白石隆浩の生い立ちから現在!座間9遺体事件の被害者や真相・その後は

座間9遺体事件について調べてみました。座間9遺体事件の犯人である、白石隆浩と事件の被害者や事件の真相はどのようなものだったのでしょうか。殺害現場のアパートや逮捕に至るまでの経緯、また白石隆浩の生い立ちやその後の現在、気になる裁判についても調べてみました。

白石隆浩の生い立ちから現在!座間9遺体事件の被害者や真相・その後はのイメージ

目次

  1. 1白石隆浩とは
  2. 2座間9遺体事件とは
  3. 3座間9遺体事件の犯人・白石隆浩の生い立ち
  4. 4座間9遺体事件の真相
  5. 5白石隆浩に殺害された座間9遺体事件の被害者
  6. 6座間9遺体事件の発覚から白石隆浩の逮捕まで
  7. 7白石隆浩逮捕から座間9遺体事件のその後
  8. 8白石隆浩が起こした事件は世界に衝撃を与えた

白石隆浩とは

白石隆浩という名前を覚えていますか。どこにでもいそうな青年で、どこにでもありそうな白石隆浩という名前ですが、この白石隆浩はある殺人事件の犯人なのです。いったいどんな事件の犯人だったのでしょうか。

 

座間9遺体事件の犯人

白石隆浩は、神奈川県で起きた座間9遺体事件と呼ばれている殺人事件の犯人でした。その殺人事件では、驚くことに9人の被害者をだしています。座間9遺体事件とは、被害者9人をすべて白石隆浩が一人で殺害した恐ろしい事件なのです。

座間9遺体事件とは

海外で起こる銃の乱射による大量殺人事件などは、日本では銃規制が厳しいためほぼ起こりません。自爆テロなどのような犠牲者が相当な数になる事件を除いて、単独犯人が自らの手で9人を殺害した事件は日本犯罪史上ではとても少ないケースです。この事件は座間9遺体事件といわれ、白石隆浩が一人で9人全員を殺害した日本犯罪史上稀な凶悪殺人事件です。

現在犯人の白石隆浩は逮捕され、被害者9人全員に対しての殺人行為が立件され、起訴されています。現在は東京・立川拘置所に収監されています。

神奈川県で起きた死体遺棄事件

座間9遺体事件は、2017年10月に起きました。初めから白石隆浩が殺人事件の犯人として逮捕されたわけではなく、当初は死体遺棄事件として発覚しています。

合計9人の遺体が室内から発見される

警視庁は、事件当時23歳だった東京八王子市の女性の行方不明捜査にあたっていました。捜査の途中で、神奈川県座間市の白石隆浩のアパートから二人分の切断された頭部が発見されます。それが2017年10月30日のことでした。

その後、この白石隆浩のアパートから新たに7つの切断された遺体が発見されます。こうして座間9遺体事件は、2017年10月31日に公になりました。

座間9遺体事件の犯人・白石隆浩の生い立ち

座間9遺体事件の犯人である白石隆浩の生い立ちは、どうだったのでしょうか。これだけの犠牲者を出した凶悪事件の犯人ですから、幼少期から何か重大な問題を抱えていたのでしょうか。何かトラウマになるような凶悪な出来事があったのでしょうか。

座間9遺体事件のような異常な事件を犯してしまうほど、白石隆浩の生い立ちには残酷な歴史が刻まれていたのでしょうか。犯人、白石隆浩の事件までの生い立ちを調べてみました。

幼少期に見せた優しい雰囲気

白石隆浩は事件のあった神奈川県座間市出身です。事件現場には土地勘があったといえます。大手自動車メーカー工場で部品などを設計していました。その後、独立しています。父母と妹の4人家族で、父親は近所でも愛想の良い人と評判でした。逆に母親は冷たい人と言われており5歳下の妹は成績優秀だったと噂されていました。

白石一家は白石隆浩が4歳のときに一戸建てを購入します。座間市近隣は大手自動車会社関連の家庭が多く、近所では普通の家庭という印象でした。

小学校時代の白石隆浩は可愛くて成績優秀だったと、近所からの証言もありました。小学生時代の白石隆浩は気配りのできる子供でした。テレビゲームが苦手な友達に対してはわざと負けてあげたり、新しいゲーム機を購入してもらうと友達を家に呼んで一緒に遊ぶというような、普通の少年でした。生い立ちにはむごい事件などがありませんでした。

両親の離婚で家族離散

白石隆浩は座間市立東中学校に進学します。この頃は、目立たない存在でした。中1で野球部、中2からは陸上部に所属していました。成績は芳しくなかったものの、ルール違反や遅刻などをするようなタイプではなく、争いを好まず穏やかな中学生でした。女子とは接点がなく、目立たない普通の中学生でした。

白石隆浩は、神奈川県立商工高校に進学します。このころは父親の仕事に興味があったらしく、父親は「息子が仕事を継いでくれる」と嬉しそうに話していたと証言がありました。ただし、高校からはネクラだったという情報が増えます。中学から高校にかけて何かしらの出来事が、白石隆浩の性格を変えていったと考えられます。

成績優秀だった妹は、都内の高校に進学します。この頃の白石隆浩は仕事を転々とし、パチプロのような生活をしていました。金がなくなると母親に金をせびりました。後に50万円くらいは借りていると白石隆浩は供述しています。家庭を顧みず仕事に没頭していた夫が原因か、荒れた生活をし始めた息子が原因か、白石隆浩の母親は娘を連れて家を出ます。

白石隆浩が被害者たちに言っていた「両親は小さい頃に離婚した。兄弟はいない」というのは、明らかな嘘です。白石隆浩が高校を卒業するときには既に両親は離婚目前の状態だったという説もあります。また母娘が家を出たときに離婚したという情報もあります。

いずれにしても母親と妹が家を出たことで父親が余計に息子をかまってしまい白石隆浩も居心地が悪くなり家を出ます。父親は一人暮しとなり、白石一家は分裂してしまいました。

悪質な風俗店でスカウト勤務

高校卒業ごろには父親の仕事に対しての興味が無くなった白石隆浩は、まったく方向違いの進路をとります。近所の大手スーパーのベーカリー部門に正社員として就職します。ところが2年3ケ月後に退職します。その後、電子機器販売会社に就職し、同時に男性と添い寝するという副業をしていました。電子機器販売会社は半年で退職します。

ここから仕事を転々とします。一時期はパチンコ店員をしながらパチプロで生活していたという情報もありました。母親に金をせびり、それが元で母親とは断絶します。白石隆浩が26歳ごろから、新宿歌舞伎町にある人材派遣会社エクセレントで働き始めます。風俗店に女性を紹介するスカウト業務をしていました。

当時の白石隆浩は池袋に住んでいました。父親は座間に一人で暮らしていましたが、白石隆浩はよく実家に帰っていました。

白石隆浩は、新宿歌舞伎町でスカウトした女性を茨城県で違法に営業する風俗店に斡旋していました。この風俗店が女性に売春をさせることを知りながら紹介したということで、職業安定法違反の疑いで逮捕されます。2017年2月のことでした。

本人は容疑を否認していましたが、2017年5月29日に水戸地方裁判所土浦支部において懲役1年2ケ月の有罪判決がおります。ただし執行猶予が3年付きました。4月から派遣スタッフとしてまじめに倉庫作業員をしていたようですが、判決が出た直後に辞めています。その後、白石隆浩は池袋のアパートを引き払い、座間の実家に戻りました。

Twitterでの自殺志願者募集

白石隆浩はツイッターを駆使していました。2017年3月からメインに使っていたのは「首吊り士」というアカウントネームでした。自殺したいという偽の情報を白石隆浩が流し、そのツイートに反応した自殺志願者をメインアカウントへ誘導するため、2017年9月からは、自殺願望をつぶやく「死にたい」というアカウントも開設しました。

この時期から白石隆浩はネットで自殺についての知識を増やし、新宿のスカウト時代に身につけたスキルとあわせて自殺志望者を巧みに誘いこむ技術を向上させています。ツイッターはスカウトの仕事で利用したことがあり、意外と女性からのリツートが得られることを実感していました。

座間9遺体事件の真相

座間9遺体事件は、白石隆浩が9人を殺害した凶悪事件です。事件は、どのように起こったのでしょうか。被害にあった9人は、どのように殺されたのでしょうか。白石隆浩の残忍な手口、短い時間に次々と犠牲者を出した異常さについて、調べてみました。

神奈川県のアパートへ引越

池袋のアパートを引き払い、実家に戻った白石隆浩は父親と二人で暮らしていました。白石隆浩は父親が飼っていた犬の面倒をみたりするなど、親子関係は良好に見えました。反面、2階の白石隆浩の部屋の窓に目張りがつけられました。仕事をしろと口うるさく言われたことで腹を立て、公園で寝たこともあると、後日白石隆浩は語っています。

父親は実家から2.5kmはなれたところにあるアパートを見つけます。このアパートは2014年に1階の部屋で死体が発見された事故物件でした。小田急小田原線の相武台前駅から徒歩8分の好条件にもかかわらず家賃が2万円と格安ですが、この地域では普通の相場でした。

このアパートにはロフトが着いていました。首を吊るにはちょうど良い高さでした。白石隆浩は、このアパートに転居します。

その引越しを手伝ったのが父親でした。この物件には契約した月の家賃が無料になるサービスがあり、月の初めに契約すればまるまる1ケ月の家賃が無料になるはずでした。ところが父親は「割引を受けられなくても良いから、早く入居したい」と急いでいました。何故これほどまでに入居を急いだのかは、父親が行方不明である現在、真相は不明です。

8月18日に一人目の被害者である三浦瑞希と一緒にアパートを見に来ており、翌日19日にも白石隆浩とともに不動産会社に出向いています。入居に対しての条件として銀行口座には一定額を所持している必要があるといわれ、三浦瑞希に51万円を振り込ませています。

最終的な手続きは父親が済ませ、白石隆浩は8月22日に9人すべての犠牲者を出したアパートに入居しました。

入居後すぐに1人目の被害者を殺害

8月中旬には白石隆浩は遺体を解体するときに使う道具などを購入していました。そして遺体の切断方法などは、使用していたスマホを使ってすでに知っていました。実家から持ってきた荷物とともに、白石隆浩は8月22日に契約したアパートに入居します。そして翌日の23日に三浦瑞希を殺害します。

自殺願望がある女性らを次々に殺害

白石隆浩はツイッターで「死にたい」などという発信をしている女性を見つけては、言葉巧みに近づきます。その言葉に騙された女性は白石隆浩のアパートに招き入れられます。白石隆浩は被害者に、コーラにウイスキーや睡眠薬をいれられたものを飲ませます。そして次々と殺害していきました。

犯行動機や犯行手段も卑劣極まりない

白石隆浩は逮捕されてから、取調べには素直に淡々と答えています。白石隆浩は殺害した後に犠牲者が所持してたお金を奪っているので、強盗殺人に問われています。また、レイプした上で絞殺しているので通常の殺人罪よりも重い強制性交等殺人罪が適用されています。

さらに、事件発覚を恐れるために遺体はバラバラにして一部は捨てているので死体損壊罪と死体遺棄罪にも問われています。現在取調べ中なので、真相は徐々に解明されています。

白石隆浩に殺害された座間9遺体事件の被害者

白石隆浩が逮捕された時点では遺体の損傷が激しく、身元を確認するためには時間が必要でした。家族の協力を経てDNA型鑑定を行ったことで、やっと全員の身元が判明したのが逮捕後約10日後のことでした。座間9遺体事件の被害者9人について、まとめてみました。

アパートの入居費用の返済を逃れるため殺害

1人目の被害者は、事件現場のアパートを契約したときに費用を立て替えてくれた三浦瑞希です。白石隆浩とは8月8日にツイッターで知り合っています。取調べに対して白石隆浩は、借りた金を返すのが嫌で殺したと供述しています。また、三浦瑞希を殺害するときに始めてレイプすることに快感を味わったと証言しています。

執行猶予中の身であることから事件が発覚することを恐れ、浴室で遺体を解体し頭部以外をタッパーに入れ自宅から離れたゴミ箱に捨てます。頭部は事件発覚を恐れて、クーラーボックスに入れて自宅に保管していました。近所に異臭が漏れるのを危惧して、猫のトイレ用の砂を使って消臭していました。

自殺志願者の女性を自宅に連れ込み殺害

2人目の犠牲者は群馬県邑楽町の15歳、高校1年生の石原紅葉でした。ツイッターで8月26日に知り合い、28日に自宅に招き、そのまま殺害しています。基本手口は同じで、睡眠薬とアルコールが入ったコーラを飲ませ、意識が朦朧となったところでレイプし、ロフトからつるしたロープで絞殺するというものでした。このとき、所持金数千円を奪っています。

どの犠牲者も白石隆浩のアパートに無理やり連れ込まれたのではありません。自殺をするのであれば、うちのロフトでロープを使って首を吊れるよと誘い出しています。アパートの中でも、まずはリラックスさせアルコールや薬の入ったコーラを飲ませていますが、決して無理強いすることなく、楽しい雰囲気の中で被害者の隙ができるのを待って殺害しています。

女性を捜索していた男性を殺害

3人目の犠牲者は、神奈川県横須賀市の西中匠悟です。事件は8月30日に起こりました。西中匠悟は当時20歳でした。西中匠悟は、1人目の犠牲者である三浦瑞希の彼氏だったとの情報がありました。

行方不明になった三浦瑞希を心配して、ツイッターの記録を頼りに白石隆浩にたどり着いたと思われます。白石隆浩の巧みな話術にはまり、白石隆浩の自宅まで行ってしまい他の犠牲者とほぼ同じ手口で殺害されました。

4人目の犠牲者である埼玉県所沢市の更科日菜子は、9月13日にツイッターで知り合い9月16日に殺害されました。事件当時19歳の大学生でした。所持金数千円を奪われています。5人目は9月23日にツイッターで知り合い翌日24日に殺害された埼玉県春日部市の藤間仁美です。やはり殺害されたあと数千円を奪われています。

6人目の犠牲者は福島市の高校3年生で17歳だった須田あかりでした。9月28日に殺害されています。7人目はさいたま市の高校2年生だった久保夏海で9月30日に殺害され、現金約3万円を奪われています。8人目の犠牲者は10月17日にツイッターで知り合った横浜市の丸山一美で、翌日の18日に犠牲となります。所持金1000円を奪われます。

最後の犠牲者は9月20日にツイッターで知り合った八王子市の田村愛子でした。10月23日に同じ手口で殺害され、現金500円を奪われています。

取調べや雑誌のインタビューで白石隆浩は、殺害目的の1つは生活する金であることと主張しています。3人目の西中匠悟に対してだけは、事件発覚を恐れての殺害と供述しています。2つ目はレイプ願望でした。2人目以降の女性については覚えていないとも供述しています。金と性的欲望を満たすだけの殺人だったということです。

またロフトを利用しての絞殺は、アパートを血で汚さない目的もあったと供述しています。意識が朦朧となったところで首に縄をかけ、ロフトから吊るし絞殺しています。その後、浴室に運び切断しています。

座間9遺体事件の発覚から白石隆浩の逮捕まで

住宅地で起こっていた9人もの犠牲者が出た白石隆浩の座間9遺体事件ですが、どのような経緯で犯人逮捕となったのでしょう。遺体を浴室でバラバラにして証拠隠滅をはかっていた白石隆浩は、どのようなミスを犯してしまったのでしょうか。

9人目の被害女性の捜索届

9月27日に6人目の犠牲者である福島市の須田あかりの捜索願が福島県警に出されます。携帯電話の記録を調べたところ、9月28日に神奈川県座間市の携帯電話基地局が須田あかりの携帯から発信があったことを突き止めます。この情報より、福島県警は神奈川県警あてに正式な捜査要請を発します。神奈川県警は4人体制で3時間の捜査をしました。

10月2日には、7人目の犠牲者であるさいたま市の久保夏海の捜索願が埼玉県警から神奈川県警に出されます。神奈川県警は2つの行方不明事件を集団自殺ではないかと考え、捜査範囲を拡大しました。ここで、神奈川県警は1つミスを犯します。事件性の無い要請だったため、防犯カメラの映像は調べていなかったのです。

最後の犠牲者になった八王子市の田村愛子は、10月21日に仕事の同僚と会ったのを最後に行方不明となっていました。心配した兄が10月24日に警視庁高尾警察署に捜索願を提出します。兄は妹のツイッターを調べます。田村愛子が行方不明になる前に「一緒に自殺してくれる人を探している」と書き込みがあったのを兄は発見します。

兄はツイッターをさらに調べ、白石隆浩のハンドルネームである「首吊り士」にたどり着きます。兄はツイッターを使って、妹の田村愛子が行方不明になったことを拡散させると、「首吊り士」を知っていると女性からリツイートがありました。兄は、この女性に白石隆浩の家に行くように依頼すると同時に神奈川県警に通報します。

協力に応じた女性は10月30日午後に、神奈川県内の駅に白石隆浩を呼び出します。同時に神奈川県警は捜査チームを待ち合わせ場所と白石隆浩のアパート周辺に配置します。

被害者と映っていた防犯カメラの映像

実は最後の犠牲者となった田村愛子の兄が警視庁高尾警察署に捜査届けを提出したあとに、捜査の段階でJR八王子駅と小田急小田原線の相武台前駅の防犯カメラに、田村愛子と白石隆浩らしき男が映っていたのを捜査班は確認していました。しかしこの段階では映っている男性が白石隆浩と断定できるものではなかったのです。

福島県警と埼玉県警から捜査協力が出ていて、白石隆浩のアパート近くで被害者たちの携帯が使われていたことまで分かっていたにもかかわらず、この段階での緻密な捜査がされなかったことが後に神奈川県警に対しての批判の材料となってしまいます。

白石隆浩の室内から遺体を発見

10月30日午後に協力者の女性と神奈川県内の駅で待ち合わせをした白石隆浩は、約束の時間通りに現れます。捜査員は、そのまま2人を尾行しました。そして2人が白石隆浩のアパートに入ると、すぐにアパートのドアをノックします。

「田村愛子さん、いらっしゃいますか?」捜査員の問いかけにとぼけていた白石隆浩でしたが、田村愛子の兄がドア越しに見えたバッグを指差し「あの白いバッグは妹のものです」と指摘しました。もう一度捜査員が「田村愛子さんはどこですか」と問いただすと「この中」と白石隆浩はクーラーボックスを指差しました。

死体遺棄容疑で逮捕

アパートに踏み込んだ高尾署捜査員は、思わずたじろいだといわれています。アパートの部屋の中にはクーラーボックスが3つと大型の箱が8つありました。中を確認すると1つは空で残り7つには頭部が入っていました。白石隆浩のアパートからは血液の付着した鋸やキリ、キッチンバサミや包丁や結束バンドなどがありました。

このようにして、白石隆浩は10月31日にまずは死体遺棄容疑で逮捕されます。
 

白石隆浩逮捕から座間9遺体事件のその後

座間9遺体事件の犯人であった白石隆浩は逮捕されました。田村愛子の兄の活躍と、協力してくれた女性がいなければ、もっと犠牲者を出していたかもしれません。座間9遺体事件のその後を調べてみました。

明らかになった殺害時期と殺害順序

クーラーボックスなどから発見された頭部は、司法解剖されました。その結果、2人は死後2週間程度、残りの7人が死後数ヶ月が経過していることが分かりました。11月6日には田村愛子の身元が判明し、残り8人の遺体も11月9日までに家族の協力でDNA型鑑定を使用して全員の身元が判明します。

まず11月20日に田村愛子についての殺人容疑で再逮捕されます。3月22日に7人目の犠牲者であるさいたま市の久保七海に対する殺人および死体損壊・遺棄容疑で再逮捕されたことで、被害者9人全員に対する白石隆浩の殺人行為が立件されました。

白石隆浩は被害者たちについて「10代後半4人、20歳くらい4人、20代後半1人」程度の認識しかしていませんでした。また殺害時期についての尋問に対しても「8月に1人、9月に4人、10月に4人」と供述していました。3人目から8人目までの殺害順序については「覚えていない」とも供述しています。

冷蔵庫から血液反応があったことに対しても「1人目と2人目は冷蔵庫に入れた」と供述しています。そのころ、2チャンネルに「50kgの肉を今日中に処理する方法教えて」という投稿がありました。噂では、これは白石隆浩の投稿だったのではないかといわれています。

国内外メディアの反応

韓国では「猟奇殺人」、アメリカでは「連続殺人犯」、イギリスでは「日本の男が7人の頭部を切断」と伝えています。AP通信では、「日本は世界有数の治安が保たれていた国だったが、最近注目を集める事件が起きている」と報道しています。

日本国内メディアは、これだけの犠牲者を出した凶悪事件である座間9遺体事件なのに、詳細な報道をしていません。事件現場の様子や白石隆浩が語る供述内容などがあまりにも異常で、報道各社が表現を自主規制をしているということです。

現在の生活に不可欠なSNSによる事件

座間9遺体事件の特徴の一つは、事件でツイッターが使われたことです。現代では生活に欠かせないSNSですが、事件の契機にもなり得ることを浮き彫りにした事件とも言えます。

白石隆浩の逮捕後、ツイッター社日本法人は、2017年11月7日に運用ルールに新項目を追加しています。それは「自殺、自傷行為をほのめかす投稿を発見した場合は助長や扇動を禁じます」というものでした。違反があれば、ツイートの削除やアカウントの削除の措置をとるとしています。

犯罪社会学者の河合幹雄教授によると、9人の遺体が発見されるのに2ケ月も時間がかかったことと発見後も被害者の身元がすぐに判明しなかった点が問題だといいます。SNSの闇という言葉がありますが、便利な道具である反面、様々なものを仮想空間の中に隠せてしまうことが問題です。

起訴後に見せた金銭への執着

東京地方検察庁立川支部が2018年4月2日に白石隆浩の精神鑑定を依頼します。翌日、白石隆浩の身柄は警視庁本部庁舎に移送され、9月3日までの5ヶ月間、専門家が精神鑑定を行いました。その結果、刑事責任能力があると認められたため、東京地検立川支部は白石隆浩を9人全員に対する強制性交等殺人・強盗殺人などの罪状で起訴しました。

起訴後には報道機関との接見が可能となります。白石隆浩は勾留先の高尾警察署で2018年9月11日にNHK記者と接見しました。NHK記者に対して金銭の要求をしたところ断られたので事件の動機などについては語りませんでした。9月14日には時事通信の記者に3万円を要求しています。また18日には、朝日新聞の記者に対しても食費の差し入れを求めています。

NHKや時事通信、朝日新聞の記者たちは金銭の支払いに応じませんでした。すると白石隆浩は雑談には応じたものの、事件については語りませんでした。

約1年後の10月に週刊誌の記者が現金を差し入れすると「今日はすべて話します。何でも聞いてください」と微笑みながら話しました。そこには反省している様子は微塵も感じなかったと後に記者は述べています。拘留中であっても自弁といって、配給される食事以外に食事を購入することができます。警察署によっては出前を許可しているところもあります。

白石隆浩はひもじい思いをしたくないからという理由で、現金を要求していました。これは、家を出てからの白石隆浩の生活がその感覚を身につけさせてしまったのだろうと専門家が見ています。

裁判までの長い道のり

座間9遺体事件は現在、公判前整理手続きの最中です。これは、被害者一人ひとりについての証拠を整理するものなので、9人も犠牲者がいる座間9遺体事件の初公判までには最低あと1年はかかるであろうといわれています。

また白石隆浩の自供はいつ翻されるか分かりません。今現在は「金が目当てで殺した」「1人目をレイプしたとき、気持ちよかったから続けた」と犯行を認め、一貫した供述しています。ところが、白石隆浩が自殺を手伝っただけだと主張を翻したら自殺幇助罪にしか問われません。この場合、殺人罪よりも軽い刑になります。

3人目の犠牲者である西中匠悟以外は全員がツイッターで自殺願望を書き込んでいます。白石隆浩の弁護側であれば、ここを盾にする可能性は十分高いと考えられています。

白石隆浩が起こした事件は世界に衝撃を与えた

座間9遺体事件は、近年稀に見る異常な事件でした。犯人の白石隆浩は遺体頭部を自宅アパートの浴室で切り落としています。切断面はすべて水平に切られています。ためらいも無く、正確に切られているということを示します。

精神鑑定の結果は判断力があると認定されていますが、遺体の、しかも頭部が入ったクーラーボックスとともに生活する精神状態は、普通とはいえません。背骨は遺棄されてしまい、腰の骨と見られていたものは、乾燥した内臓でした。

近隣住居から異臭がするとの通報が神奈川県警に寄せられたものの、相手にされなかったとの情報もありました。座間9遺体事件については、神奈川県警のミスが目立ちます。1人目の犠牲者である三浦瑞希は、白石隆浩に携帯電話を片瀬江ノ島駅周辺のトイレで捨てさせられています。事件発覚を恐れ、白石隆浩は家族たちとの連絡を絶たせるためでした。

福島・埼玉両県警からの捜査要請時の対応といい、防犯カメラのデータ利用といい、神奈川県警の後手後手感が否めない事件でした。極めつけは、これだけ時間がかかり犠牲者を増やしてしまった座間9遺体事件でしたが、最後の犠牲者である田村愛子の兄が、非常に短い時間で犯人を割り出し、しかも接触までお膳立てしたことです。

座間9遺体事件の裁判は、裁判員裁判で審理される予定です。裁判員は検察から提出された証拠品を一つ一つ確認しなければなりません。今回の事件はおぞましいもので、普通の感覚では凝視できないようなものまで含まれます。過去の裁判員裁判では、このような経験に急性ストレス障害になってしまって国に損害賠償訴訟を起こしたケースもあります。

10万円以下の過料を支払うと出頭しない選択肢もとれるようです。捜査員の一人は「辞退者が出るのではないか」とも話しています。それほど残忍な事件であったということです。

父親が行方不明になっていることも問題です。なぜ引越を急いだのか、実家に帰ってきた白石隆浩の部屋に目張りがあった理由はなんだったのか、ということが解明されていません。まだまだ白石隆浩の取調べが続いていますが、現在解明されていない点が多く残されています。真相はいまだ闇の中です。

犠牲者になった人たちは、自殺願望があるほど精神的に追い詰められていたとはいえ、なぜツイッターで知り合ってすぐに白石隆浩の家に上がってしまったのでしょうか。2017年11月10日に当時の内閣官房長官であった菅義偉は「SNSを利用した犯罪の再発防止策を強化するための関係閣僚会議」を開催しています。

事件の全容が解明されることと、再発防止の具体的方法が実施されることが望まれます。座間9遺体事件は、本当に恐ろしい事件でした。

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