花吐き病とは?花を吐く奇病(嘔吐中枢花被性疾患)は実在する?

「花吐き病」という病の正体を解説します。実在しない創作の奇病とされる「花吐き病」ですが、正式名称は「嘔吐中枢花被性疾患」といいます。漫画『花吐き乙女』が元ネタと言われていますが、イラストや完治のための方法もまとめました。また、他の創作奇病についても解説します。

花吐き病とは?花を吐く奇病(嘔吐中枢花被性疾患)は実在する?のイメージ

目次

  1. 1花吐き病とは
  2. 2花吐き病の元ネタ漫画『花吐き乙女』とは
  3. 3花吐き病のイラスト
  4. 4花吐き病のような創作奇病まとめ
  5. 5花吐き病は実在する病気ではない

花吐き病とは

花吐き病という病気があります。ほとんどの人は聞き慣れない病ではないでしょうか。花吐き病と聞いてもどのような症状が出るのか、何科の病院で治療してもらえるのかも良く分かりません。花吐き病の正式名称や症状、また実在する病気なのかどうかについても詳しく解説していきましょう。

正式名称は嘔吐中枢花被性疾患

花吐き病は、正式名称を嘔吐中枢花被性疾患と言います。花吐き病という名でも聞き慣れないのに、嘔吐中枢花被性疾患と言われるとなおさら何のことか良く分からないという人も多いかもしれません。字から推測すると、「嘔吐」ですから口から吐き出すことは予測できるでしょう。「中枢」ということは何かに神経が反応して起こる疾患ということでしょうか。

ちなみに「花被」とは、花弁と萼の総称です。

どんな症状?実在する?

花吐き病、すなわち嘔吐中枢花被性疾患とは、片想いをすると口から花を吐き出してしまうという病気です。そしてこの病気は、実在する病ではありません。まったくの架空の病気です。治る方法は唯一、両想いになることです。片想いだった相手と互いに愛し合うことができるようになると、白銀の百合を吐き出して完治します。

そして口から吐き出した花に他人が触れると感染し、その感染力も非常に強いとされています。

元ネタは漫画『花吐き乙女』

花吐き病の元ネタは、漫画の『花吐き乙女』の中にあります。はるか昔、室町時代から流行と潜伏を繰り返しながら現代まで続いてきた不思議な病気として描かれています。

花吐き病の元ネタ漫画『花吐き乙女』とは

それでは、花吐き病の元ネタ漫画『花吐き乙女』とは、どのような作品なのでしょうか。その作者やあらすじについて、大まかに見ていきましょう。

作者は誰?

『花吐き乙女』の作者は、松田奈緒子です。漫画家としてはベテランの域に入りつつあり、他にも2016年にTBSでドラマ化された『重版出来!』が有名です。花吐き病が取りざたされる作品は、耽美的でエロティックなものが少なくありませんが、『花咲き乙女』はコメディータッチな内容になっています。

あらすじ

『花吐き乙女』は、特に主人公は存在せず、花吐き病を巡るいくつか違った物語が展開していきます。いずれも片想いが元で花吐き病を発症した人たちの切実な恋愛ストーリーになります。

その内の一つを紹介すると、一人の女子高生が、所属する部活のコーチとしてやってきた男性に恋をしてしまいます。片想いに小さな胸を傷めるのですが、それが元で花吐き病になります。ちなみに花吐き病は、作品の中では「ゲロ花」と表現されています。花吐き病にかかった自分に戸惑いながらも、彼女は積極的にコーチにアプローチして行きます。

残念ながら、コーチにはすでに恋人がいて、その恋人のために実家に帰ってしまうことになります。そのため女子高生の恋は実らずに終わるのですが、彼女はコーチのことを恨むこともなく、むしろ自分の初恋相手が誠実な人で良かったとホッと胸を撫で下ろします。

そして、彼女の母親にこの恋の顛末を話すのですが、夫と離婚して15年経つものの一度も「ゲロ花」を吐いたことがないことを母親が独り言つシーンがあり、その感想を娘である彼女が問われるというオチがあります。

花吐き病のイラスト

花吐き病は、前述の『花吐き乙女』が元ネタではありますが、この作品そのものよりも、そこから花吐き病だけが独り歩きする形で注目されるようになってきた感があります。そしてSNSなどで、花吐き病にかかった色々なキャラクターが披露されるようになったのです。

口から花を吐くというのは斬新ですが、その世界観が少なからず受け入れられて、実際に絵にしてみたいと筆を執る人たちが少なくないようです。

イラスト①初音ミク

ボーカロイドから生まれた国民的なヒロインと言えば、圧倒的人気を誇る初音ミクです。初音ミクは、彼女に歌わせたいとして多くの人たちが楽曲を提唱していますし、キャラクターグッズやアイテムは無数に存在します。その初音ミクが花吐き病にかかったら…と考える人がいてもまったく不思議ではありません。

そして実際に初音ミクが花を吐くイラストはたくさん存在します。

イラスト②花吐き東堂

漫画『弱虫ペダル』の登場する花吐き東堂こと東堂尽八は、花吐き病にかかり、口から真っ赤な花を吐き出します。色白で細身、ナルシストキャラの東堂が口から吐く赤い花は、まるで本物の血を吐いているように見えて、見た目はおどろおどろしくも感じさせるものがあります。

イラスト③銀魂

2004年から約14年の長きに渡って『週刊少年ジャンプ』に連載された大ベストセラーの『銀魂』です。その主人公、坂田銀時を花吐き病にかからせて花を吐き出させるシーンがパロディー化されてたくさん描かれています。

イラスト④刀剣乱舞

『刀剣乱舞』は、もとはPC版ブラウザゲームとして発売され、その後スマホゲームやミュージカル、さらにアニメ化までされた大人気作品です。日本刀の名刀が擬人化されて生まれるキャラクターが、歴史上の色々な時代に送りこまれて敵と対決するという内容です。

その『刀剣乱舞』の擬人化されたキャラクターが花吐き病にかかったイラストも沢山描かれています。

花吐き病のような創作奇病まとめ

花吐き病のような創作奇病は、実は他にもいくつか存在します。その多くはアニメや小説などの物語で登場しますが、ストーリー展開上、その内容を肉付けし、読者や視聴者に刺激を与えて盛り上げていくためのファクターとしてしばしば利用されるようです。その創作奇病をいくつか紹介していきましょう。

創作奇病①星涙病

創作奇病である星涙病というのは、片想いをすると涙が星に変わってしまうというものです。治療方法は、唯一好きな相手と両想いになるしかありません。その意味では花吐き病と非常に似た面があると言えます。ただ症状は涙が星になるにとどまらず、さらに視細胞が失われて色彩感覚がなくなってしまいます。

さらに稀ではありますが、記憶が失われる症状が発生することもあります。

創作奇病②蝶々病

蝶々病は、背中に蝶々の痣が浮かび上がってくる奇病です。しかし症状はそれだけにとどまらず、やがて罹患者は自我を失い、そのまま蝶になってしまうという運命をたどります。暗かったり、狭いところで発症する特徴があり、治療法が甘いクチナシの花の蜜を吸うことです。

クチナシの花は、一般的に6~7月に咲きますから、この初夏のシーズンでなければ、治すことができない病気と言えるのです。

創作奇病③天使病

天使病という創作奇病もあります。天使病というのは、天使のように背中から翼が生えてくるというものです。その翼があれば、空を飛ぶこともできますが、本人の生命力をエネルギーとして大きく、また美しく成長していく特徴を持ちます。つまり翼が大きくなるにつれ、体が弱っていってしまうという悲しい矛盾が運命づけられている病と言えるのです。

創作奇病④花咲き病

花咲き病は、一瞬花吐き病と勘違いしてしまいそうですが、まったく違う奇病になります。症状としては、体内や皮膚の中に草花が育つようなものです。原因は不明とされていて、最後はその人の命を養分として美しい花を咲かせます。根治する方法はなく、一度罹患すれば、その病を抱え続けて生きていくしかありません。

よく「あの人には花がある」とか「花のような存在」という褒め言葉がありますが、体内で花が成長するとなると、喜べるものとは言い難いでしょう。

創作奇病⑤鉱石病

鉱石病は、体の一部が鉱石となり、やがてその範囲が段々と広まっていき、体全体が鉱石化して呼吸困難で命を落としてしまうという奇病です。実際に、病気でも胆石や結石のように体の中に石ができることはあります。

しかし、これらは鉱石ではありません。ダイヤモンドやルビー、エメラルドなど体が鉱石化して輝けば美しいですし、美しい姿で死にたいという人間が持つ欲を仮想で叶えた病とも言えるでしょう。ただ、実際に体が鉱石のように固くなっていく難病が存在するので、一部では不謹慎だと非難の声も上がっています。

花吐き病は実在する病気ではない

花吐き病は、実在する病気ではないと分かると安堵する人もいるでしょう。花はいつの世も人間を癒し、生活にも潤いをもたらしてくれる貴重な存在です。だからこそ、ただ育てたりプレゼントするにとどまらず、人を花に例えたり、花柄をあしらった洋服やバッグ、また壁紙などもデザインして楽しむわけです。

そして創作ではありますが、片想いという純粋な愛情を、美しい花にたとえて奇病として具現化するという世界観に、共鳴する人も少なくないのかもしれません。

関連するまとめ

Missing
この記事のライター
masa5368
よろしくお願い申し上げます。

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ