを決して認めようとせず、悪い部分を目を凝らして探します。それが僻む人の心理状態だと言えるでしょう。

心理③我慢できない

僻む人は、他人の幸せを目の当たりにするほど自分がダメな人間に感じ、自分は不出来だと思い込んで苛立ちます。人の幸せを素直に祝い、自分も頑張ろうと前向きな方向に考えられればいいのですが、僻む人はネガティブにしか物事を考えられないので、「どうせ私なんて…」という後ろ向きな気持ちがどんどん助長されてしまうのです。

このネガティブな気持ちが自分の中に溜まっていくと、それを怒りとして突然爆発させてしまうのが僻む人です。前向きな方向に気持ちを表現することができないので、怒りとして感情を出すことしかできません。また、それを我慢することもできないのが僻む人の心理状態なのです。

僻む人の特徴

僻む人を一目見ただけで、「この人は僻みやすい人だ」とは分かりません。しかし、その人の言動をしばらく見ているうちに、段々と僻む人なのだと気付くことがあります。それは、僻む人には特徴があるからです。僻む人にはどんな特徴があるのか見てみましょう。

特徴①悪口や陰口が好き

僻む人の中で、特に女性に多いのが悪口や陰口を好む人です。僻む人は他人が褒められているのが嫌でたまりません。自分だけが褒められたいと思っています。そのため、自分より優位にいる人を見つけると、何とかその人のイメージを悪くしようと、周囲にその人の悪口を広めます。それが真実か嘘かは関係ありません。

仕事ができる同僚が上司に褒められているのを知れば、「でもあの人は不倫している」などと、嘘の情報までも利用してその人のイメージを悪い方向へ持っていこうとしてします。そうして自分より優位にいる人を少しでも減らし、自分が一番上にいたいと思っているのが僻む人の特徴です。

特徴②自分自身に自信がない

僻む人というのは、自分に自信がありません。人は誰でも多かれ少なかれコンプレックスを持っているものですが、僻む人はこのコンプレックスが特に多かったり、それを克服しようと努力せずに「どうせ自分なんて…」と落ち込む傾向があります。ここには僻む人が根本的にネガティブ思考であることが深く関係しているのでしょう。

特徴③すべてがネガティブ

僻む人の考え方はすべてがネガティブです。周囲から見ると、なぜそんなに悪い方向にばかり考えるのか不思議になるほど、全ての物事を悪い方向へばかり捉えます。被害妄想に近い思考をすることが多いと思ってもいいかもしれません。

少しでも前向きに物事を考えることができれば僻むことも少なくなるでしょう。しかし、考え方がネガティブな上に自ら動く行動力もないので、僻む人はどんどんその感情をこじらせてしまうことが多いのです。

特徴④プライドが高すぎる

僻む人の中で男性に特に多いのが、プライドが極端に高い人です。プライドは、ある程度であれば自分の目的意識を持つことに繋がるので、持っていて悪いものではありません。しかし、極端にプライドが高いにも拘らず、自己評価が低く「自分なんて…」と思ってしまう僻む人は、自分のプライドを守る努力を全くしません。

自分のプライドを守るために自分が努力すれば、本当に優れた人になれる可能性があります。しかし、僻む人は他人を下げることしかしないのです。これでは自分の能力は全く上がらず、高いプライドも持っているだけ損になってしまうでしょう。

人を僻む原因

すぐに僻んでしまう人には、そうなってしまった原因があります。その人自身が生まれ持ったものだけではなく、子どもの頃からの育てられ方でも、僻みやすい人とそうでない人に別れることがあるのです。僻んでしまう原因について探ってみましょう。

原因①比べられて育った

僻む人になってしまう原因に大きく関わっているのが、子どもの頃に育てられた環境です。兄弟や学校の友達と常に比べられて育てられると、大人になってからも人との比較でしか優劣が付けられなくなり、僻みやすくなってしまうことがあるのです。

特に、比較された相手の方が優れていて、いつも「〇〇ちゃんは優秀なのに、それに比べてあなたは…」などと言われて育った人は、大人になってからも僻みやすい性格になってしまうでしょう。

原因②頑張りを認めてもらえなかった

子どもの頃に、どれだけ努力しても認められた経験が極端に少ないという人は、大人になってから僻む人になりやすいでしょう。親や教師から結果だけを求められ、頑張った過程を無視され続けるために、望む評価を得られなかったのかもしれません。そのため、他人が評価されているのが面白くないと感じてしまうのです。

すぐに自分は頑張っても認められないと感じ、「どうせ自分なんて…」と僻んでしまうのは、子どもの頃に努力の過程を褒められた経験が乏しいせいかもしれません。

原因③自己評価が高すぎる

人を僻む人の特徴のところでお話しした、「プライドが高すぎる」という特徴に通じますが、僻む人というのは自己評価が高すぎることが原因になっていることがあります。ネガティブ思考で自分のコンプレックスを改善しようとは全くしないのに、「自分はもっと周りから評価されてもいいはず」という自己評価だけが高いのです。

実際にはできる能力もなく努力もしない「できない人間」であるにも拘わらず、自分でそれに気付いていないのです。そのため、なぜ自分だけが認められないのかと人を僻むことになってしまうのでしょう。

周りにいる!よく僻む人の対処法

周りにいる人の中に、なんとなく僻みっぽいなと感じる人もいるのではないでしょうか。関わると少し面倒臭いと感じるような、ひねくれた人とはどう付き合えばいいのでしょうか。僻む人への正しい対処法を伝授します。

対処法①一定の距離を保つ

僻む人というのは、自分の中に溜まったネガティブな感情を怒りとして突然周囲に発散したり、後ろ向きな発言を繰り返したりします。そんな人といつも近くにいると、僻む人の感情に振り回されて疲れてしまったり、自分まで思考がネガティブに引っ張られてしまったりするでしょう。

僻む人の側にいるメリットはほとんどありません。「この人といると疲れるな」と感じたら、少し距離を置きましょう。もちろん完全に無視をしろという意味ではありません。しかし、職場の同僚であれば仕事のこと以外での会話を避けるなど、一定の距離を保つ方が自分のためになるでしょう。

対処法②おくちにチャック

前述の通り、僻む人というのは人の悪口や影口を言うのが大好物です。そうした悪口の材料を常にアンテナを張って探しています。僻む人と話している時に、うっかり誰かの秘密を喋ってしまうと大変です。次にどこかでその秘密を耳にする時には、尾ひれはひれがついたとんでもない噂になっていることでしょう。

僻む人は優位な人を蹴落とすための努力は惜しみません。そんな材料に使われないように、自分や誰かの秘密を僻む人に絶対に漏らしてはいけません。

対処法③とにかくスルー

僻む人は自分より優位な人の悪口を広めたり、自分がどれだけできる人間かをアピールしたりします。そんな人と会話をしていても、誰も楽しくはないでしょう。そんな時には、僻む人の話は聞き流しましょう。僻む人と話をしていて、誰かの悪口や自分の自慢話が始まったら、途端につまらなそうな顔をしてスルーすればいいのです。

そうすれば、そんな話に興味がないのだという意思表示にもなるでしょう。そしてさらっと話題を変えてしまいましょう。もうこれ以上話したくないと思うのであれば、その場から離れるのもいいかもしれません。つまらない話に耳を傾けていられるほど、暇な人はいません。嫌な話はスルーする能力を身に着けておきましょう。

僻みっぽい性格を直す方法

ここまで読んで、もしかすると自分が僻む人間なのかもしれないと感じている人もいるかもしれません。そう気付けたのなら大丈夫です。僻みっぽさは直すことができます。僻みっぽい性格を今からでも直すことのできる方法をお教えします。

感謝の気持ちを忘れない

僻みっぽさを直すのに最も効果的なのは、常に感謝する心を持つことです。僻む人の特徴はネガティブ思考です。感謝することは、感情をポジティブな方向へ方向転換させてくれます。今まで当たり前だと思ってきたどんな小さなことに対しても、心の中で「ありがとう」と言うことで、毎日の生活がガラッと違って見えてくるでしょう。

慣れてきたら、小さなことでも人に対しては口に出して「ありがとう」と言うようにしましょう。そうすると周囲からの評価も変わり、自身でも扱いの変化を感じることができるでしょう。

他人と自分を比べない

どんなに優れた人でも、上には上がいます。また、ある分野では秀でていても、他の分野ではまったく能力がないかもしれません。つまり、自分を誰かと比較することは無意味なのです。他人と優劣をつけることで自分を満足させるのは至難の業です。

それよりも、自分がどれだけ努力するか、自分がどれだけの結果を出せるかに注力した方が、満足感をしっかり得られるはずです。周囲に比較ばかりする人物が現れても気にすることはありません。自分を評価するのは自分だけでいいと割り切りましょう。

発想の転換をしてみる

最後に発想の転換をしてみましょう。「自分はどうしてこんなに僻みっぽいのだろう」と悩んでしまうと、根本的にネガティブ思考である僻みっぽい人は、余計に「どうせ自分なんて…」と僻んでしまうことがあります。そうなってしまうのであれば、いっそのこと僻みっぽい自分をいったん認めてみるといいでしょう。

僻みっぽさを認めることで、今までどれだけ自分を人と比較して人の目ばかり気にしていたのかに気付けるはずです。その間違いに気付くことができれば、もっと自分自身を大切に考えることができるのではないでしょうか。そこから自分の良いところに気付くことができれば、僻みっぽさはどんどん改善されるでしょう。

僻みっぽい性格を治してポジティブにいこう

「僻む」について詳しくご紹介しました。自分の周囲を見渡してみると、僻みやすい人というのは一定数いるでしょう。僻みやすくなってしまう原因や心理を知っていれば、僻む人にもうまく対処できるはずです。

また、自分の僻みっぽさに気付いた人は、今すぐ改善に向けて努力を始めてみましょう。僻んでいてもハッピーにはなれません。僻みっぽさを直し、ポジティブに考えるだけで、きっとこれからの人生は楽しいものに変わっていくでしょう。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ