「座右の銘」の意味とは!決め方7選と使い方や例を紹介

座右の銘を持っていますか。例えば面接の時に聞かれたら、ことわざや四字熟語を答えるでしょう。座右の銘の使い方がわからなければこれから説明しますので、かっこいいものや面白い人気のあるもの、あるいは英語のものなどの中から、自分なりの決め方で決定して使ってみましょう。

「座右の銘」の意味とは!決め方7選と使い方や例を紹介のイメージ

目次

  1. 1座右の銘とは
  2. 2座右の銘の使い方の例
  3. 3座右の銘の決め方7選
  4. 4座右の銘におすすめの四字熟語
  5. 5座右の銘を決める時の注意点
  6. 6自分にぴったりの座右の銘を見つけよう

座右の銘とは

座右の銘はよく聞く言葉ですが、本来どのような意味なのでしょうか。また、座右の銘はどのようなものがあるのでしょうか。自分で座右の銘を決めようと思ったとき、何を選べばよいのでしょう。座右の銘に関する様々な事柄についてまとめてみました。

座右の銘の意味や語源

座右の銘を辞書で調べると、「いつも自分の座る場所のそばに書き記しておいて、戒めとする文句」(出典:小学館、デジタル大辞泉)。あるいは「常に自分の心にとめておいて、戒めや励ましとする格言」(出典:三省堂、大辞林第三版)となっています。それでは、「座右」と「銘」とは何を表すのでしょうか。

「座右」というのは、昔の中国で皇帝が自分の右手の席に、信頼できる補佐役の忠臣を座らせたことから転じて重要なものを右に置くという意味になりました。「銘」は古人が鐘や器等の器物に刻む文体の一つで、自分自身の戒めや他人を賞賛する目的で刻んだと言われています。

つまり座右の銘とは、自分が進むべき道に進むために心に深く刻んで常に忘れないようにしている言葉、そのようにして自分を律する言葉だと言えます。

英語の座右の銘もある

座右の銘は言葉の由来からすると、中国や日本古来の格言でないといけないようなイメージがありますが、英語の座右の銘もあります。ちなみに、英語では「motto(モットー)」といいます。実際の例を2つほど紹介します。
 

英文 Change before you have to.
意味 変革せよ。変革を迫られる前に
作者 ジャック・ウェルチ(米国の経営者1935年~)
 
英文 If you can dream it,you can do it.
意味 夢見ることができれば、それは実現できる
作者 ウォルト・ディズニー(米国の映画監督1901年~1966年)

座右の銘の使い方の例

座右の銘は、自分が進むべき道に進むために、自分を律するのに用いるものです。それでは、実際に座右の銘を使う場面はどのようなものがあるのでしょうか。いくつか挙げてみます。

使い方の例①面接や自己紹介

本来、座右の銘は人に話したり見せたりするために決めているものではありませんが、面接や自己紹介の席では、簡潔に自分を理解してもらう一助になります。つまり、自分はどのようなことを目指して生きているのかということを、短い時間の中で端的に示すことができます。時間の限られた面接などでは非常に有効な表現方法です。

もちろん、今現在はそのような目標からはほど遠いかもしれませんが、それを目指しているのだという姿勢を理解してもらえれば十分です。

使い方の例②新年や門出

新年を迎えて、「今年こそ心を入れ替えて、新たな目標に向かって邁進するぞ」と決意を新たにする時に、座右の銘を定めると気持ちが引き締まります。または、新しい学校や職場が決まった時に、これからの精進や努力をめげずに継続できることを祈り、座右の銘を決めるのもよく行われます。

このような人生の区切りとしてふさわしい時期に座右の銘を決めると、自分の生き方を方向転換しやすいという利点があります。気持ちも新たにスタートを切るために座右の銘が役に立つでしょう。

使い方の例③決意表明

これから新しい分野に乗り出す、あるいは新しい立場になってチャレンジするときに座右の銘を使用して決意表明をします。例えば、新たな事業に乗り出すとき、新たなプロジェクトチームのリーダーに指名されたとき、相撲の力士が大関や横綱に指名されたとき等がこれに当たります。

ただ単に「いろいろ困難なことがあるかも知れませんが、頑張ります」と言うよりも、「不撓不屈の精神で臨みます」と座右の銘を用いて決意表明をする方がその決意のほどが伝わりやすいでしょう。

使い方の例④成果をあげた時

スポーツや学術・研究などで大きな成果を挙げたときに、インタビューを受けることがあります。このときにインタビュアーは、今までどのような心構えでここまでやって来たのかを知りたがります。視聴者は、このような偉業を成し遂げた人にあやかりたいと思うので、成功の秘訣などを聞きたがるからです。

そのような場合に、「座右の銘は何ですか」という質問が出てきます。成功の秘訣といっても一言では言い表せないでしょうが、ここはなるべく簡潔な言葉が望ましいのです。そのため、座右の銘という簡潔な言葉が最も適しているのです。

座右の銘の決め方7選

実際のところ、座右の銘があればブレやすい自分の心を律して、目標に向かって一歩一歩近づけそうです。そのため、自分を律したり、奮い立たせたりしてくれる座右の銘は是非とも欲しいものです。しかし、いざ座右の銘を選ぼうとすると、どれにしたら良いか迷うものです。そのようなときには、次の7つのアドバイスを参考にしてください。

決め方①四字熟語から選ぶ

四字熟語は短い中に思いが凝縮されているので、座右の銘として採用されやすいものです。また実際に紙に書いて座右に貼り付けておくときにも、コンパクトにおさまるので重宝されます。例えば、次のようなものがあります。
 

四字熟語 意味
万里一空 【ばんりいっくう】目的、目標、やるべきことを見失わずに励む、頑張り続けること。(宮本武蔵が修行の果てに到達した境地)
死灰復然 【しかいふくねん】一度衰えた勢力が再び盛り返すたとえ。また、一度おさまった事が再発することのたとえ
冬夏青青 【とうかせいせい】節操が堅く、常に変わらないことのたとえ
人間青山 【じんかんせいざん】大望を果たすために、故郷を出て大いに活躍すべきであるということ

決め方②格言やことわざから選ぶ

格言やことわざには、過去を生きた人々の知恵やありがたい考え方が含まれており、味わい深いものです。いずれも人生経験を積んだ人々の、実体験から生まれた言葉なので、共感できるものが多いです。例えば次のようなものがあります。
 

ことわざ・格言 意味
七転び八起き 何回失敗しても、くじけず、諦めず、何度でも立ち上がって、また努力を続けること
習うより慣れろ 知識として人や本から取り入れるよりも、実際に自分が経験を重ねたほうが上達が早い、あるいは早く覚えられる、しっかりと身につく
虎穴にいらずんば虎子を得ず 虎の子を捕えるには虎のいる洞穴に入らなければならないように、危険を冒さなければ大きな利益や成功は得られないということ

決め方③有名人の名言から選ぶ

歴史上の偉人や、実業家、政治家、スポーツ選手、芸術家、哲学者、文学者等の言葉で、世界の人々の胸を打った名言を座右の銘とするのもいいでしょう。例えば次のようなものがあります。
 

名言 言った人および意味
もう一押しこそ慎重になれ 【武田信玄】慎重になることの重要性を説いた
初心忘るるべからず 【宮本武蔵】上達や出世をしたとしても初心を忘れないべきである
夢なき者に成功なし 【吉田松陰】夢を持ち、夢が叶うイメージを持つことが成功への一歩

決め方④ドラマや映画のセリフから選ぶ

ドラマや映画のセリフの中にも、座右の銘としていつも自分を奮い立たせてくれる名言はたくさんあります。特に自分が好きなキャラクターの言った言葉でしたら、感情移入もしやすいでしょう。例えば次のようなものがあります。
 

名言 発言したキャラクター
やるか、やらないかだ。試しにやってみるなんて言葉は存在しない ヨーダ(スターウォーズエピソード5帝国の逆襲)
そうだ、過去に傷つくこともある。しかし過去が前に進む原動力になり、過去に学ぶこともできる ラフィキ(ライオンキング)
人生はチョコレートの詰め合わせのようなもの。あなたが何を手にするかはその時まで分からないの、と母さんはいつも僕に教えてくれた フォレストガンプ(フォレストガンプ一期一会)

決め方⑤人気ランキングから選ぶ

ウェブサイトの人気ランキングから選んでも良いです。その訳はそこに選ばれている言葉は、実際に多くの人達の支持を受けていることが証明されているからです。改めて見ると、人生の深い洞察に満ちた言葉であることがわかります。例えばランキング上位には次のようなものがあります。
 

人気のある座右の銘とその意味
継続は力なり(努力を続ければ必ず自分の力になる)
明日は明日の風が吹く(悩んだら身を任せてなるようになると気楽に考えることも大切)
天上天下唯我独尊(人というのはとてもかけがえのない大切な存在である)
笑う門には福来たる(笑いが絶えない家族には幸せがやってくる)

決め方⑥自分が前向きになれるものを探す

座右の銘は人に見せて評価してもらうものではありません。他の人が見て高評価でも、自分にはそれほど響かないというのでは役に立ちません。自分には自分だけの合い言葉があるはずです。例えばラグビーをやっている人ならば、ラグビーで使う言葉で元気がでることもあるでしょう。

また、自分の特別な体験から、この言葉を聞いたら奮い立つということもあるでしょう。このような、自分だけにしか分からないけれども、その言葉を唱えると前向きになれたり、力が湧いてくるような言葉こそ座右の銘にふさわしいのです。

決め方⑦オリジナルの面白い座右の銘を作る

昔からある座右の銘候補の中から無理に選ばなくても、いっそのこと自分で面白いものを考え出してもいいのです。考案するに当たっては、純粋に自分だけに通じるものでよいので、文法や形式をきちんと整える必要もありません。自分で作り出した面白いフレーズであれば、愛着もわくでしょう。

そして自分が見て気持ちが前向きになったり、テンションが上がったりすれば、これこそ座右の銘としての一番大切な役割を果たしてくれています。

座右の銘におすすめの四字熟語

四字熟語は座右の銘として、根強い人気があります。なかなか座右の銘を決められない人は、次に紹介する4つのテーマを参考にして選ぶと決定しやすいでしょう。

四字熟語①テーマは「諦めない」

苦しいときにじっと耐えて、自分が目標とした夢を実現するために前向きに努力していくのは大切な姿勢です。これを励ます座右の銘として、苦しいときにも諦めないという意味の四字熟語を紹介します。
 

四字熟語 読み方と意味
初志貫徹 【しょしかんてつ】最初に立てた志を最後まで忘れない
一意専心 【いちいせんしん】ひたすら一つのことに心を集中する
雲外蒼天 【うんがいそうてん】努力をし続ければ道は拓ける
愚行移山 【ぐこういざん】根気よく努力すれば成功を手にする

四字熟語②テーマは「生き方」

よりよく生きていくための支えとなる言葉があります。これらの言葉に共通するのは、自分だけが良ければいいという心を排して、周囲の人たちに善行を施そうというものです。それが巡り巡って自分にも返ってくるというものです。
 

四字熟語 読み方と意味
一日一善 【いちにちいちぜん】毎日一つでいいから善行をしようという心構え
善因善果 【ぜんいんぜんか】善い行いをすれば善い結果がついてくる
誠心誠意 【せいしんせいい】真心を尽くすこと
報恩謝徳 【ほうおんしゃとく】受けた恩には感謝の気持ちを持つ

四字熟語③テーマは「戒め」

自分を戒めるための言葉です。とかく人間はうまくいっていると慢心してしまう傾向があります。このような心を律するための言葉です。
 

四字熟語 読み方と意味
塞翁之馬 【さいおうのうま】人生にはよいことも悪いこともあるので、一喜一憂せずに冷静に対処すること(塞翁が馬が有名)
覆水不返 【ふくすいふへん】後悔しても遅いので注意深く行動すること(覆水盆に返らずが有名)
破鏡不照 【はきょうふしょう】上と同じく、後悔しても遅いので注意深く行動すること

四字熟語④テーマは「前進」

困難があっても自分の目標に向かって前進していく元気と活力を与えてくれる、体全体にエネルギーを巡らしてくれるような、とっておきの四字熟語を紹介します。
 

四字熟語 読み方と意味
勇猛果敢 【ゆうもうかかん】恐れることなく立ち向かうこと
勇往邁進 【ゆうおうまいしん】何者にも惑わされず前進すること
敢為邁往 【かんいまいもう】脇目もふらずまっしぐらに突き進むこと
乾坤一擲 【けんこんいってき】ここぞというときに渾身の力をふりしぼること

座右の銘を決める時の注意点

座右の銘を定めると、自分の生き方に一本筋が通り、ブレなくなります。また、なにかと座右の銘を聞かれることがあっても、堂々と披露することができます。座右の銘があるのとないのとを比べれば、あったほうが断然気持ちにゆとりが持てます。このようにいいことづくめですが、座右の銘を持つに当たっては、いくつか注意点があります。

コロコロ変えない

座右の銘は、遠大なる目標に向かって進むための心の支えです。そのため、その目標を達成するまでは変えないのが道理です。ところが、目標達成までの遠い道のりの中では、うまくいかないことも多いです。こう言うときに、座右の銘を変えてしまうと、心の支えが変わってしまうことになります。これでは、本当の意味での座右の銘とは言えません。

座右の銘はコロコロ変えてはいけません。逆にいえば、変えない決意を持った言葉でなければ、座右の銘としてはならないのです。

ウケは狙わない

座右の銘は自分の心の中に納めておくものです。他人に明らかにするために持つものではありません。ところが、座右の銘を他人の目に触れさせることを前提に作る人も中にはいます。そして、そういう人は他人に見せた時にウケるように作ってしまうのです。その結果、この座右の銘は自分の心を支えるという本来の意味を失ってしまいます。

このようにならないように、座右の銘はウケを狙って作ってはならないのです。

無理に決めない

座右の銘の効用を理解すると、何がなんでも持とうと思いたがるものです。ところが、いざ決めようとするといいものが思い浮かばないことがあります。こういうときに焦って決めても、実際のところ心に響きません。むしろ、中途半端な座右の銘を持つことが、精神の集中力を削ぐことになり、逆効果になります。

従って、心底から気に入ったものがないときには、無理に決めないほうが良いです。

かっこいいものを選ぼうとしない

これも大切なことですが、座右の銘はかっこいいものを選ぼうとしてはいけません。自分のためのものなのですから、かっこうの善し悪しは関係ありません。かっこうがそれほどよくなくても、自分の心に響くものを選ばなければ、本来の役目が果たせないのです。

むやみに言いふらさない

座右の銘は自分の隠れた秘密と同じです。人には見せない自分の秘密兵器なのです。挫折を味わったとしても必要以上に落ち込まず、逆にことのほかうまくいったときにも有頂天にならず、遠い目標を目指して突き進むための心の支えです。このような大切なものなので、むやみに言いふらしてはいけないものです。

自分にぴったりの座右の銘を見つけよう

日常を忙しく過ごしていると、ともすれば日々の喧噪の中で流されてしまいがちです。しかしそれでは人生に大きな楽しみを持てません。人生は自分の力で切り拓いていく時に、大きな価値を見いだすのです。

そして後悔のない人生を送るためには、目標を立ててそれに向かって突き進むことになります。この時に心の支えとなって目的地へ運んでくれるのが座右の銘です。座右の銘を持っていれば、折れない心を作ってくれます。是非自分にぴったりの座右の銘を見つけて、人生の目標を達成しましょう。

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この記事のライター
hs707
古典文学からSF、ミステリ、哲学、ノンフィクションや科学と幅広い読書が好きです。趣味は登山と合気道です。

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