努力は報われない?報われない努力の原因・報われる努力のやり方を紹介

努力をすれば報われると信じている人は多いでしょう。しかしいくらやっても報われない努力もあります。努力をするにもやり方が適切でなければ、報われないことがあります。報われない努力をしてしまう原因を究明します。また、努力にまつわる名言からは力をもらいましょう。

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目次

  1. 1努力しても報われない…
  2. 2努力が報われない原因
  3. 3報われない努力をする前に知っておくべきこと
  4. 4報われる努力のやり方
  5. 5努力が報われない人必見!努力にまつわる名言
  6. 6報われない努力ではなく報われる努力をしよう

努力しても報われない…

日本人は「努力」という言葉が好きです。そして努力する人を尊敬し、見習うように子どもの頃から教えられてきました。そのため、勉強やスポーツや習い事では努力をすることが当然のように言われて育ってきました。中には夢に向かって血反吐を吐くような努力を続けてきた人も少なからずいるでしょう。

そして、勝者は「努力は裏切らない。最後には報われる」と言って美酒に酔いしれますが、勝者の陰には必ず敗者がいます。敗者だって努力してきたのです。ここで重大なことに気付かされます。せっかく努力しても報われないことがあるのだということです。このことについてこれからじっくり見ていきましょう。

そもそも「努力」の意味とは

それでは、「努力」という言葉の意味はどのようなものなのでしょうか。辞書には次のように書かれています。
 

努力の意味 出典
ある目的のために力を尽くして励むこと。「努力が実る」、「たゆまず努力する」 小学館、デジタル大辞泉
心をこめて事にあたること。骨を折って事の実行につとめること。つとめはげむこと。「目標に向かって努力する」、「努力のたまもの」 三省堂、大辞林第三版
一般的には、外的な誘因よりも意思または意図によって維持される心的、身体的な活動と、その際に生じる主観的な緊張感をさす。 ブリタニカ国際大百科事典

つまり、自分の目標や目的に向かってそれを達成するために、心を込めて持てる力を尽くして励むことが、「努力」をするという意味です。

報われないのは努力の仕方を間違えている

それでは、自分の目標に向かって日々力いっぱい努力をしても、なかなか報われないというのはなぜなのでしょうか。自分が伸ばしたい能力について、それを伸ばすための基礎訓練を毎日続けていけば、まがりなりにも能力は伸びていくはずです。ところが、見当違いの努力をしていれば、当初思い描いた能力向上は覚つかないでしょう。

例えば同じ走るための筋肉を作るといっても、そのトレーニング方法は短距離走と長距離走とでは異なります。長距離走の場合は「遅筋」を鍛えます。遅筋は、ゆっくり収縮する筋肉で、強い力を発揮することはできませんが、一定の力を長時間発揮する持久力があり、疲れにくい筋肉です。反対に瞬発力を要する短距離走では「速筋」を鍛える必要があります。

これを逆にすると、せっかくの努力が報われないのは明白でしょう。

努力が報われない原因

努力をしているのになかなか報われないと言うときには、その原因があるはずです。どうして努力をしているのに報われないのでしょうか。考えられる原因は次の5つです。

原因①努力が足りていない

自分ではしっかり努力しているつもりでも、客観的にみるとまだまだその努力は足りていないということがあります。例えば1ヶ月後に英語の単語の試験があるとします。そこで出題されるのは100の単語です。これを全て覚えておけば試験には合格できるはずです。それでは、毎日3語ずつ覚える努力をするというのはどうでしょうか。

確かに努力はしていますが、毎日学んだことを忘れないとしても30日で90語しか覚えられません。これは最初から合格できそうもない努力で、報われないことをしています。それでは、毎日10語ずつ覚えたらどうでしょうか。最初の3倍の努力です。これならば試験までに範囲の単語を3回は繰り返して覚えるので、はるかに努力が報われる確率は高まります。

原因②努力の方向が間違っている

たとえば、パソコンでエクセルの表計算ソフトを使いこなせるようになろうと思ったら、パソコン教室に行ったり、エクセルの本を買ってきてパソコン相手に勉強をするのが通常の手段です。ところが、パソコンが動く原理やプログラミングについて勉強を始めたら、コンピューター一般については詳しくなります。

しかしいつまでたってもエクセルを使いこなすことはできません。それでも本人は難解な書物と格闘して、相当な努力を強いられることになります。半年後、周囲の人達はまがりなりにもエクセルを使いこなすことができるようになっているのに、努力の方向を間違えた人はまだスタートラインでうろうろしているのです。これでは報われないのは当然です。

原因③見返りを期待しすぎている

努力した分の見返りを望み過ぎるのはよくありません。見返りに対しての期待が大きすぎると、思ったような結果を得られなかった場合、努力しているのに報われないという思いが湧いてきてしまうでしょう。実社会では学生時代のようにテストの点数のような分かりやすい報われる判断基準がありません。

様々な事象が重なり合わさって、一つの大きな成果に繋がっていくのが実社会です。見返りという形で自分にリターンがあるのは、あったとしてもかなり時間が経過してからです。たいていは、期待しているほどリターンはないと思っていた方がいいです。報われないのです。

そのため、今の努力をやめることなく目の前のなすべきことに集中したほうが確実に明日のためになります。それがいつしか大きな結果を生み出すことに繋がり、報われるのです。

原因④目標設定が高すぎる

目標を決め、そこにたどり着くためのルートを考えます。山登りと同じです。初心者がいきなりエベレストを目標に設定しても、そこにたどり着くまでに超えねばならないハードルが高すぎて途中で挫折してしまうでしょう。まずは、今の自分の身の丈に合った目標を設定することが大切です。これが報われるための第1歩です。

大きな目標を達成するためには、ある程度備えておかなければならない基礎体力が必要となります。それを築き上げるためには、何段階もの関門を突破していかなければなりません。通常は何回も失敗を重ねてそのための基礎体力を培っていくのです。そして必要なレベルに達したときに、今まで失敗していた失敗から解放され報われるのです。

人間は自分で計画を立てても、それに丁度いい具合に成長することができません。すぐには報われないのです。結局は失敗しながら次のレベルに徐々に上がっていきます。

原因⑤どうせダメだと思い込んでいる

掲げた目標を「絶対成し遂げられる」と思える人は、初めからそう多くいるわけではありません。人は、小さな成功体験を積み重ねる事で自分に自信が持てるようになり、よりたくさんの努力が出来るようになるのです。まずは、自分のできそうな目標を設定し、そこにたどり着くためにやるべき事を逆算し、期日を決めて取り組んでみましょう。

陥りやすい失敗というのは、自分の憧れのことがあったとして、最初に軽い気持ちでやってみて上手くいかなかった場合の身の処し方です。失敗すると人間は自分を過小評価しがちです。そして十分な努力をしないようになります。その時によく聞かれる言葉が「どうせ私なんかやってもダメ」ということです。どうせ報われないのだと決めつけます。

世の中にはやってもダメなことはいくらでもあります。しかしスタートラインに立っている人のほうがいない人よりも一歩先にいます。まずはスタートラインに立つことが大切です。

報われない努力をする前に知っておくべきこと

報われる努力の反対の、報われない努力とはいったい何なのでしょうか。また、報われない努力をしないためにも、理解しておくべき事柄は一体何なのかについてまとめてみました。

努力が報われたかを下すのは自分である

努力の結果がすぐに現れ、人に認めてもらえたり褒められたりすれば一層やる気になることでしょう。しかしながら、えてして努力はそんなに簡単に周囲に評価されたりしないものです。肝心なのは自分の努力を自分がどう思うかです。今の努力が、未来に定めた目標に確実に近づいていると思うのであれば、努力は報われないなんて事はありません。

以前は努力ができなかったのに、今は努力ができる人間になっているのだとしたら、そのこと自体が既に努力が報われた結果といえます。世の中には残念ながら努力することが出来ない人間も存在するのです。

努力出来ない人間はそれなりの生き方をするしかありませんが、目標に向かって努力出来る人間は必ず花咲く日が来て報われるのです。報われないなんてことはありません。

努力しても100%報われるわけではない

たとえば、方向性が間違っている努力は、残念ながらどんなに努力しても報われないでしょう。もしも努力が報われないと感じているならば、今一度原点に立ち返って目標や目的を整理し直して計画を修正してみることです。そうすれば、努力が報われる頻度が高まります。

周りの評価を気にする必要はない

農耕民族である日本人の特徴として、集団で協力し合う能力が高いということが挙げられますが、ある意味この能力は、自分に対する周囲の人達の評価を気にしやすいとも言えます。民族的にそのような資質を受け継いでいるため、周りの評価を気にしない人になるには意識してそのように変えていく努力が必要です。

自分の努力が報われにくいのは、周囲の目を気にし過ぎていることがネックになっている場合が多いのです。百人いれば、その人に合ったやり方は百通りあると言えます。一般的に言われているやり方が自分にとってのベストではないという点に早く気付くべきです。

自分の努力が報われたと感じている人もいる

自分で自分の努力の結果を判断できる人ならば、今までできなかったことができるようになったり、または今まで1時間かかっていたことが、50分でできるようになったりという細かな自分の進歩にきちんと気付くことができます。人から褒められるという当てのない評価を期待していると、なかなか自分の進歩に気付くことは難しいです。

人の評価というのは気まぐれですし、他人が評価をするというのは、たまたま偶然が重なったケースくらいしか期待できません。このようなあやふやなものに自分の評価をあずけてしまうと、努力が報われる確率は恐ろしく低くなります。自分の進歩を自ら計測し、喜べる人間になれば努力が報われたと感じることはより容易になるでしょう。

報われる努力のやり方

それでは、報われる努力とはどのようにすればよいのでしょうか。報われるようにするためには、いくつかのコツがあります。これらのコツを踏まえれば、格段に報われるようになっていきます。

やり方①目標から逆算して努力の道筋を決める

まずは、目標地点をキチンと決め、そこから現状を見てみることです。そして残された時間と使える資源を評価しながら、目標地点から現在を逆算してみるのです。そうすれば、方向を誤る心配もなくまた、現在足りないものが明らかになります。この足りないものを埋めていく努力をすれば、自ずと目標に近づいて行くことができます。

報われないという状況も変化します。

やり方②正しい戦略を考えて実行する

物事には、ある程度決まったやり方があります。換言すれば、同じ目標でも達成しやすいやり方と、遠回りになってしまって、苦労の割にうまくいかないやり方があります。古今の戦略家はうまくいきやすいやり方を研究して、実際にやってみました。その経験から、「これをやるには、こうすれば近道である」という方法がある程度決まってきました。

これを戦略といいます。このような正しい戦略に沿って行動すれば、成功する確率は格段に上がります。これはこれまでの何万人という先人が証明してくれた財産をうまく利用できるか否かということです。同じやるのなら、正しい戦略を使いましょう。

やり方③努力の途中で全体像を見返す

正しい道と思って努力を始めたら、まずは一定期間は脇目もふらずに努力をしてみることです。しかし、ある程度進んでみたら、道の途中で今自分がどこにいるのか、これから残りはどのくらいあるのか、今のペースで進んで問題がないか等について評価をしてみることが大切です。

このような再評価をしてみると、意外に自分が進んでいることに気付かされるものです。恐れてはいけません。まがりなりにも真面目に努力を進めてきていれば、足踏みをしているということはありえません。自分の進歩を客観的に見て、自信を取り戻して残りの道も諦めないで進みましょう。

やり方④毎日続けられる努力をする

毎日コツコツと積み重ねる努力が一番強力です。人間はどんなに頑張っても一日に出来る量には限りがあります。しかし方向性さえ間違っていなければ、1日よりも2日、2日よりも3日努力すれば、必ずそれだけ目標に近づいて行きます。毎日毎日の少しずつの努力こそが、大きな目標へ近づくための重要な秘訣です。

これを実行するためには、毎日確実にできることを続ける必要があります。いくらお題目は立派でも、毎日続けられなければ意味はありません。是非毎日続けられることを決めて確実に努力をしましょう。

努力が報われない人必見!努力にまつわる名言

努力が報われないと言って、肩を落としている人はいませんか。そういう時には有名人が言った珠玉の名言を味わってみるとよいでしょう。きっと傷ついた心が再生し、新たに努力をし始めることができるようになるでしょう。

音楽家・ベートーベンの名言

「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している」これは、溢れる才能に恵まれながらも数々の困難に見舞われ、それを乗り越えてきた「楽聖」ベートーベンの味わい深い言葉です。これは、努力を怠れば成功の道は断たれるというように理解できます。

だから成功したいならば、あるいは少なくともプラスの方向へ向かって生きていきたいのなら、努力を続けなさいということです。しかも見返りを期待せずにやりなさいということを言っています。これが正しい努力の仕方でしょう。
 

塾講師・林修の名言

「やりたい事とやるべき事は別。正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされるように、努力と言う意味を正しく補足する必要がある」これこそ、受験生の指南役として絶大な人気を誇る林先生の名言といえます。これは受験勉強に留まらず、社会に出てからも十分道しるべとなるべき言葉でしょう。よくよく心に留めて、実行に移したい言葉です。

芸人・明石家さんまの名言

「努力が報われると思っている人は見返りを求めてしまっている」これは、厳しい芸の世界に身を置いて、大きな成功を収めている明石家さんまの名言です。努力をする際の心構えについて、これだけ心憎いアドバイスをしてくれるのは、さすがに日本を代表する芸人の大家だけあります。

「これだけ努力したのだら、このくらいは評価してくれていいのではないか」という甘えが努力の価値を低めてしまいます。そのような自分の浅ましい考えを取り去らなければ、本当の意味での世間からの評価は得られないものです。

報われない努力ではなく報われる努力をしよう

努力ができるということは素晴らしいことです。何か将来の目標に向かって、曲がりなりにも一歩一歩近づくという決意をし、それを実行に移しているからです。そしてせっかく努力をするのならば、その努力が報われて欲しいと誰しも考えます。ある意味、いざ始めてしまえばあとは楽です。一気に前に進んでいけばよいからです。

一番難しいのは、どちらの方向が前なのかを突き止めることです。この方向性さえ間違えなければ、あとは忍耐で乗り切れます。努力を始める時に、正しい努力を始められるかということに少し時間をかけて、無駄なことを廃し、少しでも早く報われるようにしたいものです。

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