シガーキスの意味や元ネタとは?かっこいいシガーキスのやり方を紹介

タバコに火をつけるやり方の一つに、シガーキス(シガレットキス)という方法があります。シガーキスの由来から原理や意味に加え、シガーキスが決まる3つのコツや注意すべき難しい点、そしてシガーキスと名付けられた元ネタなどをまとめてみました。

シガーキスの意味や元ネタとは?かっこいいシガーキスのやり方を紹介のイメージ

目次

  1. 1シガーキスって知ってる?
  2. 2シガーキスの特徴を紹介
  3. 3シガーキスの魅力を紹介
  4. 4かっこよくシガーキスを決めるやり方
  5. 5シガーキスの難しいポイント
  6. 6かっこよくシガーキスを決めてみよう

シガーキスって知ってる?

映画やテレビドラマの小道具として、タバコは長らく格好良いものとして使われてきました。若者、とくに少年たちが思春期の頃に憧れる姿の一つに、タバコの煙を燻らせるというものがあります。彼らの間ではタバコを吸うときの姿や火をつけるとき、消すときの動作などには流行さえありました。

特にタバコの火に対してはライターやマッチなど火種についてのこだわりの他、火のつけ方にこだわる人もいました。ライターの炎をわざと大きくしてつけたり、ジッポーの蓋の開け方などにも流行りがあったほどです。格好良いタバコのつけ方に、シガーキスまたはシガレットキスといわれるものがあります。ここではシガーキスについてご紹介します。

意味はタバコ同士の間接キス

シガーキスは文字通り、タバコの先端同士が接触(キス)することによってタバコの火をもらうというものです。かつての自動車には灰皿が標準装備され、シガーライターといわれるコイル状に巻かれた電熱線に通電させ赤熱させてタバコに火をつける装置も標準装備されていました。シガーキスは、シガーライターと同じ原理です。

シガーキスの由来とは

現在シガーキスと名付けられているタバコの火の付け方は、実は相当昔から存在していました。それは名前も無い自然発生的なものであり、ロマンチックな意味など皆無でした。それが近年「はたから見ると、とても素敵に見える」という評価になり、シガーキス(またはシガレットキス)という呼ばれ方で定着しました。

シガーキスの由来は火をあげている方はじっとしていて、火をもらう方が顔を近づけていくので、その姿がまるで二人がキスしているように見えるからです。

着火を確実にするためには、火をあげる方も息を吸い火を強くする必要があります。それが火をもらう方と息を共有するということで、間接キスのようだとされているのです。飲み物や食べ物などでの間接キスはある程度の年齢になると意に関せず行うようになりますが、シガーキスは大人の嗜好品であるタバコを使ったものなので趣があると感じさせるようです。

元ネタは『BLACK LAGOON』?

昭和のころは、映画やテレビドラマでタバコに火をつけるシーンは多々ありました。ところが近年の嫌煙運動や健康志向、そして青少年への配慮ということから喫煙シーンは年々削られています。そのような状況の中で、2006年にテレビアニメ『BLACK LAGOON』の第7話で、シガーキスが使われて話題になりました。

それは主人公の男女が車内でタバコの火を借りるシーンでした。二人は恋人関係ではありませんがシガーキスがとても良い雰囲気だったことから、このマンガのファンがタバコを吸い始める現象まで引き起こしました。この件をきっかけとして、シガーキスの元ネタは『BLACK LAGOON』ではないのか、といわれるようになったのです。

シガーキスの特徴を紹介

タバコの火をつける行為にわざわざロマンチックな命名をするのは、シガーキスにはいくつかの特徴があるからです。まずはシガーキスというタバコへ火を付ける仕組みから何故キスという言葉が絡んだのかまで、シガーキスの特徴を踏まえた上でご紹介します。

また、現代ではシガーキスが衰退しているといわれます。それがどうしてなのかもあわせてご紹介します。

シガーキスの原理

シガーキスでタバコに火がつく物理的な仕組みはかつてのシガーライターと同じく、相手の火がついているタバコに自分のタバコを触れさせて発火させるだけのものです。ところが、この仕草が実は難しいのです。細いタバコの先端同士を接しないと着火しないため、互いに協力して顔を近づけないといけません。

間接キスといわれるのは、二人同時にタイミングよく息を吸い合う必要があるためですが、それは確実に着火させるには火種の方もより大きな火にしておく必要があるためです。この息を吸い合うということこそ、シガーキスがキスといわれる所以です。まさに息を通じての間接キスであり、擬似キスのようだと言われています。

シガーキスをするタイミング

最後のマッチで自分のタバコに火をつけた直後に「火を貸して」と他人から言われたときは、火のついた自分のタバコを手に持って「火が無いので、これで」とすることがあります。同じ状況で相手が自分にとって信頼できる相手であれば、わざわざ口から離さず咥えタバコのまま火を差し出します。これがシガーキスです。

異性とではなく、同性でもシガーキスは映えます。ライターの一つの火を二人の手で囲みながらつける様は友情を色濃く映し出すシーンとして映画などによく使われますが、シガーキスも同様に深い友情があるからこそ使えるものなのです。

その他、シガーキスをするタイミングとして考えられるのは、物理的に両手がふさがっているときです。ライターなどはあるものの取り出せないので咥えタバコを差し出すわけです。性別を問わず格好をつける意図もなく自然発生したシガーキスです。

電子タバコの普及で衰退

2014年ごろから第3世代電子タバコが欧米を中心に普及します。反して、いわゆる紙巻タバコは健康を害するという理由で先進諸国では減少し始めました。電子タバコはバッテリー式のため火を使いません。その結果、着火するための火種を借りることが本来の目的であるシガーキス自体が、非常に速い速度で衰退してしまいました。

シガーキスという言葉が存在しなかった昭和初期のころ、例えばアメリカの戦争映画やギャング映画などにもシガーキスを見ることがあります。友情や愛情を表現する方法の一つとして画面に華を与えていました。

技術の発達によって喫煙による健康被害を最小限に抑えられたことは素晴らしいですが、シガーキスという1つの文化を消失してしまったのは残念だという意見も存在します。

シガーキスの魅力を紹介

火を使う紙巻タバコの愛煙家でなければ出来ないシガーキスですが、シガーキスだからこその魅力がいくつかあります。これらは電子タバコ愛用者には味わえないものであり、非喫煙者には理解しがたいものかもしれません。

もともと喫煙者の中には火種にこだわりを持つ人が少なくありません。マッチ派の喫煙者はマッチ以外で着火すると味が違うといいますし、ライター派でもガスでないとダメだという人もいれば、オイルこそが煙草の味を一番良くするという人もいます。

このように火のつけ方一つとっても魅力やこだわりのあるタバコですが、シガーキスに込められた魅力とはどんなものなのでしょうか。

絶妙な距離感が魅力

二人の関係が近しくなければシガーキスはできません。互いの息を吸い合うことになるため、嫌いな相手とのシガーキスは不可能です。異性の場合、顔を近づける行為のため擬似キスともいえる仕草になります。この絶妙な距離感が、シガーキスの最大の魅力といっても過言ではありません。

互いのタバコの先端を接する必要があるため、距離を近づけて共同作業をします。先端が揺れないように、風の影響を受けないようになど、顔の角度を微妙に調整します。この行為がさらに二人の距離を近づけることになり、近づきすぎた顔にドキッとすることもままあります。

色気を感じさせる

映画やテレビドラマなどで使われていたタバコは、色気を現す小道具の一つとして扱われてきました。男臭さを表現するときにはタバコをふかしたり、女性がフィルターに口紅を残しながら煙で目がしみるシーンなどは、画面に色気を感じさせて来ました。特に男女間のシガーキスは、いわば「チラリズム」の一つとして扱われています。

シガーキスは実際のキスではありません。タバコという大人の嗜好品の着火方法です。着火という本来の目的があるにもかかわらず、何か二人の間に裏があるようにチラリチラリと顔を観察できたり、思わせぶりが重なります。これらのことがシガーキスには感じられ、独特の色気を感じさせるのです。

親密な関係をアピールできる

シガーキスは男女間だけで行うとは限りません。寧ろ、白黒映画の時代などでは友人関係の男同士が手で風を避け、互いにスパスパと息をタイミングよく吸いながら火をつけていく姿が描かれることも多くありました。これらは強い友情を現すシーンとして使われています。

ライターなどの火種を持っているのであれば、それを貸しさえすれば事足ります。火がつくまでに時間がかかるシガーキスをするのは、よほど信頼した相手でなければできません。このように、同性間では親密な関係をアピールするときにもシガーキスは使われているのです。

かっこよくシガーキスを決めるやり方

シガーキスは失敗すると火を借りようとした方のタバコに火がつかないだけではなく、貸そうとした方のタバコが無駄に短くなったり、火種が落ちてしまったりすることがあります。同性であっても異性であっても、あまりダラダラと長い時間タバコの先端をくっつけていると、なかなかつかないタバコの火にイライラしてくることもあるでしょう。

シガーキスと名付けられてからは、このタバコの火の付け方はオシャレの一つとされています。同性間であっても異性間であっても、いやらしさを感じさせない美しい物として扱われることが多くなりました。さらっとキスをするような、流れのあるシガーキスが理想といわれています。そのためのコツは以下の3点にあります。

やり方①お互いのタイミングを合わせて吸う

タバコに火をつけて、吸い込んだときの温度は約800度です。このときタバコの先端が一番赤く光ります。赤く光る状態になったときが、シガーキスで火を移すことができる理想の状態です。このため、お互いに息を吸い込むタイミングを合わせます。タバコの先端が軽く触れる状態で、互いに息をゆっくりと吸い込むと考えるとわかりやすいかもしれません。

やり方②力加減に気を付ける

互いにタバコの先端を押し付けすぎると、最悪の場合どちらかのタバコが折れます。折れずともタバコの先端がずれてしまい、手や顔に火が飛ぶ危険性もあります。慣れるまでは力加減をコントロールするため、互いにフィルターを持っていると上手くいきます。

やり方③シガーライターのイメージで

古い車には灰皿が標準装備されていました。同様に運転中にも安全にタバコに着火できるようにと、シガーライターが装備されていました。このシガーライターで着火することが、シガーキスで着火するときとほぼ同じといえるのです。

シガーライターにタバコを押し付けすぎるとタバコの葉がシガーライターに付着し、炎を上げてしまいます。また、離れ過ぎると着火しません。シガーライターを手の先で固定し、タバコを近づけていくと上手く着火できます。

これと同じように、シガーキスに慣れていないのであれば火種の方がじっとして、もらう方がコントロールすると上手くいきます。

シガーキスの難しいポイント

タバコに火をつける方法としては、ライターが一番着火しやすいです。シガーキスは本来、タバコに火をつける方法が他に無いときの最終手段です。このため、マッチやライターで着火するときよりもはるかに難しい点がいくつか存在します。

タバコ同士をくっつけるのが難しい

シガーライターの直径は2cmほどありました。ここに太さ直径7mm程度のタバコを押し付けるのですから、比較的余裕を持って着火することが可能です。これに対して、タバコ同士となると7mm同士を接触させなければなりません。

風で手がぶれてしまえば接することは難しく、咥えタバコであれば口の周囲の筋肉を少しでも変化させるとタバコの先端が大きく動いてしまいます。火を貸す方は身動きせず相手に身を委ね、火をもらう方も相手を信じて恥ずかしがらずに一気に距離を詰めなければ上手くいきません。

息を吸うタイミングが難しい

タバコの先端が触れ合ったとしても、互いに息を吸い合う必要があります。火を貸す方は最大の燃焼状態を作り、もらう方も空気を吸って引火しやすい状態にします。このタイミングがずれてしまうと、なかなか火がつきません。互いに目をつぶってしまうと息を吸うタイミングが取りにくいです。

火をつけるのが難しい

着火させるためには接している部分の表面積を広くするべきです。咥えタバコでリラックスすると、タバコの先端は下を向きます。そこへ火をもらおうとすると、接する部分が少なくなって着火しづらくなります。タバコの先端同士が触れ合う部分の表面積が狭いのです。

しかし、火種の方がタバコの先端を上向きにしようとすると唇に少し力を入れなければなりません。慣れていないとこれらのコントロールがぎこちなく、なかなか火が移りません。慣れていない二人がシガーキスで急いで火をつけようとして二人とも火を消してしまうということもあるのです。

かっこよくシガーキスを決めてみよう

シガーキスは、信頼しあっている二人がライター無しにタバコの火を分けるものです。しかしそれは単に火を移すだけではなく、異性間であれば大人の間接キスのようであり、また同性間であれば強い友情を示すものだと言えます。

シガーキスは簡単ではありません。しかし毎日練習するものでもないでしょう。1人では出来ないものであり、喫煙者が減っている昨今ではシガーキスが必要な機会もなかなか訪れないかもしれません。また、シガーキスを知っていたとしても経験値が低い二人であれば、なかなか火がつかずイライラしてしまうこともあります。

同性や異性に関わらず、阿吽の呼吸で自然にさりげなく出来るのが、かっこよく映えるシガーキスの理想です。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ