ケンモメシの意味とは?ルールや嫌儲板に投稿されたケンモ飯を紹介

近頃話題になっているケンモメシとはどのようなものなのでしょうか。5chの嫌儲板から誕生したケンモメシについて、その意味やケンモメシ特有のルール、「アチアチ」「ほいよ」といったケンモメシ用語まで取り上げました。ケンモメシが汚いと言われる理由についても迫ります。

ケンモメシの意味とは?ルールや嫌儲板に投稿されたケンモ飯を紹介のイメージ

目次

  1. 1ケンモメシとは
  2. 2ケンモメシのルール
  3. 3嫌儲板に投稿されたケンモメシを紹介
  4. 4ケンモメシが汚いと言われる理由
  5. 5ケンモメシが生まれた嫌儲板用語を紹介
  6. 6ケンモメシは見た目は汚いので嫌われがち

ケンモメシとは

最近ネット上で話題になっているケンモメシという言葉があります。ケンモメシはある種の料理を指し、そのインパクトと特殊性から話題をさらってきました。それではケンモメシとは一体どのような料理なのでしょうか。この記事では最近気になるケンモメシについて探ってみました。

そもそも「ケンモ」って?

ケンモメシの説明をする前に「ケンモ」という言葉から説明しましょう。「ケンモ」は元々「けんもう」という言葉が短くなったものです。「けんもう」は漢字では「嫌儲」と書きます。「嫌儲」という言葉は造語ですが、「儲」の音読みは「ちょ」なので、実際には「けんちょ」と読むべきなのでしょう。

そんな「けんもう」という言葉は誤読から生まれたネットスラングと言えます。「嫌儲」とは金儲けのための行為を嫌うという意味で使われています。

ケンモメシの意味

ケンモメシとは普通は独り暮らしの独身男性が作るコストの安さだけが売りの自炊料理を意味します。とにかく安価で空腹を満たす事のみがコンセプトなので見栄えは非常に汚い事もしばしばです。中には画像として生理的不快感を生むものもあり、「ケンモメシ」はネットで検索してはいけない言葉に挙げられることまあります。

更には自ら捕まえた鳥を使った料理など、ただ見た目が汚いだけでなく衛生面でも問題がありそうなメニューもあるようです。

5chの嫌儲板開設がきっかけ

ケンモメシは元々は2ch(現在の5ch)から誕生しました。2chが流行っていた2000年代に、2chの書き込みをまとめたサイトを作り、そこにアフィリエイトを付けてお金儲けをしていた人物がいました。

嫌儲という言葉は、自分達の書き込みをお金儲けに転用される事を嫌った2chの住人達が、ネットで使われていた「嫌韓(韓国嫌いの人)」という言葉になぞらえ、「嫌儲」という言葉を作ったことで生まれました。

2007年には嫌儲のための「ニュース速報(嫌韓)板」が2chに誕生しました。「嫌儲」という言葉が生まれた当初は「けんちょ」と読まれていましたが、現在は「けんもう」と読むのが一般的です。ケンモメシとは、現在は5chの嫌儲板となったこの掲示板の住人達が考えた自炊メニューの数々です。

ケンモメシのルール

5chの嫌儲板から生まれた自炊メニューがケンモメシですが、ケンモメシには他にもいくつかの共通したルールや特徴があります。そのルールこそが、このケンモメシが話題になっている理由であり、多くの人達に嫌悪感を抱かせている理由でもあります。それではケンモメシにはどのようなルールがあるのか見てみましょう。

ルール①見た目が汚い

ケンモメシの最大の特徴としては、見た目が汚い事が挙げられます。5chの嫌儲板の住人達をケンモメンと呼びますが、ケンモメンは独身で恋人もおらず、貧乏な生活をしている者も多いのでしょう。ケンモメンは「メシに金を使うやつはバカ」というコンセプトに基づいて、コスパのみを重視したメニューを作ってきました。

つまりケンモメシは、見た目はいっさい気にしていないと言えるメニューです。独り暮らしで誰に食事風景を見せるわけでもないので、ケンモメシはこのようなメニューとなるのでしょう。中には、見栄えの悪さが逆に個性の主張と取れるようなメニューも存在します。

ルール②満腹になればいい

ケンモメシのルールとしては、満腹になればそれでいいという事が挙げられるでしょう。嫌儲板のケンモメンは貧乏な生活をしている者も多いので、どれだけ安く食費を済ませるかという事に力が注がれています。また、恋人や友人がいない者も多いので、見栄で高価な食事をする事に対する反逆心も強いと言えるでしょう。

ただ食欲を満たして生きていければいいという考え方の自炊飯なので、生ごみ呼ばわりされる衝撃のメニューもあります。

ルール③組み合わせが突飛

ケンモメシのルールとしては、素材の組み合わせを気にしないという事も挙げられます。そのため、普通では組み合わせない食材同士を組み合わせて唖然とさせるようなメニューもあります。とにかく空腹を満たすのであれば何でも使うという考え方と言えるでしょう。

中には野生のグッピーを採って具材にしたものなど、食材としてなかなか考え付かないものを使ったメニューもありました。

ルール④ネーミングも独特

ケンモメシのルールとして、そのネーミングのユニークさも取り上げましょう。ネーミングに良く使われるお決まりの言葉は「アチアチ」や「ほいよ」です。「アチアチ」は、安い食材でも温めればある程度は美味く感じると言われたことから広まっています。

また、「ほいよ」は、飯には大してこだわらずに即席に作った様子を表しています。ネーミングのルール一つ取っても、ケンモメシのあり方を表していると言えるでしょう。

嫌儲板に投稿されたケンモメシを紹介

ケンモメシは、5chの嫌儲板から生まれたユニークな自炊メニューですが、今まで嫌儲板に投稿されたケンモメシの中から話題をさらったものをいくつか紹介しましょう。どのケンモメシも、上で紹介したような特徴を良く表しています。グルメな人から見れば気分を害するようなメニューもあるかもしれません。

うんめえカルボナーラ

ケンモメシとして最初に取り上げるのは「うんめえカルボナーラ」です。うんめえカルボナーラは皿にいっぱいのスパゲティを茹でて、その上に100円ショップで売っている缶詰のホワイトソースと温泉卵を乗っけてカルボナーラソースに見立てています。このメニューの投稿者によると、大盛で材料費は300円だそうで、週に4日は食べているとの事でした。

まさに味よりも満腹感を追求したメニューと言えるでしょう。

丸亀丼

ケンモメシとして有名になったメニューとしては「丸亀丼」もあります。丸亀丼を作るのには、まずうどんのチェーン店の丸亀製麺に自前のおにぎりを持っていきます。そして店内で空いている丼を取っておにぎりをほぐして入れ、無料の天かすやネギ、醤油や白ごまをかけて完成です。店内で全くお金を使わずに食べられるケンモメシだと言うのです。

飲食店に入って店内の食材を使い無料で食事をしているので、もちろん真似をすれば問題になるかもしれません。

虫ケーキ

ケンモメシとしては「虫ケーキ」もそのグロテスクな見た目で話題となりました。虫ケーキと言っても実際に昆虫が入っているわけではありません。虫ケーキはチーズケーキを作る時に細かく割ったオレオを混ぜて作ったものを意味します。投稿された画像ではオレオの破片がまるでたくさんの黒い昆虫のように見えます。

その見た目と「蒸しケーキ」という言葉をかけて「虫ケーキ」と名付けられました。虫ケーキは見た目は強烈ですが、チーズケーキにオレオを組み合わせているだけなので、味は見た目に反して美味しいかもしれません。

アチアチ鍋焼きうどん

話題になったケンモメシの三つ目は「アチアチ鍋焼きうどん」です。投稿されたアチアチ鍋焼きうどんの画像では、アルミホイルの器に入った市販のたぬきうどんに納豆や目玉焼きが乗っかっています。投稿者は300円で作ったと書いており、乗せる食材を変えていろいろな組み合わせができるとおすすめしています。

うどん屋で食べる鍋焼きうどんの半額以下で作れる、安さがコンセプトのケンモメシの王道と言えるでしょう。

ほいよ炙りサーモン

ケンモメシとして最後に紹介するのは「ほいよ炙りサーモン」です。ほいよ炙りサーモンは、元々は加熱用に市販されているサーモンの表面だけを炙って、握った白米の上に乗せた握りずしです。元々生食用ではない食材を半生の状態で使っているので、安全面に不安のあるメニューと言えるでしょう。

このケンモメシが投稿された時には、せめてすし用のサーモンを使うべきだとの批判がありました。このようにケンモメシには、食品衛生上の問題がありそうなメニューも存在します。

ケンモメシが汚いと言われる理由

このようにケンモメシは材料費の安さと満腹感だけが売りのメニューなので、それに嫌悪感を抱く人もいて批判も呼んでいます。ケンモメシに対する批判としては、見かけが汚いという意見がさんざん挙がってきました。例えば、虫ケーキのように実際に見た目がグロテスクなメニューもありますが、ケンモメシが汚いと評価される理由はそれだけではないようです。

ここではケンモメシが汚いと評価される理由を挙げてみましょう。

床に直置きだから

ケンモメシが汚いと評価される理由としては、床に直置きだからという理由が挙げられるでしょう。ケンモメシの投稿画像の多くは、料理を乗せた器を床に直に置いています。また、焼いたパンを器にも乗せず床に置いている画像もありました。貧乏な独り暮らしをしていて、テーブルを買う気もないケンモメンも多いのでしょう。

また、親と実家暮らしで友達もあまり来ないので、自室でテーブルを出すのも面倒くさいというケースもあるかもしれません。いずれにしても床に直置きという事で、非衛生的なイメージが生まれてしまっています。

自分が食べる物だから雑

ケンモメシが汚いと評価されるもう一つの理由としては、自分が食べるものだから雑に盛り付けられているという点が挙げられます。ケンモメシは自室で独りで食べる自炊飯なので、見栄えを気にする必要がありません。ただ食べて満足に繋がればいいという事で盛り付けに凝るという手間は極力省かれます。

また、ケンモメンはお金を派手に使ったり見栄のために飾る事を嫌うため、ケンモメシの雑な盛り付けはそういう文化に反抗しているとも言えるでしょう。あえて雑な盛り付けの画像を投稿する事により、メッセージを投げかけているのかもしれません。

ケンモメシが生まれた嫌儲板用語を紹介

このようにケンモメシは5chの嫌儲板から誕生しました。嫌儲板は元々アフィリエイトなどによるあからさまなお金儲けを嫌う者達が集まった掲示板です。そのため、社会に対しての批判や皮肉を含んだ内容が多く書き込まれてきました。その書き込みの中から広まった嫌儲板用語があります。中には一般でも広く知られている用語もあります。

この記事の最後に、嫌儲板から生まれた流行語を紹介しましょう。

嫌儲板用語①Jでやれ

嫌儲板から生まれた用語として最初に取り上げるのは「Jでやれ」です。ここで言われる「J」とは、5chの板の一つである「なんでも実況J(ジュピター)板」の事を意味します。なんでも実況J板は、設立当初は人気がありましたが次第に人気がなくなり、シュールなネタスレッドが多く立つ過疎板となりました。

そのため、嫌儲板にはふさわしくない下らない話題が提示された時には「Jでやれ」がお決まりの合言葉となったのです。

嫌儲板用語②陰キャ

「陰キャ」という言葉は現在では一般でも良く使われますが、これもルーツは嫌儲板です。「陰キャ」は陰気なキャラの事で、人の集まりの中であまり明るいイメージを与えない人の事を意味します。反対語は「陽キャ」です。「陰キャ」は他人をバカにする時にも、自分を自虐的に語る時にも使います。別の言葉で表現すると「イケてない人」の事です。

以前使われていた「勝ち組」「負け組」の「負け組」にも近いかもしれません。陰キャは多くの場合、オタク的な人を意味します。

嫌儲板用語③アスペ

「アスペ」も近年のネット業界では一般に広まっている言葉ですが、これも嫌儲板から生まれました。「アスペ」とはアスペルガー症候群の略です。アスペルガー症候群は主に対人関係に問題を抱えた閉鎖的な人間を意味します。実際にアスペルガー症候群かどうかは別として、ネット上で我がままで協調性のないような書き込みをする者に対して使われます。

別の言葉としては「KY」や「コミュ障(コミュニケーション障害)」に近いかもしれません。

嫌儲板用語④自分いいすか

嫌儲板用語としては「自分いいすか」もあります。これは「自分○○いいすか」の形で、○○に言葉を入れます。例えば「自分質問いいすか」や「自分批判いいすか」という形で使われる言葉です。嫌儲板は元々、社会に対する批判から生まれた板なので、ケンモメンは社会派な者達が多いと言えるでしょう。

社会派の議論をする時に書き込みが荒れる事を避け、一クッション置く遠回しな言い方として生まれた表現なのかもしれません。

嫌儲板用語⑤マスゴミ

最後に挙げる嫌儲板用語は「マスゴミ」です。これも現在ではネット業界全般で広く使われていますが、元々は嫌儲板用語です。「マスゴミ」はマスコミの愚かさやマナー違反をバカにする時に使われます。「マスゴミ」という用語は、嫌儲板以前にも使われた例はありますが、社会に普及させたのは嫌儲板と言えるでしょう。

平成の時代は、災害時の被災者への取材や事件の被害者へのインタビューなどで、マスコミの報道方法が多くの人の批判を呼んだ時代でした。その中でこの「マスゴミ」という言葉も、多くの人に指示されていったのでしょう。

ケンモメシは見た目は汚いので嫌われがち

この記事ではケンモメシについて取り上げてきました。ケンモメシは5chの嫌儲板から生まれた自炊飯で、材料費の安さと満腹感のみを売りにしています。そのため、その見た目が汚いと嫌悪する人々が多いのも事実です。しかし、ケンモメシを食べるケンモメンにとっては、そもそも見た目を気にしていないのでそれでも良いのかもしれません。

その画像をネットに公表することで批判の対象となっているため、自室で誰にも見せずに食べる分には問題ないのではないでしょうか。

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